パリ～ルーベの招待チーム発表　主催者選抜に別府らNIPPOやファンデルプールのアルペシンが選出

パリ～ルーベが2020年大会の招待チームを発表。主催者選抜のワイルドカードには、ルーベ出場に意欲を表している別府史之が所属するNIPPOデルコ・ワンプロヴァンスや、昨シーズン活躍したマチュー・ファンデルプール（ネザーランド）のアルペシン・フェニックス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト、チーム アルケア・サムシックの4チームが選ばれた。

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「北の地獄」パリ～ルーベを進むメイン集団 photo:CorVos
4月12日に開催されるクラシックの女王"パリ～ルーベ"を主催するA.S.O.が、レースに招待する25チームを明らかにした。UCIワールドツアーのパリ～ルーベには、19のUCIワールドチームが自動的に選出。加えて、新ルールに基づき2019年のUCIランキングから、トタル・ディレクトエネルジーとサーカス・ワンティゴベールの2チームが優先的に選ばれている。

主催者選抜のワイルドカードとして、フランス籍のNIPPOデルコ・ワンプロヴァンス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト、チーム アルケア・サムシック、ベルギーのアルペシン・フェニックスが招待された。

日本のNIPPOがスポンサーに加わるとともに、日本人選手が多く加入したNIPPOデルコ・ワンプロヴァンスには注目したい。中でも、先日CWで掲載したインタビュー記事でパリ～ルーベへの意欲を表していた別府史之の出場には期待がかかる。チームの日本語公式ツイッターにも別府についての言及もあるため、出場の可能性は濃厚か。

別府史之（NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス）はパリ～ルーベへの出場に意欲を表している (c)Nippo Delko One Provence
そして、アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール（ネザーランド）も注目選手の一人。昨シーズンのワンデークラシックはドワーズ・ドール・フラーンデレン、アムステルゴールドレース（共にUCIワールツアー）で優勝。他のメジャークラシックやステージレース、世界選手権でも圧倒的な存在感を放っていたファンデルプールがパリ～ルーベに出場する可能性が高い。

シクロクロス世界王者の悪路でのコントロールは既に明らか。サガンやファンアーヴェルマート、ジルベールらクラシックハンターたち、CXでもライバルのファンアールトとの熱戦に期待したい。ファンデルプールはチームが招待されているストラーデ・ビアンケ、ミラノ～サンレモ、ボルタ・ア・カタルーニャにも出場予定だという。

2019年シーズンに圧倒的な存在感を放ったマチュー・ファンデルプール（ネザーランド、アルペシン・フェニックス） (c)CorVos