豊富な自転車用ケミカルのラインアップを持つホルメンコール。今回は、そのラインナップからこれからの寒くなる時期にぴったりの温感ローション「WARM FEET」を紹介しよう。



ホルメンコール WARM FEETホルメンコール WARM FEET photo:Yuya.Yamamoto
ツール・ド・フランスをはじめとした格式あるレースにおいて、勝利を掴んできた実績のあるホルメンコールのバイクケミカル。日本においても、ここ数年でその存在は認知されてきたのではないだろうか。しかし、ホルメンコールの歴史は自転車とはすこし離れたところから始まったことを知っているサイクリストは少ないのではないだろうか。

ホルメンコールの出自は1922年まで遡ることとなる。世界初のスキーワックスメーカーとして誕生したホルメンコールは、ウィンタースポーツにおいて、創業以来リーディングブランドとして君臨し、ドイツやスイス、スウェーデンやノルウェーなどのナショナルチームに愛用されてきた歴史を持っている。

スキーワックスメーカーとして培った、パラフィンワックスやフッ素配合素材に対するノウハウを活かし、自転車の世界においても確かな性能を持った製品をデビューさせることでその座を確かなものとしてきたホルメンコール。そのラインナップの中でも、ユニークな存在が今回紹介する温感クリーム「WARM FEET」だ。

やや白色がかった半透明のクリームは甘い香りがするやや白色がかった半透明のクリームは甘い香りがする サラッとした触感のクリームは薄く伸びやすいサラッとした触感のクリームは薄く伸びやすい もともと、ウィンタースポーツ用として開発されたWARM FEETは、どうしてもブーツの中が冷えてしまうパウダースノーやバックカントリースキーで活躍するだけの性能を持った高性能温感クリーム。足に塗ることでじんわりとした暖かさが広がり、寒さの中でも長時間スキーを楽しめるようになるのだ。

過酷なウィンタースポーツの世界で証明されたその性能は、もちろん冬場のサイクリングでも威力を発揮してくれる。走り出す前に脚全体に塗り込めば、冷え込んだ空気の中でも調子よく走ることができるはず。また、故障などの予防としても良いだろう。

一般的なウォームアップオイルはカプサイシンなどのトウガラシ由来の成分を含有しているため、肌に対する刺激が強く、肌が弱い人にとっては少し使いづらいものが多かった。しかし、このWARM FEETはバニラ由来のバリニルブチルという温感成分を配合しており、低刺激で温感作用を実現しているのも大きな特長だ。

実際に使用してみると、ホットジェルにありがちな鼻をつくようなトウガラシの匂いはせず、どこか安らぐような甘い香りが特徴的。透明でサラッとした触感のクリームは伸びやすく、少ない量で広範囲に使用できそうだ。塗った直後からヒリヒリするような熱さを感じることもなく、内側からじんわりと温めてくれるような感覚は、これまでのホットジェルとは一線を画す使い心地と感じた。

これからますます冷え込んでいく時期、ホットジェルに対してハードルの高さを感じていた方もぜひ一度試してみてはいかがだろうか。ウィンターライドを快適にしてくれる縁の下の力持ちとして活躍してくれるだろう。



ホルメンコール WARM FEET
内容量:75g
価格:1,500円(税抜)