クロスカントリーからダウンヒルバイクに至るまで幅広いカテゴリーのMTBを数多くリリースしてきたトレック。今回紹介するRoscoe8(ロスコー8)は、27.5+タイヤにドロッパーシートポスト、120mmストロークのサスペンションを装備した、トレイルを楽しむのにぴったりなハードテールモデルだ。



トレック Roscoe8トレック Roscoe8 (c)トレック・ジャパン
走行するシチュエーションに合わせて様々なスペックのバイクが細かく用意されているMTB、初めての一台を選ぶ際にどのバイクを選んで良いかわからないということもあるのではないだろうか。レースには出ないけれど、オフロードライドを楽しみたいビギナーにとってピッタリなバイクとして「Roscoe8」がリリースされる。

トレックが誇るハイグレードのアルミ素材Alpha Goldを使用したハードテールフレームには、ロックショックス製120mmトラベルのフロントサスペンションが搭載される。オールマウンテン系とクロスカントリー系の中間に位置するストローク量のサスペンションとなっているため、段差が多いトレイルなどもカバーしてくれるはずだ。

アッセンブルされるタイヤは定着した感のある27.5+サイズ。通常のクロスカントリーモデルよりも格段に太いタイヤは、初心者でも安心できるグリップ力を実現している。既にオフロードを走り慣れた人ならば、トレイルを思い切り楽しめるはずだ。また、タイヤの外径が29インチ相当となるため、段差を乗り越える走破性なども27.5ホイールと通常幅のタイヤとの組み合わせよりも高くなっている。

幅広のタイヤを装備しているため下りも思うように攻めることができる幅広のタイヤを装備しているため下りも思うように攻めることができる (c)トレック・ジャパン
ドライブトレインはスラムNXの1×11スピード仕様で、フロントは28T、リアは11-42Tという構成だ。ブレーキセットはシマノM315という油圧ディスク。ハンドルバーやステム、サドルなどはボントレガー製で固められている。コンポーネントで注目のポイントは、ドロッパーシートポストが標準装備とされていることだ。気軽にサドル高を調整することができるため、操作性や安定性をシチュエーションにあわせられる。ドロッパーポストのケーブルも含めて全て内装されるため、メンテナンス頻度も低くなるはず。

オフロードライドを楽しむための最新規格が詰め込まれたハードテールバイク、Roscoe8。価格は139,000円(税抜)と比較的安価な設定とされているため、これからマウンテンバイクを始めるというビギナーにもぴったりだし、シャカリキに走らないベテランのセカンドバイクとしても十分な性能を持っている。Roscoe8は期間限定販売となるため、気になる方は早めにトレック正規販売店でチェックをしたほうがよいだろう。納期は2018年の2月を予定している。

ツーリングなどにも最適なMTBだツーリングなどにも最適なMTBだ (c)トレック・ジャパン


トレック Roscoe8
フレーム:Alpha Gold Aluminum
フロントサスペンション:RockShox Judy Silver TK,120mm travel (13.5: 100mm travel)
タイヤ:Schwalbe Rocket Ron Performance, tubeless, aramid bead, 27.5x2.80˝
ドライブトレイン:SRAM NX(1×11)
ブレーキ:Shimano M315 hydraulic disc
シートポスト:Dropper post, Bontrager lever, 31.6mm, internal routing
サイズ:13.5、15.5、17.5、18.5、19.5、21.5
重 量:13.93kg(17.5”)
価 格:139,000円(税抜)

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