3月6日(日)、愛知県豊川市下条橋特設河川敷コースで第24回ゴールドカップが開催された。日本マウンテンバイク協会が主催する、MTBレースでは歴史のある「元祖草レース」と呼ばれている人気大会だ。生憎の曇り空だったものの参加者は暖かい雰囲気の中みんなで楽しんだ。

豊川市下条橋特設河川敷コースに集まった選手たち豊川市下条橋特設河川敷コースに集まった選手たち photo:Akihiro.NAKAO

春先のシーズンインのMTBレースとして親しまれているゴールドカップは、JMA(日本マウンテンバイク協会)が主催者として開催され、トップクロスカントリー選手も招待選手として来ることもあって長年親しまれている大会だ。リピート参加者も多く、毎年「シーズン開幕前の足慣らしに」と言う人は多いようだ。
今回は松本駿・小笠原崇裕(OGA-STYLE)・江下健太郎(over-do)らが招かれ、クロスカントリーレース出場とスクールコーチを担当した。

小笠原 崇裕(OGA-STYLE)小笠原 崇裕(OGA-STYLE) photo:Akihiro.NAKAO松本駿松本駿 photo:Akihiro.NAKAO江下健太郎(over-do)江下健太郎(over-do) photo:Akihiro.NAKAO


誰でも楽しめる変化に富んだコース

コースは河川敷の河原に作られた一周2.2km。アップダウンは少ないものの、コーナリングのテクニックを試されるコースレイアウトで、作られたコブ・緩い傾斜のあるバームコーナー・小さいながらもジャンプ台があったりと、初心者でもMTBの醍醐味を楽しめるコースとなっている。

迷路のような入り組んだコースを走る迷路のような入り組んだコースを走る photo:Akihiro.NAKAO草むらの中に作られた豊川河川敷コース草むらの中に作られた豊川河川敷コース photo:Akihiro.NAKAO

レースの運営からコースを造成・管理しているJMA愛知支部で豊橋市にあるカントリーモーニングの店長さんは「初心者の人にあまり難しくならいようにコースをレイアウトしています」とのこと。「レース自体はアットホームな雰囲気を重視していますね」とも。
愛知でおなじみのカントリーモーニング店長愛知でおなじみのカントリーモーニング店長 photo:Akihiro.NAKAOJMA主催の伝統ある草レースだJMA主催の伝統ある草レースだ photo:Akihiro.NAKAO


招待選手の走りで湧いたショートクロスカントリーと子供達の真剣な走り

レースは午前中はショートクロスカントリーが行われ、スポーツ・ウィメンとエキスパートクラスにはオープン参加の招待選手らが出場した。

10周のレースは序盤から小笠原崇裕が独走して後続を大きく離して行く。2番手には松本駿が走るものの、中盤から後退して江下健太郎に抜かれてしまう。
結果は小笠原の勝利。2位江下、3位松本となった。一般参加では4番手にゴールした畦地利哉(e-Bridge VeLO)が勝利した。

華麗なライディングを見せる松本駿華麗なライディングを見せる松本駿 photo:Akihiro.NAKAO畦地 利哉(e-Bridge VeLO)畦地 利哉(e-Bridge VeLO) photo:Akihiro.NAKAO

小笠原 崇裕(OGA-STYLE)小笠原 崇裕(OGA-STYLE) photo:Akihiro.NAKAO江下健太郎(over-do)江下健太郎(over-do)


次のキッズレースは年齢別からレース経験ありのチャレンジとレース体験をしたいエンジョイに分かれる。未就学児の可愛い競争から、チャレンジの高学年になると大人顔負けの力強い走りを披露したり、二人でデッドヒートを繰り広げたりと、親達も応援に力を入れた。

子供たちの熱いバトル子供たちの熱いバトル photo:Akihiro.NAKAO誰が一等賞かな?誰が一等賞かな? photo:Akihiro.NAKAO

みんなで楽しむ2時間エンデューロ

最後はゴールドカップで人気のある2時間エンデューロは、チームとソロクラス合わせて約100チームの参加があった。トップはライバルの間で熱戦が繰り広げられ、そうでない参加者はチーム員と交代毎に倒れる人たちも続出。「がんばれー」の声に元気よく応える参加者もいておおいに盛り上がった
レースの結果は、チームは19周でKYB racingが、ソロは21周で北山恵がそれぞれ優勝した。

 2時間エンデューロのスタート 2時間エンデューロのスタート photo:Akihiro.NAKAOエンデューロでは大人・子供も混じって走るエンデューロでは大人・子供も混じって走る photo:Akihiro.NAKAO


仲間とたっぷり楽しんだ! エンデューロの参加者たち

愛知のショップ「りんきち」チーム。「毎年の参加で、初参加の人たちにもお勧めのイベント」だとか。

りんきちチームりんきちチーム photo:Akihiro.NAKAO

愛知のショップ「もっくす」チーム。「20名の内10名は初参加です。2時間たっぷり楽しめてお腹いっぱい。来年も参加したい!」

もっくすチームもっくすチーム photo:Akihiro.NAKAO

滋賀から参加の「ヒュッテ・イヌネコ」のおふたり。右の方、変わった格好ですね!それは何?「ヘルメットにつけたiPod touchでUstream中継していたものの、息が上がって喋れませんでした」

 ヒュッテ・イヌネコ のおふたり ヒュッテ・イヌネコ のおふたり photo:Akihiro.NAKAO

2時間エンデューロ・チームの部で「ゴールドカップで初優勝しました」。チームKYBの原田・中江組。

チームKYBチームKYB photo:Akihiro.NAKAOキッズではお菓子が貰えて大喜びキッズではお菓子が貰えて大喜び photo:Akihiro.NAKAO

ショートXCエキスパート表彰ショートXCエキスパート表彰 photo:Akihiro.NAKAO2時間エンデューロソロ表彰2時間エンデューロソロ表彰 photo:Akihiro.NAKAO

表彰の後は小笠原選手と主催者からの景品プレゼントを争うジャンケン大会ででおおいに盛り上がった。

レースの雰囲気はフォトギャラリーにてお楽しみください。

photo&text:Akihiro.NAKAO

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