数多くのプロチームがレースで使用するFLYボトルを手がけるイタリアン・アクセサリーブランドのエリートが、ボトルの除菌器NETO Bottle Sterilizerをリリースした。NETOに除菌したいボトル本体とキャップ、バルブをセットし、電子レンジで加熱することでボトルを清潔に保つことができる便利なアイテムだ。



エリート NETO (c)カワシマサイクルサプライ

口をつけるボトルだからこそ、常に清潔な状態を保ちたいというサイクリストは少なくないはずだ。ボトルには走行中の砂塵や、飲料の糖分を栄養として繁殖する細菌、カビなど口に入れたくない要素が多く付着する。ボトルは湿った環境のため菌の繁殖には一層気をつけたいポイントの一つでもある。

一般的な洗浄方法はボトル本体の内側とスクリュー部分の汚れを洗い落とし、丁寧に洗浄する場合はキャップからバルブを外し、それぞれ洗う。この作業を行うことでカビが発生しにくくなり、十分な効果を得られているとも言える。そして、さらにこの通常の洗浄から一歩前進すると、ボトル全体の除菌作業も行うことになる。

エリート NETO (c)カワシマサイクルサプライ
蒸気の力で除菌を行う (c)カワシマサイクルサプライ


そんな除菌作業用のアイテムをイタリアのアクセサリーブランド、エリートが用意した。エリートは世界最高のレースでシェア率が高いFLYボトルを生み出したブランドであり、数々のウォーターボトルをラインアップに揃えており、彼らがボトル用洗浄器をリリースするのは自然な流れ。

洗浄器と言っても大仰なものではなく、哺乳瓶などと同じように電子レンジで加熱し、蒸気の力で除菌を行うという簡単なもの。形状がウォーターボトル用にデザインされており、電子レンジの庫内にボトルが収まるように傾斜した設計が施されていることが特徴。洗浄器本体とボトルの間にシリコンリングが挟まるため、エリートだけではなく多くの500mlボトルで使用することが可能となっている。もちろん使用前にボトルが電子レンジ内に入るかの確認は必要だ。

エリート NETO (c)カワシマサイクルサプライ

サポートグリッドにキャップやバルブをおいて使用する (c)カワシマサイクルサプライ

また、洗浄器のメインボディの中に挿入するサポートグリッドも用意されており、この上にキャップとバルブを置くことでボトルと同時に除菌することが可能。使い方は洗浄器にある程度の水を入れて、そのまま加熱するだけ。簡単な作業だけでボトルを清潔に保てる便利なアイテムの価格は3,800円(税込)。



エリート NETO
本体寸法:Φ96x139(H)mm
材質:トライタン(本体)、シリコン(リング)
価格:3,800円(税込)

※ELITEの全ての樹脂製ボトルで使用可能。(金属が含まれるボトルは使用不可)