世界最大規模の総合自転車ブランドのジャイアントが、グラベル用ホイール「CXR 2 WHEELSYSTEM」とオフロード向けサドル「ROMERO」をリリースした。CXR 2は38~40mm幅もしくは2.3インチまでのXCタイヤに最適なフルカーボンのフックレスリムとされている。



ジャイアント CXR 2 WHEELSYSTEM
ジャイアント CXR 2 WHEELSYSTEMジャイアント CXR 2 WHEELSYSTEM (c)ジャイアント
MTB用ホイールからスタートしたジャイアントのフックレスホイール。2021年モデルではグラベル用タイヤに適したモデル「CXR 2」をリリースする。CXR 2のリム幅設計は内幅が25mm、外幅が31mmというほぼMTB XC用の様な寸法。もちろんホイールサイズとしては700Cであり、フロントが100×12TA、リアが142×12TAというエンド仕様のグラベル用ホイールだ。対応タイヤは38~40mm幅のグラベル用タイヤと、2.3インチまでのMTB XC用タイヤ。セット次第でバイクをフラットダートを高速で走る仕様としたり、シングルトレイルをアグレッシブに攻められるバイクを作り上げることも可能なはずだ。

リム素材はフルカーボンで、ホイールとしての仕様はチューブレス対応クリンチャー。フックレスリムはチューブレスタイヤを低圧で使用することを可能とし、タイヤのトラクションやグリップ力を引き出すことができるため、ぜひチューブレスタイヤとして運用したい。専用チューブレスリムテープとバルブは付属する。

ハブはジャイアントオリジナルのアルミ製。フリーボディはシマノ11速で、別売のスラムXDR 12速ボディにも対応している。ディスクブレーキローターの規格はセンターロック。前後共に24本のサピム Sprintスポークで組み上げられ、前後の合計重量は1,570g。価格は前輪が55,000円、後輪が65,000円(税抜)。

ジャイアント CXR 2 WHEELSYSTEM
ホイールサイズ:700C
対応タイヤ:クリンチャー(チューブレス対応)
リムプロファイル:フックレスリム、ハイト35mm、内幅25mm、外幅31mm
リム素材:超軽量フルカーボンコンポジット
重量:1570g(フロント+リア)
アクスル:前100×12TA、後142×12TA
ハブ:前GIANT Alloy、後GIANT Alloy Pawl Driver(3pawl 30T)
対応カセット:Shimano 11 / SRAM XDR 12(別売)
価格:フロント/55,000円、リア/65,000円(税抜)



ジャイアント ROMERO
ジャイアント ROMERO SLジャイアント ROMERO SL (c)ジャイアント
幅広い座面形状が採用されている幅広い座面形状が採用されている (c)ジャイアントノーズが前下がりとなっているため、衣類が引っかかりにくいというノーズが前下がりとなっているため、衣類が引っかかりにくいという (c)ジャイアント


プロライダーのフィードバックをけて開発されたオフロードサドルがROMEROだ。フロントノーズを若干下向きに伸ばすことで、バギーパンツなど衣類が引っかかりにくくなっており、ライド中の安定感を向上させている。また、サドルと内股が接する部分は柔軟に作られているため、ペダリング時のスレや前後左右に身体を動かす際にサドルとの接触で痛みが発生しにくいはずだ。

パッドにはパーティクルフローテクノロジーという快適性を向上させるテクノロジーが採用されている。通常のサドルと比較し、骨盤にかかる圧力が20%も低減するというこのテクノロジーはオフロード用サドルでも効果を大いに発揮してくれるだろう。

ラインアップは上位グレードのROMERO SL、エントリーグレードのROMEROの2種類。上位グレードはナイロングラスファイバーコンポジットのベースと、SST軽量中空ステンレス7mmのレールを採用したモデル。重量は245gで、価格は10,000円(税抜)。エントリーグレードはポリプロピレンのベースと、スチール7mmレールの組み合わせ。重量は325g。価格は6,000円(税抜)。

ジャイアント ROMERO SL
ベース:ナイロングラスファイバーコンポジット
レール:SST軽量中空ステンレス 7mm
重量:245g
価格:10,000円(税抜)

ジャイアント ROMERO
ベース:ポリプロピレン
レール:スチール 7mm
重量:325g
価格:6,000円(税抜)

リンク

同じ製品カテゴリーの記事

最新ニュース(全ジャンル)