肺の感染症と膝の状態悪化によってジロ・デ・イタリアを途中リタイアした「ウィゴ」ことブラドレー・ウィギンズ(イギリス、スカイプロサイクリング)。膝の状態が好転せず、調整が大幅に遅れた影響で、ツール・ド・フランスを欠場することが決まった。

ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、スカイプロサイクリング)ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、スカイプロサイクリング) photo:Riccardo Scanferla5月31日にスカイプロサイクリングが公式リリースを出して明らかにしたところによると、ジロ離脱後、ウィギンズはイギリスに帰国。自宅で療養していたが、トレーニングを再開することが出来ずにいた。

ウィギンズはジロ期間中に患った肺の感染症に加え、左膝の炎症も抱えている。チームドクターのリチャード・フリーマン医師によると、感染症の治療は完了したが、膝の回復が当初の予定よりも大幅に遅れている言う。トレーニング復帰まで早くてもあと数週間かかる見込み。すでにウィギンズはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネとツール・ド・スイス出場のメンバーから外れていた。

チームのデーヴ・ブレイルスフォード代表はリリースの中で「病気と怪我、そして治療の状況を見て判断したところ、ブラッド(ウィギンズ)の状況はツールに間に合わない地点にまで達してしまっている。彼を(ツールの)セレクションに加えることは出来ない。ジロ以降、ブラッドはハードなトレーニングをこなせず、更なる療養を必要とした。スポーツでは起こり得ることだが、チーム全体やもちろんブラッド本人にとって、多大な失望であることに間違いは無い」と語っている。

ウィギンズ本人は「ツールに出場できないことに大きな失望を感じている。チームのため、沿道に駆けつけるファンのために、何としても出場したかった。でもそれは実現しそうにない。ツールに必要なトレーニングをこなすことが出来ずにいる」とコメント。同時に「ツールに間に合わないという現実を受け入れることで、怪我の心配がなくなり、時間に追われる必要がなくなる。そのことに安堵感を覚えてしまう」という正直な気持ちも打ち明けている。

スカイプロサイクリングは昨年総合2位のクリス・フルーム(イギリス)をエースに立ててツール連覇を目指す。フルームは今シーズンすでにツアー・オブ・オマーン、クリテリウム・アンテルナシオナル、ツール・ド・ロマンディで総合優勝。アシストとしてパリ〜ニース総合優勝のリッチー・ポルト(オーストラリア)らが揃っており、ウィギンズは「チームにはセレクションの準備が整った好調な選手が大勢いる。パフォーマンスに関して妥協のないハイレベルなセレクションになるだろう」と念を押している。ウィギンズ抜きでもツールで主役を担うほどの戦力が揃っている。

text:Kei Tsuji
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