トレックがプロデュースするパーツブランド、ボントレガーより、バイザー付きのMTB用ヘルメット「Rally」が登場。後頭部まで覆うようなシェルデザインと厚みのあるフォームによって保護性能を向上させていることが特徴だ。



ボントレガー Rally(Firebrand、Black)ボントレガー Rally(Firebrand、Black) photo:Makoto.AYANO
Rallyは肉厚かつ後頭部まで覆うようなシェル「ドロップイン カバレッジ」を採用することで、保護性能を向上させたバイザー付きのMTB用ヘルメット。オフロードで多く見られる、落車時への後頭部のダメージからライダーを守るためのデザインだ。

分厚く作られたシェルの内部には、ロード用のハイエンドモデルと同様に、軽量かつ高強度な骨格を組入れている。重厚なシェルデザインと合わせて、オーストラリアの安全規格AS/NZS 2063をクリアする耐衝撃性を実現した。

保護性能に重きを置いたデザインだが、ベンチレーションもしっかりと考えられている。Front Center channelという前頭部のベント穴をはじめ、計22個のベンチレーションホールが設けられる。取り込まれた空気はヘルメット内に設けられた溝を通り排出されるため、見た目よりも涼しく感じられるはずだ。額と接触する部分にも溝が設けられており、常に新鮮な空気が流れ込む設計となっている。

ヘルメット全体に通気口が設けられているため、熱がこもりにくいヘルメット全体に通気口が設けられているため、熱がこもりにくい 後頭部まで覆うようなシェルを採用することで保護性能を向上させた後頭部まで覆うようなシェルを採用することで保護性能を向上させた


クロージャーには調整幅が広く、縦方向にも3段階で調節ができるHeadmasterを搭載。片手でも調節しやすく、乗車中でも操作可能だ。また、アジャスターのベルト部はしっかりとした造りながら、柔軟性も高く頭にフィットしやすい。また、新設計の「FlatLock ストラップディバイダー」を採用することで、チンストラップが常に定位置に収まり、煩わしい調整が不必要となっている。

サイズはM(54~60cm)とL(58~64cm)という2種類が用意される。縦×幅×深さはMサイズで21.5×16.5×10cm、Lサイズで22.7×17.3×10cm(いずれも実測値)だ。KOOFU WG-1はS/Mサイズという筆者の場合はLサイズが最適であった。欧米型で楕円形のためかMサイズは縦は余るものの、横幅は少しきつめ。後頭部まで覆われるシェルデザインのため、ロード用ヘルメットよりもすっぽりと頭全体が覆われることで、安心感のある被り心地だった。

バイザーは小枝などから顔を守る役割があるバイザーは小枝などから顔を守る役割がある 額の前にも常に空間が生まれる設計額の前にも常に空間が生まれる設計

ヘルメット内には空気が流れるための溝が設けられており、高い通気性を実現したヘルメット内には空気が流れるための溝が設けられており、高い通気性を実現した 片手でも調整しやすいHeadmasterを搭載した片手でも調整しやすいHeadmasterを搭載した


標準でバイザーが付属しているのも、トレイル用ヘルメットとしてはうれしいポイント。小枝などの障害物から顔を守ってくれるので、安心感は高い。バイザーが必要ない時ははねあげておくことができるので、視界の邪魔になることも少ない。

カラーはFirebrandとBlackという2カラーだ。購入後一年以内にヘルメットが破損した場合は無償で交換できるクラッシュリプレースメントプログラムも適用されている。価格は13,900円(税込)。



ボントレガー Rally
安全規格:AS/NZS 2063
サイズ:M(54~60cm)、L(58~64cm)
重 量:360g(M)、400g(L)
カラー:Firebrand、Black
価 格:13,900円(税込)


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