1990-2012 聖地 宇都宮からの発進

彗星の如く出現した、地域密着型という新たなスタイルを持ったプロロードチーム“宇都宮ブリッツェン”。
なぜ宇都宮なのか? チームが目指す地域密着とはどのようなことなのか?
その答えは栃木出身でもあるチーム監督、柿沼の想いにあった。


宇都宮ブリッツェンのエンブレム宇都宮ブリッツェンのエンブレム 今年から、地元の栃木県で新たなロードレースチームを立ち上げました。
“日本初の地域密着型プロロードレースチーム、宇都宮ブリッツェン”。
ロードレースというスポーツに興味を持つ方なら、誰もが耳にした事がある「ジャパンカップ」の開催地、宇都宮。

遡る事19年前の1990年、中野浩一氏の、世界選手権・スプリント10連覇という偉業を記念して、日本で自転車競技の世界選手権が行われました。

ロードレースの舞台となったのが宇都宮でしたが、当時宇都宮市で“ロードレースの何たるか”を知る人は少なく、開催してみて初めて、「ロードレースというスポーツの世界的な人気に驚かされた」という話を聞いたことがあります。

その世界選手権を記念して、1992年から継続して開催されてきたジャパンカップ。
既に宇都宮市民の間では、耳慣れてきた感もありますが、しかしながら実際にレース会場に足を運んだ方は少ないのが現状です。

今年から、地元の栃木県で新たなロードレースチームを立ち上げました。
“日本初の地域密着型プロロードレースチーム、宇都宮ブリッツェン”。
ロードレースというスポーツに興味を持つ方なら、誰もが耳にした事がある「ジャパンカップ」の開催地、宇都宮。

遡る事19年前の1990年、中野浩一氏の、世界選手権・スプリント10連覇という偉業を記念して、日本で自転車競技の世界選手権が行われました。

ロードレースの舞台となったのが宇都宮でしたが、当時宇都宮市で“ロードレースの何たるか”を知る人は少なく、開催してみて初めて、「ロードレースというスポーツの世界的な人気に驚かされた」という話を聞いたことがあります。

その世界選手権を記念して、1992年から継続して開催されてきたジャパンカップ。
既に宇都宮市民の間では、耳慣れてきた感もありますが、しかしながら実際にレース会場に足を運んだ方は少ないのが現状です。

宇都宮で毎年開催されるジャパンカップの様子宇都宮で毎年開催されるジャパンカップの様子 レース会場には、ツール・ド・フランスでマイヨジョーヌ着用経験のある選手や、ジロ・デ・イタリアのチャンピオン、世界選手権で優勝争いをするような選手まで、世界屈指の選手達が集結しているにもかかわらず、このレースの素晴らしさを、宇都宮市民や栃木県民の方々に十分伝えきれていないもどかしさを、感じずにはいられないのも事実です。

今から10年ほど前、私がイタリアでのレースに参戦していた時、北イタリアのヴァレーゼという街を拠点としていましたが、3月に開催される“ミラノ〜サンレモ”というクラシックレースで、その街出身の選手(ガブリエーレ・コロンボ)が優勝しました。

運良くヴァレーゼに滞在していた私は、トレーニングに出た先々で、通りがかりの人に話し掛けられたのを覚えています。

「キミもコリドーレ(自転車選手)か!?、ところでガブリエレ・コロンボを知ってるかい? 彼は私が育てたんだ」
最初は真に受けた私も、同じセリフを毎日のようにアチらコチらで聞くようになって気づきました。「確かに、この街がコロンボを育てたんだ」と。

宇都宮市に拠点を置き、トレーニングし、生活する。市民県民の方々との親しくさせて貰う事で、「自分達のチーム」という親近感を持って貰い、チームの活動に一喜一憂して貰う。

そして、10月のジャパンカップで会場に足を運んで貰えたら、このチームは本当の意味で地域に密着できると思います。 世界屈指の選手を迎え討ち優勝する事は、想像を超える難しさがありますが、ジャパンカップ開催の地をホームに持つチームとしては、これに勝る目標設定はありません。

3年後の2012年、10月。宇都宮市で、市民と県民の皆さんが雄叫びをあげるシーンのイメージを、時間をかけながら育てて行きたいと思います。

宇都宮ブリッツエンのフルメンバーとスタッフ宇都宮ブリッツエンのフルメンバーとスタッフ

プロフィール
柿沼 章 かきぬまあきら
1972年生 36歳
様々なチームを渡り歩き、2009地元宇都宮を拠点にする新チーム「宇都宮ブリッツェン」の選手兼任監督に就任。選手としての豊富な経験を活かし、新チームの強化に尽力する。
酒をこよなく愛する侍である。

宇都宮プリッツェンプロレーシングチーム公式サイト
Panaracer バリアントEVO3 PT
宇都宮ブリッツェンが今シーズンを共に闘うオールラウンドレーシングタイヤ。このタイヤはジャパンカップのテクニカルコーナーを攻める彼らから絶対的な信頼を得ている。

700×23C/230g
700×25C/260g
ブラックサイド、レッドサイド
注)重量は平均重量のため実際の製品重量とは多少の誤差があります。

税込参考価格:5660円
Panaracerサポート選手の注目リザルト 2009年2月
ツール・ド・ランカウイ(UCI 2.HC)第1ステージ9位、第2ステージ10位、第4ステージ4位
清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)
関連ニュース:ツール・ド・ランカウイ2009
ウーマンズ・ツアー・オブ・ニュージーランド(UCI 2.2)第1ステージ10位、第2ステージ7位
CHISAKO(宇都宮ブリッツェン:日本代表遠征)
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