ツール・ド・フランスを主催するA.S.Oは3月7日、Zwiftがパリ〜ルーベ・ファムのタイトルスポンサーになることを発表した。これでレースに正式名称は「パリ〜ルーベ・ファム avec Zwift」となる。



第1回パリ〜ルーベ・ファムを制したエリザベス・ダイグナン(イギリス、トレック・セガフレード)第1回パリ〜ルーベ・ファムを制したエリザベス・ダイグナン(イギリス、トレック・セガフレード) photo:A.S.O.
A.S.O.(アモリ・スポル・オルガニザシオン)の代表であるヤン・ル・モエニー氏は「Zwiftがパリ〜ルーベ・ファムのタイトルスポンサーになってくれたことに興奮が収まらない。女子版ツール・ド・フランスを立ち上げた際、真っ先にスポンサーに名乗りを挙げてくれたのもZwiftだった。Zwiftが味方についてくれたことで、女子自転車界の発展は約束されたのと同然だ」と、リリースの中で喜びを語っている。

昨年エリザベス・ダイグナン(イギリス、トレック・セガフレード)が82kmに及ぶ独走勝利し、大きな話題となった第1回パリ〜ルーベ・ファム(1.WWT)は、今年も男子レース前日の4月16日に開催が予定されている。そんな通称「北の地獄」と呼ばれるレースに対し、世界の190ヶ国以上で利用されているオンラインフィットネスプラットフォームのZwiftがタイトルスポンサーに名乗りを挙げたのだ。

「今回パリ〜ルーベ・ファムタイトルスポンサーになり、またA.S.Oとの関係性をより強固できたことを誇りに思う。北の地獄(パリ〜ルーベ)は自転車界を象徴的なレースであり、世界中の観客を魅了するレースだ」とは、Zwiftの共同創業者で現CEOのエリック・ミン氏。

Zwiftは既に今年初開催される女子版ツール・ド・フランス(7月24日〜31日)のタイトルスポンサーにもなっており、ミン氏は「またこのレースを通して世界中の女性が自転車という旅に出てくれることを祈っている」と女子レース発展に向け意欲を語っている。契約期間は4年間。2025年大会まで正式名称は「パリ〜ルーベ・ファム avec Zwift」となる。


text:Sotaro.Arakawa

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