ピナレロがエントリーグレードのレーシングモデル"F5"、エンデュランスモデル"X1"に新型シマノ105を搭載した完成車をローンチ。機械式12速コンポーネント完成車が揃うことで、より充実したラインアップとなっている。



ピナレロ F5 DISK 105 Mech. 完成車(IMPULSE BLUE) (c)ピナレロ ※写真は105 DI2完成車

サイクリストの多種多様なニーズに対応するため、レーシングモデルをFシリーズ、エンデュランスモデルをXシリーズへと刷新したピナレロ。Fシリーズはイネオス・グレナディアーズが使用するDOGMAを頂点にF9、F7、F5というナンバリングのグレードが揃い、XシリーズではX3、X1という2モデルでピナレロのラインアップを構成している。

エントリーグレードに位置するF5とX1にシマノの新型コンポーネント、105(12速、機械式変速)を搭載した完成車が登場する。X1は年初の発表ではスペック等が未定となっていたが、今回のリリースによって販売内容が明らかとなった。それぞれのモデルを紹介しよう。

ピナレロ F5 DISK 105 Mech. 完成車(IMPULSE GREY) (c)ピナレロ ※写真は105 DI2完成車

F5はDOGMA Fの設計思想を取り入れながらも、さらに進んだ研究開発の成果を落とし込んだミドルグレードライン。DOGMA譲りのエアロフォルムに加えて、最大30mm幅のタイヤも飲み込むクリアランスなど各所にアップデートが行われており、レースモデルながら多様な遊び方に対応できる1台に仕上げられている。また、フレームが共通のF9やF7はハイグレードのカーボン素材T900だが、F5はT700を使用していることが違い。

X1は現在のピナレロロードバイクに共通するデザインを感じさせつつ、DOGMA KやDOGMA FSのアイデンティティを受け継ぐモデル。リア三角の複雑な形状や最大32mmのタイヤに対応するクリアランスによる快適性に加え、アップライトなジオメトリーを採用することで長時間のライドでも負担になりにくいポジションでサイクリングを楽しめるバイクに仕上げられている。

ピナレロ X1 DISK 105 Mech. 完成車(RICH WHITE) (c)ピナレロ ※写真は105 11s完成車

ピナレロ X1 DISK 105 Mech. 完成車(SHINY BLACK) (c)ピナレロ ※写真は105 11s完成車

既にラインアップされていたF5やX3はシマノ105 DI2がスペックインされていたが、今回発表されたばかりの機械式変速のシマノ105がアセンブルされたモデルがラインアップされることで、これまでよりも多くのサイクリストがピナレロバイクを選択肢に入れやすくなっている。F5は660,000円、X1は532,400円(ともに税込)。

シマノ初のロード用12速機械式ドライブトレインとなるシマノ105 (c)シマノ



ピナレロ F5 DISK 105 Mech. 完成車
メインマテリアル:T700 CARBON
メインコンポ:シマノ 105 R7100 12s メカニカル
ハンドル:MOST JAGUAR AERO XA TiCR
ステム:MOST TIGER AL TiCR
ホイール:フルクラム Racing 800 DB
カラー:IMPULSE BLUE / D103、IMPULSE GREY / D104
価格:660,000円(税込)

ピナレロ X1 DISK 105 Mech. 完成車
メインマテリアル:T600 CARBON
メインコンポ:シマノ 105 R7100 12s メカニカル
ハンドル:MOST JAGUAR AERO XA TiCR
ステム:MOST TIGER AL AERO
ホイール:シマノ RS-171 DB
カラー:RICH WHITE/D162、SHINY BLACK/D163
価格:532,400円(税込)

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