チャンピオンシステムをスポンサーに加え、2年目のシーズンを迎えるキャノンデール・チャンピオンシステム。2月11日、都内で開催されたチームプレゼンテーションで2013年シーズンを戦う陣容が発表された。
プレゼンテーションで披露されたキャノンデール・チャンピオンシステムの陣容 photo:So.Isobe
設立初年度の2012年、Jプロツアー第2戦でチームTTで優勝したキャノンデール・スペースゼロポイント(当時) photo:HIdeaki.TAKAGI都内のカフェレストランで開催されたキャノンデール・チャンピオンシステムのチームプレゼンテーション。取材陣やチームスポンサー、関係者が集まるその前で、2013年シーズンを走る全8名の選手が新しいチームジャージ姿を披露した。
MTBから転向した山本和弘は大きな注目を集める存在 photo:So.Isobeゼネラルマネージャーを務める佐藤成彦氏の挨拶で幕開けたプレゼンテーション。昨シーズンJプロツアーチームランキング2位を獲得したチームは、今年からキャノンデール・チャンピオンシステム(UCIコンチネンタルチームとしての登録名はC PROJECT)として活動する。2013年シーズンにチームが掲げる目標は以下の3つだ。
「ヨーロッパを始め世界中のプロツアーで通用するトップ選手の輩出」と、「日本のロードレースファンやその他層における、ロードレースの認知度向上と広報活動」、さらに「チームの活躍と実績を通じて、サイクルスポーツの魅力をより多くの人に伝える」こと。
メインスポンサーを務めるキャノンデール・ジャパン社長のマリオ・スタイン氏は、プレゼンテーションには参加出来なかったものの、「チームのビジョンは、将来、キャノンデール・プロサイクリングチームで活躍するライダーの日本における育成プログラムを創ることです。我々は、日本のトップレベルの若手選手に、最高のロードバイクで最高のトレーニングを行い、将来、世界を舞台に走るための最高のレースを、ここ日本で繰り広げて欲しいと考えています。とプレスリリースでメッセージ。
チームのスポンサーを務めるキャノンデールとチャンピオンシステムは、いずれもキャノンデール・プロサイクリングとチャンピオンシステムプロサイクリングチームというUCIプロツアー、プロコンチネンタルチームをそれぞれ保有しているため、海外に向かってステップアップできる環境も整えられる。
国内のロードレース普及活動については、チームや選手が積極的にSNSを使うことで行なっていきたいという考えだ。
特に山岳で強さを発揮する森本誠 photo:So.Isobe
ベルギーを中心に海外レース経験を持つ大場政登志 photo:So.Isobe
選手陣容も昨年から大きく様変わりし、8人のメンバーの内継続選手は遠藤績穂、岡篤志、原川浩介の3名。今年から大場政登志、澤田賢匠、高宮正嗣、森本誠、山本和弘が新たに加わった。
これによって平坦レースはスピードのある澤田賢匠と高宮正嗣、スプリンターの大場政登志のコンビで。森本誠やMTBから転向した山本和弘の加入は山岳コースでの高いチーム力へと繋がる。
シエルボ奈良から加入した澤田賢匠は独走力に秀る photo:So.Isobe
鹿屋体育大学から加入した高宮正嗣。4kmチームパーシュートで学生記録を保持する photo:So.Isobe
若手からベテラン選手までが名を連ねることで選手層もより厚みが増した印象を受けるキャノンデール・チャンピオンシステム。世界の舞台を経験している山本和弘、そしてベルギー経験のある大場政登志からのフィードバックは、チームにとって大きなプラス材料だ。
MTBからの転向で注目を集める山本和弘は、「山岳やタフコンディションのレースでは自分の走りを、平坦レースでは徹底的にアシストを務めたい。今年1年はチャレンジの年。全力で楽しんでレースに臨みたい」と終始集中した表情を崩さず語った。
佐藤成彦ゼネラルマネージャー photo:So.Isobe選手の移籍が多く、大きく陣容を変えるチームが多い2013年シーズンの国内チーム。その中で昨年に増して存在感を高めるキャノンデール・チャンピオンシステム。
佐藤GMは「3つのチーム目標に加え、昨年2位だったJプロツアーのチームランキングを、今年こそは1位に持っていきたい。チーム一丸となってシーズンを戦う」とコメント。チームの初戦は4月7日に日本CSCで開催されるチャレンジサイクルロードだ。
キャノンデール・チャンピオンシステムチームバイク キャノンデール SUPERSIX EVO
キャノンデール・チャンピオンシステムが駆るのは、メインスポンサーを務めるキャノンデールのフラッグシップモデル、SUPERSIX EVO。キャノンデール独自のバリスティックカーボンを採用した軽量バイクで、その性能はペーター・サガンやイヴァン・バッソなど、キャノンデール・プロサイクリングに所属する選手の活躍で証明済みだ。
チームバイクとして供給されるキャノンデール SUPERSIX EVO photo:So.Isobe
SRAM REDをメインコンポーネントに採用するが、クランクはチェーンリング全てを一体成形、変速精度をアップしたキャノンデールオリジナルの新SiSL2を搭載する。バイクはチームカラーのグリーンが各部にあしらわれ、KMC製チェーンとSRAM REDはグリーンカラーのスペシャルエディションだ。
ホイールとタイヤのセットはマヴィックで、ステムやハンドル、シートポストはFSAで統一。ペダルはスピードプレイ、サドルやバーテープはフィジークで統一されるなど、UCIプロツアー登録のキャノンデール・プロサイクリングチームとほぼ同様の構成に仕上げられている。
キャノンデールオリジナルのSiSL2クランク。チェーンはグリーンカラーの特別品 photo:So.Isobe
チームカラーに彩られたSRAM RED photo:So.Isobe
キャノンデール・チャンピオンシステム陣容
遠藤 績穂 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
岡 篤志 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
原川 浩介 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
大場 政登志 (Team EURASIA より移籍)
澤田 賢匠 (CIERVO NARA PRO CYCLING TEAM より移籍)
高宮 正嗣 (鹿屋体育大学自転車競技部より加入)
森本 誠 (イナーメアイランド信濃山形より移籍)
山本 和弘 (Cannondale Racing Team(MTB) より移籍)
ゼネラルマネージャー 佐藤 成彦
アシスタントマネージャー 岩切 玲
監督 佐藤 成彦
メカニック 日比谷 篤史
text&photo:So.Isobe



「ヨーロッパを始め世界中のプロツアーで通用するトップ選手の輩出」と、「日本のロードレースファンやその他層における、ロードレースの認知度向上と広報活動」、さらに「チームの活躍と実績を通じて、サイクルスポーツの魅力をより多くの人に伝える」こと。
メインスポンサーを務めるキャノンデール・ジャパン社長のマリオ・スタイン氏は、プレゼンテーションには参加出来なかったものの、「チームのビジョンは、将来、キャノンデール・プロサイクリングチームで活躍するライダーの日本における育成プログラムを創ることです。我々は、日本のトップレベルの若手選手に、最高のロードバイクで最高のトレーニングを行い、将来、世界を舞台に走るための最高のレースを、ここ日本で繰り広げて欲しいと考えています。とプレスリリースでメッセージ。
チームのスポンサーを務めるキャノンデールとチャンピオンシステムは、いずれもキャノンデール・プロサイクリングとチャンピオンシステムプロサイクリングチームというUCIプロツアー、プロコンチネンタルチームをそれぞれ保有しているため、海外に向かってステップアップできる環境も整えられる。
国内のロードレース普及活動については、チームや選手が積極的にSNSを使うことで行なっていきたいという考えだ。


選手陣容も昨年から大きく様変わりし、8人のメンバーの内継続選手は遠藤績穂、岡篤志、原川浩介の3名。今年から大場政登志、澤田賢匠、高宮正嗣、森本誠、山本和弘が新たに加わった。
これによって平坦レースはスピードのある澤田賢匠と高宮正嗣、スプリンターの大場政登志のコンビで。森本誠やMTBから転向した山本和弘の加入は山岳コースでの高いチーム力へと繋がる。


若手からベテラン選手までが名を連ねることで選手層もより厚みが増した印象を受けるキャノンデール・チャンピオンシステム。世界の舞台を経験している山本和弘、そしてベルギー経験のある大場政登志からのフィードバックは、チームにとって大きなプラス材料だ。
MTBからの転向で注目を集める山本和弘は、「山岳やタフコンディションのレースでは自分の走りを、平坦レースでは徹底的にアシストを務めたい。今年1年はチャレンジの年。全力で楽しんでレースに臨みたい」と終始集中した表情を崩さず語った。

佐藤GMは「3つのチーム目標に加え、昨年2位だったJプロツアーのチームランキングを、今年こそは1位に持っていきたい。チーム一丸となってシーズンを戦う」とコメント。チームの初戦は4月7日に日本CSCで開催されるチャレンジサイクルロードだ。
キャノンデール・チャンピオンシステムチームバイク キャノンデール SUPERSIX EVO
キャノンデール・チャンピオンシステムが駆るのは、メインスポンサーを務めるキャノンデールのフラッグシップモデル、SUPERSIX EVO。キャノンデール独自のバリスティックカーボンを採用した軽量バイクで、その性能はペーター・サガンやイヴァン・バッソなど、キャノンデール・プロサイクリングに所属する選手の活躍で証明済みだ。

SRAM REDをメインコンポーネントに採用するが、クランクはチェーンリング全てを一体成形、変速精度をアップしたキャノンデールオリジナルの新SiSL2を搭載する。バイクはチームカラーのグリーンが各部にあしらわれ、KMC製チェーンとSRAM REDはグリーンカラーのスペシャルエディションだ。
ホイールとタイヤのセットはマヴィックで、ステムやハンドル、シートポストはFSAで統一。ペダルはスピードプレイ、サドルやバーテープはフィジークで統一されるなど、UCIプロツアー登録のキャノンデール・プロサイクリングチームとほぼ同様の構成に仕上げられている。


キャノンデール・チャンピオンシステム陣容
遠藤 績穂 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
岡 篤志 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
原川 浩介 (キャノンデール・スペースゼロポイント 2年目)
大場 政登志 (Team EURASIA より移籍)
澤田 賢匠 (CIERVO NARA PRO CYCLING TEAM より移籍)
高宮 正嗣 (鹿屋体育大学自転車競技部より加入)
森本 誠 (イナーメアイランド信濃山形より移籍)
山本 和弘 (Cannondale Racing Team(MTB) より移籍)
ゼネラルマネージャー 佐藤 成彦
アシスタントマネージャー 岩切 玲
監督 佐藤 成彦
メカニック 日比谷 篤史
text&photo:So.Isobe
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