UCI(国際自転車競技連盟)が2018年のライセンス登録状況を発表。18のUCIワールドチームと、26のUCIプロコンチネンタルチームが揃った。アイルランドのアクアブルースポートの登録は保留となっている。


EFエデュケーションファースト・ドラパックEFエデュケーションファースト・ドラパック photo:EF Education First-Drapac p/b Cannondale

UCIとライセンス委員会の承認を得て、2018年度もUCIワールドツアーライセンスを保有するUCIワールドチームは18チーム。2017年度からチーム数に変更はなく、EFエデュケーションファースト・ドラパックとミッチェルトン・スコットがチーム名を変更する。

登録を完了したUCIプロコンチネンタルチームは26チーム。2017年に相次いで発覚したドーピングにより出場停止処分を受けたソールブラジルプロサイクリングが外れ、6チームが新たにライセンスを獲得した。アメリカ最大のステージレースであるツアー・オブ・カリフォルニアがUCIワールドツアー入りしたことを受け、新たにアメリカの3チームがワイルドカード獲得権のあるUCIプロコンチネンタルチームに。元プロ選手のジェローム・ピノーが立ち上げ、ブライアン・コカールやクリス・ボックマンスが加入するフランスのヴィタルコンセプトや、チーム右京のジョン・アベラストゥリが加入するスペインのエウスカディバスクカントリー・ムリアスもUCIプロコンチネンタルチームとして2018年シーズンを走る。

2017年のブエルタ・ア・エスパーニャにワイルドカード枠で走ったアイルランドのアクアブルースポートに関してはUCIプロコンチネンタルチームの登録が保留された。保留理由は提出書類の不備。チームは現在UCIライセンス委員会と密に連絡を取って動いており、UCIライセンス更新は問題ないとの声明を出している。

ブエルタ・ア・エスパーニャに出場したアクアブルースポートブエルタ・ア・エスパーニャに出場したアクアブルースポート photo:Tim de Waele / TDWsport

2018年度のUCIワールドチーム
BMCレーシング(アメリカ)
トレック・セガフレード(アメリカ)
EFエデュケーションファースト・ドラパック(アメリカ)現キャノンデール・ドラパック
アージェードゥーゼール(フランス)
エフデジ(フランス)
ロット・ソウダル(ベルギー)
クイックステップフロアーズ(ベルギー)
ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)
サンウェブ(ドイツ)
モビスター(スペイン)
カチューシャ・アルペシン(スイス)
ロットNLユンボ(オランダ)
チームスカイ(イギリス)
アスタナ(カザフスタン)
ディメンションデータ(南アフリカ)
ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)現オリカ・スコット
バーレーン・メリダ(バーレーン)
UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)

2018年度のUCIプロコンチネンタルチーム
アンドローニジョカトリ・シデルメク(イタリア)
バルディアーニCSF(イタリア)
ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリア(イタリア)
NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ(イタリア)
コフィディス・ソルシオンクレディ(フランス)
デルコ・マルセイユプロヴァンスKTM(フランス)
プロサイクリング・ブレイス(フランス)現フォルトゥネオ・オスカロ
ディレクトエネルジー(フランス)
スポートフラーンデレン・バロワーズ(ベルギー)
ヴェランダスヴィレムス・クレラン(ベルギー)
ワンティ・グループゴベール(ベルギー)
WBアクアプロジェクト・ヴェランクラシック(ベルギー)
ノボノルディスク(アメリカ)
ユナイテッドヘルスケア(アメリカ)
ルームポット・ネーデルランセローテライ(オランダ)
カハルーラル・セグロスRGA(スペイン)
ガスプロム・ルスヴェロ(ロシア)
CCCスプランディ・ポルコウィチェ(ポーランド)
マンサナ・ポストボン(コロンビア)
イスラエルサイクリングアカデミー(イスラエル)

新規UCIプロコンチネンタルチーム
ブルゴスBH(スペイン)
エウスカディバスクカントリー・ムリアス(スペイン)
ハーゲンスベルマン・アクセオン(アメリカ)
ホロウェスコ・シタデル(アメリカ)
ラリーサイクリング(アメリカ)
ヴィタルコンセプト(フランス)