春の日差しがようやく暖かくなってきた4月某日。関東にいるサイクリストたちのクライミング欲求を満たす"檜原都民の森”にて突撃取材を敢行。標高1,024mまで駆け上がってきた方々にお声がけさせて頂き、登場してもらいました。



じびさん ファクター ONE

じびさん ファクター ONEじびさん ファクター ONE
日本では滅多にお目にかかることのないファクターのエアロロード、ONEで現れたじびさん。ツール・ド・おきなわ(140km)などあらゆるレースに出場し、ツール・ド・宮古島で年代別で優勝するほどの豪脚の持ち主なんだとか。

元々ワイズロードで働いていた縁で”平坦が速いやばいバイクが出る”との噂を聞きつけ購入したというファクター ONE。その乗り味については、「平坦はTTバイクに近いほどの速さです。ただヘッドの特殊な構造から”鬼のように硬い”です」とのこと。こだわりのポイントはコゲルのカラーオーダーできるビックプーリーで、「とにかく派手にしたいから」と金色と青をチョイス。ボトルケージやバーテープもゴールドが散りばめられ、バイク全体で統一感をもたせていました。

ONEをONEたらしめる双胴ダウンチューブONEをONEたらしめる双胴ダウンチューブ プーリーはコゲルのカラーオーダーで金色とブルーメタリックにプーリーはコゲルのカラーオーダーで金色とブルーメタリックに
ホイールはファクターと同じグループに属するブラックインクホイールはファクターと同じグループに属するブラックインク クランクはローターのQ-RINGSクランクはローターのQ-RINGS

ちなみにじびさんはファクターO2のシャンゼリゼ・エディション(世界限定100台)も所有する生粋のファクター好き。更にVol.3に登場予定のファクター Ostroに乗るご友人と一緒に現れ、取材したCW編集スタッフの磯部もONEユーザーと、世にも珍しいファクターのホットスポットができ上がっていました笑。



アニヤさん スペシャライズド Allez Sprint

アニヤさん スペシャライズド Allez Sprintアニヤさん スペシャライズド Allez Sprint
ロードバイク歴1年というフレッシュさが眩しいアニヤさん。平日の夜はお仲間と共に皇居周辺を周り、週末はロングライドで研鑽を積んでいるのだとか。そんなアニヤさんが1台目のロードバイクとして選んだのがスペシャライズドの高性能アルミレーシングロード Allez Sprintだ。

特にダンシングした時の反応性がよく「キビキビ動いて楽しいですね」とお気に入りなんだとか。本国アメリカで盛んなクリテリウムやユースカルチャーを牽引するバイクは、「カッコよくてレースにも対応できるバイクを探したらこれしかありませんでした」と言うように、遠く離れた日本でもしっかりとユース層に根付いている様子。

スペシャライズドが特許を取得している溶接技術「ダルージオ・スマートウェルド」の文字がスペシャライズドが特許を取得している溶接技術「ダルージオ・スマートウェルド」の文字が エアロ効果を高める楕円断面のハンドルバーエアロ効果を高める楕円断面のハンドルバー

今後カスタムしたいをパーツを聞くと「皇居の平坦区間で(仲間に)置いていかれるので、ディープリムホイールが欲しいですね」とアニヤさん。日陰ではまだまだ肌寒いなか、上下ショートスリーブかつジャケット不携帯と身体を震わせながら取材に応じて頂き…引き止めちゃってすみませんでした!



東元茂樹さん リドレー NOAH FAST

東元茂樹さん リドレー NOAH FAST DISC東元茂樹さん リドレー NOAH FAST DISC
2016年にもご登場頂いている東元さん。当時は自転車歴僅か1年だったところから、約6年を経て「もう新しいバイクは買わない!」という境地にたどり着いたとのこと(ほんとですか??)。

バイクは3年前に購入したというリドレーのエアロロード「NOAH FAST」。見た目重視でエアロフレームがとにかく好きだからと選んだ1台には、セラミックスピードのプーリーとローターのクランクに新型デュラエースR9200系をチョイス。「擦らないブレーキが欲しくて新しいデュラエースを選びました。前に使っていたものはブレーキを擦る音が気になっていたんですが、10%向上したというクリアランスの効果は絶大ですね。全然擦らない。タッチも良いですしね」とお気に入りなんだとか。

フロントホイールとフレームの隙間を埋め、乱流の発生を抑えるエアロフレームフロントホイールとフレームの隙間を埋め、乱流の発生を抑えるエアロフレーム ケーブルがフル内装された専用ハンドル・ステムケーブルがフル内装された専用ハンドル・ステム

パワーメーター付きのローター 2INPOWERパワーメーター付きのローター 2INPOWER プーリーはゴールド輝くセラミックスピードプーリーはゴールド輝くセラミックスピード

見るからに”到達点”という様相のバイクですが、今後のカスタムする予定を聞くと「もう買いません!」と言いながらも「でも353が欲しいんですよね…どうすれば買えます?」と本音も...。これに関しては入荷をひたすら待つしかないですね。ちなみに前回の取材から、自転車トレーニングのおかげか、マラソンのベストタイムが2分も更新したという話も聞くことができました。



ICKXYさん キャノンデール SUPERSIX EVO

ICKXYさん キャノンデール SUPER SIX EVOICKXYさん キャノンデール SUPER SIX EVO
SUPERSIX EVOとリクイガス・ジャージのコーディネートが素敵だったICKXYさん。購入した2017年当時、緑が全盛だったキャノンデールのなか「ショップでたまたま見かけたオレンジに惹かれ衝動買いです」と選んだこのバイク。装着しているフルクラム SPEED 40Tは、当時身の回りでまだ賛否が分かれていたフルカーボンホイールで「周りにいなかったので、自分で試さないと分からないので」と思い購入に至ったのだとか。

ホイールはフルクラム SPEED  40Tホイールはフルクラム SPEED 40T サドルはプロロゴ DIMENSION CPCサドルはプロロゴ DIMENSION CPC

ダウンチューブにツールボトルを付けていたのでブルベ仕様かと思いきや「80kmも走れば身体が悲鳴を挙げますよ」と謙遜しながらも、現在の目標は富士ヒルクライムのシルバーリング。既に手にしているブロンズからのステップアップを目標に「このバイクで達成したいです」と言い切ってくれました。ぜひとも愛車にシルバーリングをつけてあげてください!

text:Sotaro.Arakawa
photo:So Isobe