3月24日、イタリアでセッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ第2ステージが開催され、終盤の上りで飛び出した6名がゴールまで逃げ切った。積極的にアタックしたリカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)を抑え、ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトーリ)が優勝を飾った。

地元エミリア・ロマーニャ州でレースに復帰したリカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)地元エミリア・ロマーニャ州でレースに復帰したリカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) photo:Cor Vosエミリア・ロマーニャ州のボローニャからファエンツァまでの175kmで行なわれた第2ステージ。ジロ・デ・イタリアでも度々コースに取り入れられるカテゴリー山岳モンテ・トレッビオ(標高429m)が、ゴールの25km手前に設定されている。

レースは序盤からステファノ・ボルキ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)ら2名が逃げ、最大で6分26秒のアドバンテージ。しかし全ての逃げはモンテ・トレッビオで吸収。メイン集団ではアタック合戦が始まった。

真っ先に仕掛けたのは、ジロ・デ・イタリア出場チームリストから外れたチェラミカ・フラミニアのリカルド・リッコ(イタリア)だ。ドーピング違反による出場停止期間が明けたリッコが、ジロ主催者RCSスポルトにアピールするかのように、果敢にアタックを仕掛けた。

モンテ・トレッビオの上りで積極的にアタックするリカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)モンテ・トレッビオの上りで積極的にアタックするリカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) photo:Cor Vosリッコのアタックにはドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)やホセ・ルハノ(ベネズエラ、ISD・ネーリ)ら5名が合流。この先頭グループは、メイン集団から30秒のリードを得てモンテ・トレッビオ頂上を通過し、協力してファエンツァのゴールに向かった。

6名はメイン集団を12秒引き離したままゴールへ。最後はスプリント勝負を制したセルパが優勝。セルパと言えば、過去に3度ツール・ド・ランカウイ名物ゲンティンステージを制し、2009年大会で優勝したコロンビアクライマーだ。

今シーズン初勝利を掴んだセルパは「ジナンニとベルタニョッリが後続集団に入っていたから、逃げグループを牽くことは無かった。それが自分の仕事。最後は有利にスプリントに持ち込めたよ。実は昨年のコッピ・エ・バルタリで、立場は逆だけど、全く同じ状況に陥った。あの時(第2ステージ)は僕がずっと前を牽き続けて、最後はクネゴが勝った。これがロードレースだ」と、レースを振り返る。

スプリントに敗れたリッコはステージ3位。しかし復帰後もその登坂力が衰えていないことを見せつけた。ステージ優勝のセルパもレース後「上りでリッコはメチャクチャ強かった。かなり苦しめられたよ」とコメントを残すほど。

6名によるスプリントを制したホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトーリ)6名によるスプリントを制したホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトーリ) photo:Cor Vosリッコ本人は「今日は調子がすこぶる良かった。明日も今日のようなコースレイアウト。今日は頂上からゴールまで25kmあって、独走向きではなかった。でも明日は、最後のガイアートの上りがゴールまで8kmしか離れていない。また明日アタックを仕掛けてみせる」とコメント。ステージ優勝&総合優勝に向け、今後のステージでも攻撃の手は緩めない。

この日はスプリンターたちがモンテ・トレッビオで脱落。12秒遅れの集団内でゴールしたオリバー・ザウグ(スイス、リクイガス)が、フランチェスコ・キッキ(イタリア)からリーダージャージを譲り受けている。昨年ジャパンカップで3位に入ったイヴァン・サンタロミータ(イタリア、リクイガス)が総合2位で続き、以下セルパやリッコ、ルハノらが僅かなタイム差で続く。

レース展開はレース公式サイト、選手コメントはガゼッタ紙より。


セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2010第2ステージ結果
1位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトーリ)       4h11'09"
2位 フォルトゥナート・バリアーニ(イタリア、ミケ)
3位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
4位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)
5位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
6位 ホセ・ルハノ(ベネズエラ、ISD・ネーリ)
7位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)           +12"
8位 マッシミリアーノ・ジェンティーリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
9位 ダニエーレ・リーギ(イタリア、ランプレ)
10位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、カルミオオーロ・NGC)

個人総合成績
1位 オリバー・ザウグ(スイス、リクイガス)               6h26'02"
2位 イヴァン・サンタロミータ(イタリア、リクイガス)
3位 ホセ・セルパ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトーリ)          +08"
4位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
5位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)     +09"
6位 リカルド・キアリーニ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)
7位 マウロ・フィネット(イタリア、リクイガス)                +12"
8位 ホセ・ルハノ(ベネズエラ、ISD・ネーリ)                 +13"
9位 ダニエーレ・リーギ(イタリア、ランプレ)                 +15"
10位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)

ポイント賞
フランチェスコ・キッキ(イタリア、リクイガス)

山岳賞
プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)


リクイガス・ドイモ

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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