10月3日、UCI(国際自転車競技連合)はプレスリリースの中で2013年度のUCIワールドツアーライセンスの申請状況を発表した。昨年に引き続き、アルゴス・シマノが新規登録を申請している。

UCIワールドツアーライセンスを申請したアルゴス・シマノUCIワールドツアーライセンスを申請したアルゴス・シマノ photo:Cor Vos2013年度のUCIワールドツアーライセンスを保有しているのは12チーム。2012年限りでライセンスを失効するアージェードゥーゼル、エウスカルテル、ガーミン・シャープ、ラボバンク、サクソ・ティンコフは、ライセンス更新を申請している。

今回のUCIワールドツアーライセンスの申請に際して、UCIは以下の5点を含む必要書類の提出デッドラインを10月1日に定めた。書類に不備があったロット・ベリソルはチームリストから外れているが、昨年のガーミン・サーヴェロとモビスター同様、次の期限までに書類を揃えることが出来れば、問題なく更新に至ると見られる。

UCIがチームに提出を求めた必要書類
・チーム予算
・メインパートナー企業とのスポンサー契約
・銀行による資金保証
・最低10名の選手契約
・新チームのみ、組織の説明と支払エージェントの設立証書コピー

そして今回、アルゴス・シマノがワールドツアーライセンスを2年連続で申請した。グランツールをはじめとするビッグチームで活躍し、UCIプロチーム(ファースト・ディビジョン)に肩を並べるシーズン28勝(そのうち8勝はワールドツアーレース)を飾っているオランダチームが、再び世界トップチーム入りを目指す。

今後、UCIのライセンス委員会はチームから提出された書類を精査し、UCIポイントによる格付けチームランキングを作成。同ランキングで15位以内に入らなかったチームは、ライセンスを保有しているチームを含めて、ライセンス委員会による審査を受ける。UCIプロチーム数の上限は18チーム。アルゴス・シマノが新規申請したことで、リストアップされたチームの中から1チームがライセンスを失う/更新不可になる。

また、UCIは同時に2013年度のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム(セカンド・ディビジョン)登録状況を発表した。スイスで新たに立ち上がるIAMサイクリングはUCIプロコンチネンタルチームとして活動する予定だ。

2013年度のUCIワールドツアーライセンスを保有するUCIプロチーム
アスタナ
BMCレーシングチーム
キャノンデール
FDJ
カチューシャ
ランプレ・メリダ
モビスター
オメガファーマ・クイックステップ
オリカ・グリーンエッジ
レディオシャック・ニッサン
スカイプロサイクリング
ヴァカンソレイユ・DCM

UCIワールドツアーライセンスを新規申請もしくは更新を申請したチーム
アージェードゥーゼル・ラモンディアール
エウスカルテル・エウスカディ
ガーミン・シャープ
ラボバンク
アルゴス・シマノ
サクソ・ティンコフ

UCIプロコンチネンタルチーム(セカンド・ディビジョン)
アクセントジョブス・ワンティ
アンドローニ・ジョカトリ
バルディアーニ・CSFイノックス
カハルーラル
CCPポルサットポルコヴィツェ
チャンピオンシステム
IAMサイクリング
ランドバウクレジット
MTNキュベカ
ソジャサン
ユーロップカー
ネットアップ・エンドゥーラ
トップスポートフラーンデレン・バロワーズ
ユナイテッドヘルスケア
ヴィーニ・ファンティーニ

text:Kei Tsuji

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