7月に開幕するパリ五輪への出場枠を懸け、最後のポイント獲得の場となったトラックネーションズカップ第3戦がカナダで開幕。初日は今村駿介が男子エリミネーションで銀メダルを獲得し、日本勢が上々の滑り出しを見せた。



今大会は短距離は出場せず、中距離に絞った日本チーム photo:JCF

4月12日(金)、カナダのミルトンにてUCIトラックネイションズカップ第3戦が開幕した。14日(日)までの3日間の大会に、日本からは中距離選手のみの男女8名が出場した。

初日に行われた男子チームパシュートには、香港の第2戦で日本新記録を約2秒近く更新した橋本英也、兒島直樹、窪木一茂に、今大会では松田祥位に代わり今村駿介が出場。予選を5位、1回戦を4位で終えた日本は3-4位決定戦に出場し、フランスに敗れて4位と惜しくもメダルを逃した。

また第2戦で銅メダルを獲得した女子は池田瑞紀、水谷彩奈、垣田真穂、内野艶和の4名で臨み、予選と1回戦共に8位で終わっている。

今村が男子エリミネーションで銀

順調に周回を重ねる今村駿介 photo:JCF

最後はディラン・ビビック(カナダ)との一騎打ちとなった今村駿介 photo:JCF

男子エリミネーションには橋本と今村の2人が出場。橋本が7位でレースを終えるなか、最後はこの種目で昨年世界2位のディラン・ビビック(カナダ)と今村の一騎打ちに。惜しくも敗れた今村だったが、見事2位で銀メダルを獲得した。

今村はレース後、「(エリミネーションは)オリンピック種目ではないのですが、上手く周りを見ながら走れたと思います。チームパシュートではスターター(1走)としての役割を3本共に果たすことができず、すごく悔しいです。オリンピックに向けてもっともっと力をつけないといけないと思いました」と振り返った。

銀メダルを獲得した今村駿介 photo:JCF

女子エリミネーションでは垣田が15位、水谷が20位で大会初日を終えている。
UCIトラックネイションズカップ2024第3戦1日目結果
男子チームパシュート 4位 日本(橋本英也、兒島直樹、窪木一茂、今村駿介)
女子チームパシュート 8位 日本(池田瑞紀、水谷彩奈、垣田真穂、内野艶和)
男子エリミネーション 2位 今村駿介
7位 橋本英也
女子エリミネーション 15位 池田瑞紀
20位 水谷彩奈