ツールに帯同した私・目黒誠子の今回最大のミッションはチームの監督さんたちとコミュニケーションをはかり、仲良くなること。そして日本のレースへの招待をスムーズにすること。そんな目的のもと勇気を出して各チームを訪問しました。いざ、突撃〜!



海外チーム招聘担当として私が現在おもに関わっているツアー・オブ・ジャパン(TOJ)は、現在UCI2.1カテゴリー。しかしクラスアップを狙って頑張っています。

そのTOJを、UCI-HC(オークラス)やワールドツアーに昇格させるためには、まずプロチームを4チーム(最低でも2〜3チーム)、プロコンチームを3〜4チーム呼ばなければいけません。ツール・ド・フランスへ来た私の最大のミッションは、できるだけ多くのチームにTOJの存在を知ってもらい、コンタクトを取ってくることです。メールでの交渉やお願いでは真心が伝わらないし、味気無く感じることもあります。実際にお会いし、お話しすることによって顔を覚えてもらい、安心して来日してもらいたいと思い、各チームのGMや監督に突撃訪問することにしたのです。(ここから下はツーショット写真の嵐で失礼します! )

オリカ・グリーンエッジ

オリカ・グリーンエッジのスポーツディレクター、マシュー・ホワイト氏オリカ・グリーンエッジのスポーツディレクター、マシュー・ホワイト氏 オリカ・グリーンエッジのスポーツディレクターであるマシュー・ホワイト氏。私が話しかけると、スタート前の忙しいタイミングにもかかわらずとてもにこやかに丁寧に対応してくださいました。TOJ開催の詳細な時期を聞かれ、「5月であることは決定しているんですが、まだ詳細な日にちは確定していないんです...」と話すと「オッケー、ボクもUCIカレンダーを見ておくし、時期が決まったら連絡してください。お互い連絡を取り合おう!」と答えてくださいました。はじめてのアタックでこの対応はうれしい! 涙がこぼれそう。

昨年はツール・ド・コリアにも参加したオーストラリアのチームであるオリカは、時差もなく来れる日本のレースにとっても好印象を持っていると思われます。期待大!。ただ、あまりにも緊張していたため、写真を撮るのを忘れてしまいました。

IAMサイクリング

NIPPO系チームで走ったので日本人にもお馴染みのIAMサイクリングのスタッフ、ルーベンス・ベルトリアーティ氏NIPPO系チームで走ったので日本人にもお馴染みのIAMサイクリングのスタッフ、ルーベンス・ベルトリアーティ氏 次にアタックしたのは、IAMサイクリング。マネージング・スポーツディレクターという肩書のリック・フェルブリュッフェ氏も同じくやさしく対応してくれ、とても好印象。
「5月はとっても忙しい時期であるけれども、日本にはぜひ行きたいね。前向きに検討するよ。連絡取り合いましょう」と話してくれました。よかった!
ベルギー人で元選手でもあるフェルブリュッフェ氏は、ツール・ド・フランスでステージ優勝経験があるそうで、知的でスマートな印象。今年のツールでは最初の一週間を日本人イラストレーターの「まひろさん」をレースに帯同させ、似顔絵イラストやフェイスブックなどを通じてチームの広報活動を手伝ってもらったそうです。そのことで日本に対してはなにか特別に良い印象を持ってくれていることがわかりました。
こちらも緊張のあまり、写真を撮りそびれてしまいましたが、後日、IAMサイクリングのスタッフ、ルーベンス・ベルトリアーティ氏との記念撮影に成功。

ベルトリアーティ氏はかつてランプレやサウニエルドゥバルで走ったスイス人元選手。1998年のツールの第1ステージで優勝しています。 プロデビュー前はNIPPO系のチーム「べソンシャスー」で走っていたので、日本人選手にも友人が多く、とても親切に話してくれました。

ティンコフ・サクソ

休息日にアタックに向かったのは、ティンコフ・サクソ。常にメディアに囲まれるティンコフ氏にはなかなか近づける隙がなく、最初に話かけたのはスポーツディレクターであるクリスチャン・モーテンセン氏。彼も時期を聞いてきて、5月だと答えると、少し渋い表情を浮かべましたが、「首脳陣で共有し検討するよ」と答えてくれました。よかった!
その後しばらくしてからメディアから解放されたティンコフ氏をレストランで発見し、様子を伺いながらすかさずアタック!

オレグ・ティンコフさんにはがっつりとハグされてしまった。「く、苦しいよ〜」オレグ・ティンコフさんにはがっつりとハグされてしまった。「く、苦しいよ〜」
背がとっても高いティンコフ氏に「ツアー・オブ・ジャパンにぜひ来てください!」と突撃すると「もちろんだよ!行きたいな!今まで呼んでくれないから行かなかったんだよ」と。確かにそうですね。納得です!

「日本は大好き。東京も京都も大好きだから、まぁ、5月はちょっと忙しいけど、喜んで行くよ!」と笑いながら上機嫌に答えてくれました。ティンコフ氏だけでなく、運営会社ティンコフスポーツのCEOであるステファノ・フェルトリン氏も一緒に話を聞いてくれ、こちらもとっても好印象で、バンザイしたくなりました! ティンコフさんはさすがのオーラで、体も大きかった!そしてにこやかな方でした。

MTNキュベカ

MTNキュベカは南アフリカ国籍のプロコンチーム。「南アフリカはちょっと遠いかなぁ…」と思いつつも、対応してくださったのはスポーツディレクターのミシェル・コーネリス氏。話してみると、「ぜひ行きたい!連絡し合いましょう!」とのこと!思わぬ好感触。

コーネリス氏はオランダ人で元選手。日本在住のドイツ人スタッフが帯同していることもあり、日本のレースに対してかなり前向きに捉えてくれているようでした。昨年のジャパンカップで当時チームスカイのメンバーとして来日していた、ノルウェー人のエドワルド・ボアッソンハーゲン選手も、昨年のジャパンカップについて「良いレースだった。東京も宇都宮も大好きだからまた行きたいよ」と話してくれました。でも、クミングスを見つけたことにはしゃいでいたらコーネリス氏の写真を撮り忘れました....m(_ _)m

ステージ優勝を挙げたスティーブ・クミングスを見つけてすかさず記念撮影をお願いしました!ステージ優勝を挙げたスティーブ・クミングスを見つけてすかさず記念撮影をお願いしました! #BicyclesChangeLives 運動でアフリカに贈られる自転車。現地で生活の足になるのだ#BicyclesChangeLives 運動でアフリカに贈られる自転車。現地で生活の足になるのだ


キュベカは『#BicyclesChangeLives』として、「一台の自転車がアフリカ人の人生を変える」と、学校に行ったり仕事に就いたり、病院にも行くことができる交通手段である自転車合計5000台をアフリカの子どもたちにプレゼントするキャンペーンをしています。

チームカチューシャ

カチューシャのヴィアチェスラフ・エキモフ監督カチューシャのヴィアチェスラフ・エキモフ監督 チームカチューシャのヴィアチェスラフ・エキモフ氏は、1990年、前橋で開催された世界選手権・プロ個人追い抜きを制覇されています。旧ソ連の超エリート選手で、ロードに移行後は別府史之選手ともチームメイトに。別府選手がディスカバリーチャンネル時代、サブキャプテンを務められたそうです。

ホテルのレストランから出て行かれるところを話しかけてみると、少し急いでいる様子にもかかわらず対応してくださいました。やはり「5月の時期はジロもあるから難しいけれど、マーケティングやプレスとも相談して検討しますね」と言ってくださいました。日本に対してはとても良い印象を持ってくださっているなぁ、と応対からも感じたのですが、きっと別府選手のおかげですね。それに、お寿司と日本のカメラが大好きだそうで、ツアー・オブ・ジャパンに来てくれたあかつきにはぜひご案内したいですね!

キャノンデール・ガーミン

キャノンデール・ガーミンのジョナサン・ヴォーターズ氏はチェックのシャツがラフでいい感じキャノンデール・ガーミンのジョナサン・ヴォーターズ氏はチェックのシャツがラフでいい感じ カチューシャと同じホテルに泊まっていたキャノンデール・ガーミンのジョナサン・ヴォーターズ氏はチェックの私服姿がとてもリラックスした感じで、そのとおりのフレンドリーな印象。
ご挨拶すると、「ジャパンカップとは別だよね? ツアー・オブ・ジャパンなど日本のレースのことは知ってるよ!」とのこと。「ただ、同じ時期に開催されるツアー・オブ・カリフォルニアが自分たちにとってはやっぱりとても大きな存在だから、5月はちょっと厳しいかもしれない。だけど日本には良く知ったスポンサーもいるし、日本のマーケットはとても重要に感じているので、声をかけてくれてありがとう! 連絡取り合いましょう!」と優しく丁寧に対応してくださいました。
ヴォーターズ氏も元選手で、自身もその経験があり過去においての反省から、現在はアンチドーピングの旗振り役として知られています。

エティックス・クイックステップ

エティック・クイックステップのCEOパトリック・ルフェーヴル氏。すごい貫禄ですが、お茶目ですエティック・クイックステップのCEOパトリック・ルフェーヴル氏。すごい貫禄ですが、お茶目です
TOJの前身の国際ロードで日本にお馴染み、エティック・クイックステップのロルフ・アルダグ監督。ライドに出るところでお話しましたTOJの前身の国際ロードで日本にお馴染み、エティック・クイックステップのロルフ・アルダグ監督。ライドに出るところでお話しました エティック・クイックステップのCEOパトリック・ルフェーヴル氏へは、ちょうどレストランから出てきたところにアタック!綾野さんから「ベルギーレース界のドン」と聞いていたのでちょっと緊張したのですが、ルフェーヴル氏もにこやかに対応してくださいました。

「5月はジロ、カリフォルニアと忙しいけど、チームは春のクラシックを頑張って戦った後で、少しテンションを弱める時期なのでレースのクラス的にはちょうどいいかもしれない。だけど僕たちはワールドチームだから、高いお金を要求するよ!(笑)」と冗談めかして言われた。

「そうですよね〜、お金がやっぱり大事ですよね〜」と返すと、「いや、世の中お金だけじゃないんだよ」と茶目っ気たっぷりに答えてくれました。この言葉には希望をもらえました。情熱と誠意をもってすれば、夢ではないな、と感じた瞬間でした。

ロット・ソウダル

ロット・ソウダルのGM、マルク・セルジャン氏は素敵な紳士でしたロット・ソウダルのGM、マルク・セルジャン氏は素敵な紳士でした ロット・ソウダルのマルク・セルジャン氏。紳士的で品のあるGMは、日本のレースについて興味を持ってくださっていて、「ただしやはり5月というのがネックでタイミング的に難しい」と話すものの「日本でもグライペルはすごい人気なんだよね? 日本にアンドレを連れていけたらいいね。5月は難しいけど検討するよ!」と対応してくださいました。あまり良い返事とは言えませんが、おべっかなどは言わないベルギー人のことですから、期待は持てると思っています。

BMCレーシング

BMCレーシングのジム・オショヴィッツ監督も物腰柔らかにとても丁寧に対応してくださいました。
「5月はジロとカリフォルニアともう一つ他にも....3つ以上の大きなレースがあるから、うーん…難しいね…」という反応でした。
「ではいつだったら来てくれますか?」という問いに、「10月はジャパンカップがあるよね?それは2日間だからいいのだけれど、10月になるとオフシーズンに入ってしまうから、ステージレースのハードなものは正直言うとあまり走りたくない、というのが選手たちの本音。だけど、日本のレースは評判がいいし、何があるかわからないから、連絡取り合いましょう」と言ってくれました。

BMCレーシングのジム・オショヴィッツ監督と。「KENは知ってるか?ヤツはいいオトコだ」と橋川健さんのことを話すBMCレーシングのジム・オショヴィッツ監督と。「KENは知ってるか?ヤツはいいオトコだ」と橋川健さんのことを話す BMCのパトロン、大富豪のアンディ・リース氏。「ホチョキ、ホチョーキ」「あ~、補聴器ですね!(笑)」」BMCのパトロン、大富豪のアンディ・リース氏。「ホチョキ、ホチョーキ」「あ~、補聴器ですね!(笑)」」


その後、BMCのパトロンでもあるアンディ・リース氏にも突撃アタック!スイスの大富豪アンディ氏は、補聴器のメーカーも経営し、「東京と名古屋に会社があるのでよく行くんだよ。コンニチワ。アリガト!」と、とてもお茶目で好印象。最後には「ジムに伝えるよ」とまで言ってくれました。BMC、好感触です!

ランプレ・メリダ

ランプレ・メリダのGM、ブレント・コープランド氏。かつてNIPPOでもスタッフとして働いたので日本の知人が多いランプレ・メリダのGM、ブレント・コープランド氏。かつてNIPPOでもスタッフとして働いたので日本の知人が多い 3年連続ツアー・オブ・ジャパンに出場してくれているランプレ・メリダ。GMのブレント・コープランド氏とはメールのやり取りだけでしたので、絶対お会いしたいと思っていた方の一人。まずは毎年出場してくださっているお礼を言い、「これからもどうぞよろしくお願いします!」と言うと、「日本のことはとても重要に考えているし、こちらこそ呼んでくれてありがとう。これからも行きたいと思っていますよ」とのこと。なんとも感激な回答をいただきました。

ブレント氏は日本人選手にも知り合いが多く、山本雅道選手(KINAN)がイタリアで走っていたときのNIPPOのチームスタッフだったそうです。TOJプレイベントのトークショーにも参加してくださった山本雅道選手のことを話すと、「マサが元気そうでよかった。また選手に戻ったんだね」と目を細めていました。そのようなこともあり、日本のことをとてもよく思ってくれているのだということがわかりました。

ユーロップカー

新城幸也選手が所属するユーロップカーももちろん日本のレースに対してとっても好意的でした。チームオーナーでもあるジャンルネ・ベルノドー氏が「彼とやり取りしてください」と、アンディ・フリカンジェ氏を紹介してくれました。「チームカーはTOYOTAのプリウスだし、もっと日本に行きたい!」と話してくれました。TOYOTAさん、プッシュよろしくお願いします(笑)。

貫禄があるユーロップカーのGM、ジャンルネ・ベルノドー氏貫禄があるユーロップカーのGM、ジャンルネ・ベルノドー氏 ユーロップカーのチームカーはトヨタのプリウスです!ユーロップカーのチームカーはトヨタのプリウスです!


ジャイアントアルペシンのイワン・スペークンブリンク氏ジャイアントアルペシンのイワン・スペークンブリンク氏 ジャイアント・アルペシン

ジャイアント・アルペシンのイワン・スペークンブリンク氏。スタート前の忙しいであろう時に、丁寧に対応してくださいました。TOJのことを説明する前に、「TOJは5月だよね。もちろん知っています。時期的なこともあるけれど、興味を持っていますよ。連絡取り合いましょう」とのこと!好感触です。イワン氏はシマノ鈴鹿ロードにも何度も来ていますし、今のチームのルーツはもともとシマノ・メモリーコープでスタートしたチーム。ぜひ日本に帰ってきて欲しいですね。

モビスターのテクニカルディレクター、アルフォンソ・ガリレア氏モビスターのテクニカルディレクター、アルフォンソ・ガリレア氏 モビスター

とうとうツール・ド・フランス最終日。チーム賞を獲得したモビスターのまわりにはメディアや関係者など、人がたくさん!そんな中でようやくお会いできたのは、テクニカルディレクターの、アルフォンソ・ガリレア氏。ガリレア氏は2005年のジャパンカップにも監督として来日したことがあり、ジャパンカップのことは知っていましたが、ツアー・オブ・ジャパンのことは知らなかったようでした。「ぜひ連絡を取り合いましょう」と丁寧に対応してくださいました。いい感じ!

アスタナ

大佐ことアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフGMと大佐ことアスタナのアレクサンドル・ヴィノクロフGMと
アスタナのGM、アレクサンドル・ヴィノクロフ氏。レース終了後も忙しくしていたところ、プレスオフィサーのアメリカ人、クリス・ボールドウィン氏の声がけもあり、親切に対応をしてくださいました。時期を聞かれ、「5月か〜....うーん、5月はレースがたくさんあるからなぁ」とは言ったものの、「でも何があるかわからないし、連絡を取り合いましょう!」と言ってくださいました。カテゴリー的にはUCIアジアのチームでもありますし、可能性が無いということはないと思います。こちらも好感触!

アージェードゥーゼル・ラモンディアールのヴァンサン・ラヴニュ氏(右)。左は「コンニチハ」としゃべる広報のイヴさんアージェードゥーゼル・ラモンディアールのヴァンサン・ラヴニュ氏(右)。左は「コンニチハ」としゃべる広報のイヴさん アージェードゥーゼル・ラモンディアール

ロメン・バルデの活躍でチームバスの周りはすごい人だかりが! そんななか、GMのヴァンサン・ラヴニュ氏が丁寧に対応してくれました。日本のレースには来たことがないそうですが、「ぜひ行ってみたいですね。」と興味を持っていました。メインスポンサーはフランスの年金を管理・運用する共済組合ですが、サブスポンサーには日本とつながりがある会社がいくつか。あきらめないでアプローチをし続けたら、本当に来てくれるかもしれません。

FDJ

FDJのマルク・マディオ監督。この日、ついさっきティボー・ピノが勝利して超ゴキゲンでしたFDJのマルク・マディオ監督。この日、ついさっきティボー・ピノが勝利して超ゴキゲンでした
FDJのマルク・マディオ監督には、まさについ3時間ほど前にティボー・ピノ選手が優勝したときに高速道路のサービスエリアで食事中のところを偶然見つけたので突撃(笑)。超ゴキゲンな状態でしたが、「5月に日本のレースかぁ、それはとっても難しいね。ジロがあるし、他にもいろんなレースが多いから、まず無理だね」と、かなり厳しいお答え。でもまあ、コンタクト先は教えてもらいましたので、諦めずにアタックを繰り返しますよ。ティボー・ピノのように!(笑)

トレック・ファクトリーレーシング

トレックファクトリーレーシングGMのルカ・グエルチレーナ氏トレックファクトリーレーシングGMのルカ・グエルチレーナ氏 トレックファクトリーレーシングGMのルカ・グエルチレーナ氏は昨年のジャパンカップでも来日していました。日本のトレックとも友好的なコミュニケーションが取れていて、聞いていたとおり、親切でフレンドリーなイタリア紳士!「ツアー・オブ・ジャパンにも参加したい」と言ってくれて感激!ほんとに来てほしいなぁ!

もうひとつオマケに気になる質問!「ところで、カンチェラーラはジャパンカップに再び来てくれるのでしょうか?」「そうだね〜、落車してケガしてしまったから、後半のスケジュールは全部組み直し。ファビアンの意向で決めることだし、もう少し先でないとなんとも言えないですね。でも後半に再びピークを持ってくるプランになることだけは確かですね」とのこと。

番外編!
UCI(世界自転車競技連合)のロード部門のマネージャーのマシュー・ナイト氏とコーディネーターのオリビア・ジャケさんにも会うことができました。レースを開催するにあたって必要なこと、ルール上での疑問など、年間通してのやり取りが行われます。お名前だけで実際にお会いすることがなかったので、感激です。お二人もとても喜んでくださいました。行ってよかった!

ツール・ド・フランスの総合ディレクター、クリスチャン・プリュドムさん。休息日は私服姿が素敵でしたツール・ド・フランスの総合ディレクター、クリスチャン・プリュドムさん。休息日は私服姿が素敵でした 番外編の番外編!
すみません、間違えていいような方ではありませんが、緊張のあまり思わず人違いをしていたのが、クリスチャン・プリュドムさん。ツール・ド・フランスの総合ディレクター!
「ビザの件で何度もメールさせていただいてすみませんでした。ありがとうございました!」と言い続ける私に「え?? ごめん! 何のことだかわからないよ・・・」と笑いながら戸惑うプリュドム氏。じつはホテルのロビーで偶然お会いする直前まで、綾野さんとランプレのブレント・コープランド氏について話をしていたので、私はすっかりコープランド氏だと思い込んで話し続けてしまいました。申し訳ありません…。

ですがさすがのプリュドム氏はこのような私の失態にも終始笑顔でにこやかに対応してくださるのでありました。ツールの総合ディレクターは、さすがに大きな心を持つお方でした。

連載はこれでおしまいです。さて、来年のツアー・オブ・ジャパンやジャパンカップなどにはこの中のどのチームが来日・出場してくれるでしょう!



プロフィール
目黒誠子(めぐろせいこ)

ツアー・オブ・ジャパンでは海外チームの招待・連絡を担当。2006年ジャパンカップサイクルロードレースに業務で携わってからロードレースの世界に魅了される。
ロードバイクでのサイクリングを楽しむ。趣味はバラ栽培と鑑賞。航空会社の広報系の仕事にも携わり、折り紙飛行機の指導員という変わりダネ資格を持つ。

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