ツール・ド・とちぎの第1ステージが栃木県日光市から足利市の115kmで行われ、サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が優勝。山岳賞、スプリント賞も獲得した。2位は岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が入り、新人賞を獲得した。



日光市内をパレード走行日光市内をパレード走行 photo:Hideaki TAKAGI杉並木の中を行く集団杉並木の中を行く集団 photo:Satoru Kato72km地点 14人の逃げ集団をブリヂストンアンカーの2人が引く72km地点 14人の逃げ集団をブリヂストンアンカーの2人が引く photo:Satoru.Kato81km地点、石灰岩の産地を通り抜ける先頭集団81km地点、石灰岩の産地を通り抜ける先頭集団 photo:Hideaki TAKAGIUCI2.2クラスのステージレースとして今年初開催となる「ツール・ド・とちぎ」。国内10チーム、海外4チームの計14チームの81名が出場し、3日間3ステージ計320.8kmで争われる。初日は海外からの観光客も多い日光をスタートし、栃木県南西部の足利市にゴールする115km。途中、2回のKOM(山岳賞)と、HS(スプリント賞)が設定される。

前日は晴れて15℃以上の暖かさになった日光市だが、この日は朝から曇り、最高気温はおよそ8℃。ゴールの足利市でも11℃前後にとどまる肌寒い1日となった。

日光市街を抜けたところでリアルスタートが切られると、オリヴァ―ズ・リアルフードレーシングやマトリックスパワータグ、チーム右京がアタックを開始。一時4人の逃げ集団が形成されるがほどなく吸収され、大きな集団のままひとつ目のKOMへ向かう。

頂上はサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が先頭で通過し、その後の下りでは集団前方にいた14人が先行し、逃げ集団が形成される。この中に有力チームのほとんどがメンバーを送り込んだ事もあり、メイン集団との差は一気に1分以上に開き、その後約3分まで広がった。

逃げ集団のメンバーは、チーム右京から畑中勇介、サルバドール・グアルディオラ、エゴイツ・フェルナンデスの3人、ブリヂストンアンカーから鈴木龍、西薗良太の2人、宇都宮ブリッツェンから鈴木譲と岡篤志、キナンサイクリングチームからジャイ・クロフォード、トマ・ルバの2人、マトリックスパワータグからホセ・ビセンテ、土井雪広の2人、アタッキ・チームグストからベンジャミン・ヒル、マリオ・ヴォクトの2人、オリヴァーズ・リアルフードレーシングからショーン・ホワイトフィールド。

キナンサイクリングチームとブリヂストンアンカーが積極的に引く一方、増田成幸がメイン集団にいる宇都宮ブリッツェンは前にあまり出ず、他のチームは状況を見つつ前に出てくるという空気感で、逃げ集団は進行する。

ふたつ目のKOMでは、山岳賞争いが活発化。グアルディオラ、フェルナンデス、ルバ、ヒルら4人の争いとなり、グアルディオラが先頭で通過する。この動きで逃げ集団はばらけたものの、下りで再びまとまる一方、ホワイトフィールドが遅れて逃げ集団は13人に。



83km地点のKOMもサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が先頭83km地点のKOMもサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が先頭 photo:Hideaki TAKAGI


ラスト6km地点、西薗良太(ブリヂストンアンカー)がアタックするラスト6km地点、西薗良太(ブリヂストンアンカー)がアタックする photo:Hideaki TAKAGIサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が単独先行でゴール前に現れるサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)が単独先行でゴール前に現れる photo:Satoru.Kato後続に4秒差をつけてサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)がステージ優勝後続に4秒差をつけてサルバドール・グアルディオラ(チーム右京)がステージ優勝 photo:Satoru.Katoゴール後、チームメイトとダウンする岡篤志(宇都宮ブリッツェン)ゴール後、チームメイトとダウンする岡篤志(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru.Kato残り20kmを切ったところからメイン集団がペースアップ。那須ブラーゼンやトレンガヌサイクリングチームなど、逃げ集団にメンバーを送り込めなかったチームが中心となって集団を牽引する。しかしタイム差を数十秒縮めるにとどまり、勝負は先行した13人に絞られた。

逃げ集団では、残り10kmを切ったところからアタックの掛け合いが始まる。しかしどれも決定打とならないまま、ゴールのある足利市内へ。残り7kmを切って西薗良太(ブリヂストンアンカー)が単独で抜け出すが吸収される。残り1kmを切って最後の牽制が入りスピードが緩んだところで、グアルディオラがアタック。これに誰も反応せずお見合いしたため、差が一気に開く。最後の左コーナーを曲がって残り200m、サルバドールが単独先行して姿を現す。ゴールラインを越えると大きく両腕を広げ、曇り空に向かって雄たけびをあげた。

「自分よりスプリントが長けている選手が数名いたので、ゴール勝負になる前に仕掛けた」と言うグアルディオラ。「今日はとても調子が良かった。スペインではシエラネバダで合宿をして、ヴォルタ・ア・バレンシアナやツール・ド・フィリピンに出場して調子を上げてきたので準備が出来ていた。チームの本拠地である日本のレースで勝ちたかったし、今回の勝利はチームやアシストしてくれたチームメイトにプレゼントしたい。リーダージャージを手に入れたけれど、チームとして守っていきたいし、個人的にも総合優勝はとても欲しいと感じている。明日はよりハードなステージなので、集中力を落とさないように狙っていきたい」。

一方、2位に入った岡は、「道幅の広いところに入って、サルバトール選手がアタックしたが、追いかけるには進路を変えなければいけなかったし、他のチームも人数が残っていたので誰か追いかけてくれる事を期待してしまった。と言って、自分が追いかけたらゴールでまくられてしまう可能性もあったし・・・仕方ないですね。」と、最後の局面を振り返る。「明日はHSを2回取ってゴールを3位以内に入れば逆転する事も可能なタイム差なので、集中してやっていきたい。」と、すでに逆転優勝へのプランは立っているようだ。

チーム右京は逃げ集団に唯一3人を送り込んだ。本来は畑中で勝負する予定だったが、それにより最後の局面を優位に展開する事が出来たとグアルディオラは言う。ブリッツェンはKOMを飯野智行が4位通過したが、直後にメカトラで後退。それが無ければ3人を送り込めていた事になる。もし飯野が遅れなかったら、違った展開になっただろうか。

明日の第2ステージは、栃木県南東部の茂木町から北部の那須市までの102.3km。後半は登り基調となる。



第1ステージ表彰 左から、2位岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、1位サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)、3位ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト)第1ステージ表彰 左から、2位岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、1位サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)、3位ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト) photo:Satoru.Kato


ツール・ド・とちぎ2017第1ステージ結果
1位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京) 2時間16分4秒
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +4秒
3位 ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト)
4位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
5位 畑中勇介(チーム右京)
6位 エゴイツ・フェルナンデス(チーム右京)
7位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)
8位 鈴木龍(ブリヂストンアンカー・サイクリングチーム)
9位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
10位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)

山岳賞総合成績
1位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京) 10p
2位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) 4p
3位 ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト) 3p

ポイント賞総合成績
1位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京) 25p
2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) 23p
3位 ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト) 21p

チーム総合成績
1位 チーム右京 6時間48分20秒
2位 マトリックスパワータグ +2分5秒
3位 アタッキ・チームグスト

text:Satoru.Kato
photo:Satoru.Kato,Hideaki.Takagi
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