ツール・ド・フランス第12ステージを闘い終えた選手たちのコメント。

ニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク)出典:letour.fr
優勝者インタビューに臨むニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク)優勝者インタビューに臨むニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク) photo:Makoto Ayano「序盤はアタックの嵐だった。ハイスピードな展開で、まさにロードレースっていう感じだった。先に飛び出していたグループに追いつけてラッキーだったと思う。逃げグループは完全に協調していた。いいグループに入れたよ。これまでの最高の勝利はブエルタ・ア・エスパーニャでのステージ優勝だった。でも今はこの勝利が最高だ。最高に嬉しいよ。」

「34歳の年齢でこのパフォーマンスを持続するのは大変なんだ。ロードレースを始めた19歳の時から現在に至るまで、ずっと長く現役生活を送りたいと思っていた。今日の勝利で、この年でも勝てることを証明出来たよ。」

「ラスト20kmでアタックしようと思ったきっかけは、逃げグループの中にペッリツォッティがいたから。彼はスプリントでとても強くて、7名の中では最強だったと思う。だから早めに揺さぶりをかけて、タフな展開に持ち込みたかったんだ。ゴールが近いて後ろを振り返って見ると、赤いクルマがいたので後続がどれぐらい離れているのか分からなかった。ちょっとナーバスになったけど、何とか逃げ切れて良かったよ。」

サクソバンクのビャルヌ・リース監督 出典:team-saxobank.com
「ニキ(・セレンセン)はこの勝利に値する男だ。彼は長年チームメイトに忠誠を誓ってアシストとして走ってきた。彼は今日のような展開が得意。今日は何か狙っている予感はしていたよ。先頭グループを追ってメイン集団からカウンターアタックする直前まで、彼はボトル運びに従事していた。」

エゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル)出典:letour.fr
マイヨアポワを守ったエゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル)マイヨアポワを守ったエゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル) photo:Makoto Ayano「フランコ・ペッリツォッティがここ数日間で見せたような調子の良さが、長続きしないことを願っている。彼はとても強い。彼が今日のような攻撃を続けるなら、マイヨアポワを守りきるのは不可能に近い。今日は山岳ポイントと同時にステージ優勝も狙っていた。最大の目標はステージ優勝だったんだ。でもニキ・セレンセンは強かった。単独で逃げ切ってしまうなんて、本当に強い選手の証拠だ。」

「イライラはしていないよ。例年以上に脚が回っているので、今はこの調子が続けばいいと思っている。これまでも、これからもジャージキープを狙って走る。でもいつまで着続けるかは分からない。」

リナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)出典:letour.fr
この日もマイヨジョーヌを守ったリナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル)この日もマイヨジョーヌを守ったリナルド・ノチェンティーニ(イタリア、アージェードゥーゼル) photo:Makoto Ayano「今日は決して楽なステージではなかった。最初の2時間は信じられないようなスピードで進んで、逃げが決まってからも総合で危険なセレンセンが入っていたので気が抜けなかった。チームは序盤から働き詰めで、後半にかけても集団を引いて逃げとのタイム差を2分にキープ。スプリンターチームが協力すると思ったけど、どのチームも前に出てこなかったので追走をやめたんだ。」

「明日はアスタナが協力して、楽なステージになることを望んでいるよ。チポッリーニやパンターニと(マイヨジョーヌ着用日数が7日間で)並んだことを誇りに思う。引退後もヒストリーブックに名前が残るような功績だ。」

カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)出典:davitamon-lotto.com
「ステージ8位をかけてのスプリントだったにもかかわらず、集団はかなり本気モードだった。目の前の選手が落車したのはラスト3kmを切ってから。避けきれずに突っ込んでしまった。少し膝に痛みがあるから、ゴール後、バイクではなくバスでホテルに向かった。(ゴールからホテルまで)距離はたった4kmだったけど、明日のことを考えて安静にした。」

「今日のレース序盤はクレイジーだった。延々ゴールスプリントが続いているようなアタック合戦だったよ。躊躇わずにそれに合わせてアタックを仕掛けてみた。アタックにはライプハイマーが反応して、一時はコンタドールもついてきた。スペイン人(コンタドール)は忙しそうだ。」

リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、アスタナ)出典:astana-cyclingteam.com
「(落車で痛めた)手首が痛む。でももっと悪い状況も起こり得た。左コーナーでタイヤが滑り始めた時は焦ったよ。コーナーの外側までスライディングしてしまった。明日も手首の痛みはひかないと思う。」

「レース序盤にアンディ・シュレクがアタックしたとき、これが自分の役割だと思って一緒に集団から飛び出してついていった。メイン集団から20人ぐらいが飛び出した形になったけど、長くは続かなかった。」

最新ニュース(全ジャンル)