2009/05/23(土) - 11:21
2009年5月22日、ラ・セウ・ドゥルゲル〜トレデムバーラ間の201.3kmでボルタ・ア・カタルーニャ第5ステージが行われ、集団スプリントをニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）が制した。総合に動きはない。
登りで積極的に前を行くリーダーのアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ） photo:CorVosクイーンステージを終え、この日は下り基調の緩やかなコース設定。総合を狙う選手にとってはひと息つけるステージだが、区間勝利を狙うスプリンターやパンチャーにとっては大切なステージ。逃げたい選手とスプリンターチームの争いが注目された。
ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）がスプリント勝利をあげる photo:CorVos
レースは13km地点でスティーヴン・コッザ（アメリカ、ガーミン）、ハビエル・ラミネス（アンダルシア・カハスール）、ラファエル・セラーノ（スペイン、コンテントポリス）マーチン・サパ（ポーランド、ランプレ）が抜け出しに成功。この中で最も総合成績のいいのは総合36位につけるラミレスで9分12秒遅れ。
第1、2ステージを獲っているトール・フースホフト（ノルウェー）の3勝目を狙うサーヴェロ・テストチームと、グレッグ・ヘンダーソン（ニュージーランド）で勝利を狙いたいチームコロンビアがメイン集団のペースを刻み、逃げグループに大差を許さない。
ステージ勝利をあげたニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ） photo:CorVos
逃げグループはメイン集団のコントロール下にあって90km地点で最大5分ほどの差を稼ぎ出すも、あとはスプリンターチームの思惑通りその差は縮まっていった。最後まで抵抗したのはコッザで、30秒ほどの差で粘り続けたが、残り4kmの地点で大集団に吸収された。
あとはサーヴェロかコロンビアかの戦いになるかと思われたその時。力強く先行したカチューシャのジャージが黒いジャージのフースホウトを振り切って悠々とゴールライン上で両手を上げた。勝ったのはカチューシャの若手ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）。
ツルソフは2003年のパーシュートジュニア世界チャンピオンの来歴を持つスプリンター。カチューシャの本来のスプリンターはアレクセイ・マルコフ（ロシア）だが、この日スタートして間もなくリタイアしていたため、ツルソフにチャンスがまわってきた。
数少ないチャンスを生かし、世界最高峰のスプリンター、フースホフトを破る活躍を見せたツルソフ。若干23才の恐るべき才能がキャリア最大の勝利を挙げた。今後が楽しみな選手だ。
新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）は集団内でスプリントには絡めず37位でゴール。総合成績はひとつあげて82位となった。
翌第6ステージは州都バルセロナにゴールする150km。2級と3級の山岳ポイントが点在する、逃げにおあつらえ向きのステージだ。逃げか集団スプリントか、ひりひりする戦いが繰り広げられるだろう。
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第5ステージ結果
1位 ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）4h28'58"
2位 トール・フースホフト（ノルウェー、サーヴェロ）
3位 ファビオ・サバティーニ（イタリア、リクイガス）
4位 グレッグ・ヘンダーソン（ニュージーランド、チームコロンビア）
5位 パブロ・ウルタスン（スペイン、エウスカルテル）
6位 レオナルド・デュケ（コロンビア、コフィディス）
7位 ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
8位 ヒルトン・クラーク（オーストラリア、フジ・セルヴェット）
9位 アンジェロ・フルラン（イタリア、ランプレ）
10位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）
37位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）18h18'36"
2位 ダニエル・マーティン（アイルランド、ガーミン）+15"
3位 アイマル・スベルディア（スペイン、アスタナ）+22"
4位 ミケル・アスタルロサ（スペイン、エウスカルテル）+34"
5位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ（スペイン、サーヴェロ）+38"
6位 ヤコブ・フグルサング（デンマーク、サクソバンク）+45"
7位 アレクサンドル・ディアチェンコ（カザフスタン、アスタナ）+49"
8位 シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）+56"
9位 サミュエル・サンチェス（スペイン、エウスカルテル）+1'42"
10位 ダビ・デラフエンテ（スペイン、フジ・セルヴェット）+1'52"
82位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+29'53"
山岳賞
シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）
スプリント賞
サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）
カタルーニャ出身選手賞
シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）
チーム総合
アスタナ
登りで積極的に前を行くリーダーのアレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ） photo:CorVosクイーンステージを終え、この日は下り基調の緩やかなコース設定。総合を狙う選手にとってはひと息つけるステージだが、区間勝利を狙うスプリンターやパンチャーにとっては大切なステージ。逃げたい選手とスプリンターチームの争いが注目された。ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）がスプリント勝利をあげる photo:CorVosレースは13km地点でスティーヴン・コッザ（アメリカ、ガーミン）、ハビエル・ラミネス（アンダルシア・カハスール）、ラファエル・セラーノ（スペイン、コンテントポリス）マーチン・サパ（ポーランド、ランプレ）が抜け出しに成功。この中で最も総合成績のいいのは総合36位につけるラミレスで9分12秒遅れ。
第1、2ステージを獲っているトール・フースホフト（ノルウェー）の3勝目を狙うサーヴェロ・テストチームと、グレッグ・ヘンダーソン（ニュージーランド）で勝利を狙いたいチームコロンビアがメイン集団のペースを刻み、逃げグループに大差を許さない。
ステージ勝利をあげたニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ） photo:CorVos逃げグループはメイン集団のコントロール下にあって90km地点で最大5分ほどの差を稼ぎ出すも、あとはスプリンターチームの思惑通りその差は縮まっていった。最後まで抵抗したのはコッザで、30秒ほどの差で粘り続けたが、残り4kmの地点で大集団に吸収された。
あとはサーヴェロかコロンビアかの戦いになるかと思われたその時。力強く先行したカチューシャのジャージが黒いジャージのフースホウトを振り切って悠々とゴールライン上で両手を上げた。勝ったのはカチューシャの若手ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）。
ツルソフは2003年のパーシュートジュニア世界チャンピオンの来歴を持つスプリンター。カチューシャの本来のスプリンターはアレクセイ・マルコフ（ロシア）だが、この日スタートして間もなくリタイアしていたため、ツルソフにチャンスがまわってきた。
数少ないチャンスを生かし、世界最高峰のスプリンター、フースホフトを破る活躍を見せたツルソフ。若干23才の恐るべき才能がキャリア最大の勝利を挙げた。今後が楽しみな選手だ。
新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）は集団内でスプリントには絡めず37位でゴール。総合成績はひとつあげて82位となった。
翌第6ステージは州都バルセロナにゴールする150km。2級と3級の山岳ポイントが点在する、逃げにおあつらえ向きのステージだ。逃げか集団スプリントか、ひりひりする戦いが繰り広げられるだろう。
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第5ステージ結果
1位 ニコライ・ツルソフ（ロシア、カチューシャ）4h28'58"
2位 トール・フースホフト（ノルウェー、サーヴェロ）
3位 ファビオ・サバティーニ（イタリア、リクイガス）
4位 グレッグ・ヘンダーソン（ニュージーランド、チームコロンビア）
5位 パブロ・ウルタスン（スペイン、エウスカルテル）
6位 レオナルド・デュケ（コロンビア、コフィディス）
7位 ロイド・モンドリー（フランス、アージェードゥーゼル）
8位 ヒルトン・クラーク（オーストラリア、フジ・セルヴェット）
9位 アンジェロ・フルラン（イタリア、ランプレ）
10位 マッティ・ブレッシェル（デンマーク、サクソバンク）
37位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケスデパーニュ）18h18'36"
2位 ダニエル・マーティン（アイルランド、ガーミン）+15"
3位 アイマル・スベルディア（スペイン、アスタナ）+22"
4位 ミケル・アスタルロサ（スペイン、エウスカルテル）+34"
5位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ（スペイン、サーヴェロ）+38"
6位 ヤコブ・フグルサング（デンマーク、サクソバンク）+45"
7位 アレクサンドル・ディアチェンコ（カザフスタン、アスタナ）+49"
8位 シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）+56"
9位 サミュエル・サンチェス（スペイン、エウスカルテル）+1'42"
10位 ダビ・デラフエンテ（スペイン、フジ・セルヴェット）+1'52"
82位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+29'53"
山岳賞
シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）
スプリント賞
サミュエル・デュムラン（フランス、コフィディス）
カタルーニャ出身選手賞
シャビエル・トンド（スペイン、アンダルシア・カハスール）
チーム総合
アスタナ
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