中国地方のヒルクライム大会としては、最大級となる「飯南ヒルクライム2010」が島根県飯南町の大自然を舞台として7月18日(日)に開催される。中国地方の屋根を制覇するような気分を味わえる、絶景のヒルクライム大会だ。

絶景の山並みを見られるコース設定だ絶景の山並みを見られるコース設定だ ゴール付近には素晴らしい眺望が待っているゴール付近には素晴らしい眺望が待っている


ロードバイク人気の高まりとともに、このところ各地のヒルクライムイベントの人気が高まっている。他者との駆け引きやレース展開が成績を左右するロードレースと違い、シンプルに坂を登るヒルクライムの場合は自分のペースで淡々と、終始自分との闘いとなることが多い。そして孤独な闘いを終えたゴール地点から、もし素晴らしい眺望が見られたら、例えようのない達成感を味わうことができるだろう。

今年で4回目を迎える「飯南ヒルクライム2010」は、そんな達成感を味わうには絶好のヒルクライムイベントだ。

ヒルクライムは孤独な自分との闘いヒルクライムは孤独な自分との闘い

■全長13km、高低差600m 後半が勝負所のコース設定
コースは島根県飯南町頓原から大万木山(おおよろぎさん)へ至る、全長13km、高低差600mの上りをメインとした山岳コース。大万木山 (おおよろぎさん)は、出雲風土記にも登場する標高1,218mの中国山地を代表する名峰だ。

琴引フォレストパーク下のスタート地点は標高約550m。スタートして広域農道や谷沿いの道を走り、歴史上の難所である荒鹿坂を経て、絶景のパノラマを誇るゴール(標高約1,050m)に向かう。全長13km、高低差600mのうち後半の7kmで高低差約550mを登るというコース設定。
コース前半は、高低差のある広域農道がいきなり選手達を振るい落としにかかり、中盤は谷沿いの視界の狭いうねった坂道が待ち構え、勝負所の後半には10% を超える激坂とともに雄大な大万木山がその姿を現すという、疲労のたまった後半にも楽しみが待ち構えるコース設定だ。

コースマップと高低図 コース後半が勝負所コースマップと高低図 コース後半が勝負所

大自然に包まれるようにゴールを目指す大自然に包まれるようにゴールを目指す ■走り終えた者だけに壮大な景色が待っている
ゴール手前の2kmからは、国立公園三瓶山を中心とした山々が遠くから選手達を迎え、大自然に包まれるようにゴールを目指すことができる。
ゴールにたどり着くと、天気が良ければ180°の大パノラマが広がる素晴らしい眺望が待っている。全国屈指の眺望を誇る壮大な景色を目の当たりにすれば、完走後の達成感と例えようのない充実感を味わうことができる。


■ヒルクライムの難易度は中級レベル!?
高い山の少ない西日本では、トップレベルのコースといえる飯南ヒルクライム。
ヒルクライムとしての難易度は、全国各地のヒルクライムコースの中では中級レベルと考えられるので、初心者にも足に憶えのあるエキスパートにも、幅広くチャレンジできるコース設定といえるだろう。


■地元の特産品も味わえるチャンス!
開催場所となっている島根県飯南町は、自然に囲まれた静かな里山の町。今回の飯南ヒルクライムは、地元を上げて大会を盛り上げている。
地元の特産品が多数用意される予定なので、美味しい味覚を味わえるチャンスも。

自然に囲まれた静かな里山からスタート自然に囲まれた静かな里山からスタート 毎回地元を上げて大会を盛り上げている毎回地元を上げて大会を盛り上げている


■バーベキューが食べ放題!楽しい前夜祭を開催
大会前日の7月17日(土)には、飯南町琴引フォレストパークのバーベキュー広場で前夜祭を開催。
地元ならではの美味しい味覚と、なんとメインのバーベキューには、いのしし肉バーベキューが用意される予定。しかも料理は食べ放題!さらに賞品付きのビンゴ大会も予定されている。
これで、激坂挑戦の前夜にしっかりスタミナをつけて大会に挑める!?でも食べ過ぎにはご注意を。
なお、前夜祭の参加には大会とは別に申し込みと参加費が必要なので、7月9日(金)までに専用アドレスへメールで申し込むこと。
<前夜祭>
7月17日(土)18:30ー21:00
場所:飯南町 琴引フォレストパーク バーベキュー広場
参加費:男性 2,000円  女性 1,500円  小学生 1,000円(未就学児は無料です)
バーベキュー料理他、食べ放題!(ドリンクは別途)
※2010年7月9日(金)までに、代表者の氏名・参加人数の内訳を下記アドレスへメールのこと。
前夜祭申し込みアドレス
[email protected]

会場ではお楽しみイベントも催される会場ではお楽しみイベントも催される スタートを待ち構える参加者たちスタートを待ち構える参加者たち


■参加申し込み
飯南ヒルクライム2010ホームページに、詳しいエントリー方法が記載されている。すでにエントリーを開始して、締め切りは2010年7月2日(金)までとなっている。

飯南ヒルクライム公式ホームページには、コースの紹介やアクセス方法、宿泊案内や周辺の観光についてのリンクもあるので、ぜひ事前にチェックしておきたい。

高低差600mを自分のペースで登って行く高低差600mを自分のペースで登って行く
■飯南ヒルクライム2010 大会概要
<開催日程>
7月17日(土)
駐車場オープン  12:00
前日受付・試走※ 13:00~18:00
前夜祭(懇親会) 18:30〜21:00
※試走は交通規制を行いません。個人の責任の範囲で行ってください。

7月18日(日
受付   6:00~7:15
開会式   7:30
スタート 8:15
ゴール   10:15 まで
下山   10:15〜11:15
表彰式、ジャンケン大会 11:15

<会場>
琴引フォレストパーク、及び琴引ビレッジ山荘駐車場

<主催/主管>
NPO法人サイクリストビュー/飯南ヒルクライム実行委員会

<開催クラス>
レディースクラス (中学1年生以上の女性)
一般男子Aクラス (中学1年生~29歳の男性)
一般男子Bクラス (30~39歳の男性)
一般男子Cクラス (40~49歳の男性)
一般男子Dクラス  (50歳以上の男性)

<参加費>
中学生・高校生 3,000円(税込)
中高生以外の男女 5,000円(税込)
※交通宿泊費・食費別途

<申込期限>
2010年7月2日(金)