第99回ツール・ド・フランスを走ったプロバイクを紹介していくコーナーの第4弾。今回はFDJ・ビッグマット、ラボバンク、モビスター、サクソバンク・ティンコフの4チームを紹介していこう。

FDJ・ビッグマット
ラピエール XELIUS EFI
FDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFIFDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFI photo:Makoto.Ayano

フランスの老舗ブランドは長年パートナーシップを組むFDJ・ビッグマットに新型モデル、ゼリウス EFIを供給した。詳しいデータは未発表ながら、新型HMカーボンと新しいジオメトリーを採用したオールラウンドモデルとのこと。ヘッドチューブやトップチューブに旧モデルの面影を残すものの、ボリュームのあるチェーンステーなど、マッシブな外観が特徴だ。コンポーネントはシマノデュラエースDi2で、ハンドルやステムなどは同社のPROシリーズ。Di2バッテリーはダウンチューブ下に横向きに装着していた。

FDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFI ハンドル周りはPROで統一FDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFI ハンドル周りはPROで統一 photo:Makoto.AyanoFDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFI ホイールはシマノの新型とプロトタイプをミックスFDJ・ビッグマット ラピエール XELIUS EFI ホイールはシマノの新型とプロトタイプをミックス photo:Makoto.Ayano



ラボバンク
ジャイアント TCR ADVANCED SL 0
ラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0ラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0 photo:Makoto.Ayano

ラボバンクが駆るのはジャイアントのピュアレーシングモデルであるTCR ADVANCED SL 0。シマノのサポートを受ける同チームらしく、コンポーネントはDi2、ホイールは新型もしくはプロトタイプを使用し、ステム、ハンドルなどはPROブランドでコーディネイトする。サドルはフィジークのチームエディションで、タイヤはCORSA EVO CXを全員が使用。ルイスレオン・サンチェス(スペイン)のみホワイトベースのカラーのマシンに乗っていた。

ラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0 ステム一体式ハンドル ステルスEVOを使用する選手もラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0 ステム一体式ハンドル ステルスEVOを使用する選手も photo:Makoto.Ayanoラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0 ルイスレオン・サンチェス(スペイン)はホワイトベースのマシンを駆ったラボバンク ジャイアント TCR ADVANCED SL 0 ルイスレオン・サンチェス(スペイン)はホワイトベースのマシンを駆った photo:Makoto.Ayano



モビスター
ピナレロ ドグマ2
モビスター ピナレロ ドグマ2モビスター ピナレロ ドグマ2 photo:Makoto.Ayano

チームスカイと同じくピナレロより機材供給を受けるモビスターチームだが、ドグマ2を今ツールでは使用した。カンパニョーロと関係の深い同チームだけにコンポーネントはスーパーレコードEPS、ホイールはチームカラーに合わせたボーラ2を積極的に使用していた。ハンドル周りはMOST、タイヤはコンチネンタル。パワー計測はSRMだ。トップチューブ正面に出身国の国旗をデザインする選手も。


サクソバンク・ティンコフ
スペシャライズド Tarmac SL4
サクソバンク・ティンコフ スペシャライズド Tarmac SL4サクソバンク・ティンコフ スペシャライズド Tarmac SL4 photo:Makoto.Ayano

クリスアンケル・セレンセン(デンマーク)が総合敢闘賞を受賞したサクソバンク・ティンコフは、スペシャライズドのコTarmac SL4もしくはヴェンジを使用した。写真はC.セレンセンのTarmac SL4。コンポーネントには新型SRAM REDを使用し、スペシャライズドオリジナルのクランクを組み合わせる。ホイール、ステム、ハンドル、シートピラーにZIPP製品の使用している点がが特徴だ。サドルはスペシャライズド。


text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano