イタリアンブランドの雄コルナゴから、創業者エルネスト・コルナゴ氏の85歳を祝う超限定モデル「Ottanta 5(オッタンタ チンクエ)」が登場。スペシャルペイントのフレームに最高級パーツを盛り込んだ、全く妥協の無い特別な一台だ。



コルナゴ Ottanta 5コルナゴ Ottanta 5 (c)エヌビーエス
「コルナゴは自転車への情熱を示すためにモノづくりをする。そして、レースに勝つ為に情熱を注ぎこむ。お金の為ではない」そんな口癖と頑固なまでの職人気質と共に、これまでコルナゴ社を率いてきたエルネスト・コルナゴ氏。そんなエルネスト氏にとって今日2017年2月9日は記念すべき85回目の誕生日であり、このバースデーを祝うべく世界同時発表されたのが、イタリア語で85を意味するOttanta 5(オッタンタ チンクエ)という名のスペシャルモデルだ。

フレームはこれまで数々の勝利を挙げてきたC40からの血統を受け継ぐC60。コルナゴ社創立60周年を記念して生まれ、星型断面のカーボンパイプとラグを用い製造工程のすべてを一貫してイタリア国内で行うコルナゴの最上級モデルであり、ここに特別な塗装を施している。

トップチューブ前方にはOttanta 5のロゴトップチューブ前方にはOttanta 5のロゴ (c)エヌビーエス創立年である1954年当時最初に使用されていたデザインを復刻させたロゴ創立年である1954年当時最初に使用されていたデザインを復刻させたロゴ (c)エヌビーエスシートチューブにも復刻ロゴが光るシートチューブにも復刻ロゴが光る (c)エヌビーエス


ベースはOttanta 5の為に調合された細やかなラメがきらめくシルバーで、ヘッドチューブ周辺や各リアステーには特徴あるアラベスク調デザインを装飾。カーボンの折り目がのぞくブラック部分は艶やかにフィニッシュされており、塗装作業は全て職人の手作業にて行われるという。

シートチューブとヘッドチューブのブランドロゴは、創立年である1954年当時最初に使用されていたデザインを復活させており、ロゴの鷲は力を、矢は速さ、そして正確さを表したものだ。ダウンチューブにはコルナゴではなく、エルネスト氏のサインが入ることも通常品と大きく異なるポイント。シートポストはフレームと同色シルバーで、ステム、サドルはOttanta 5のロゴが記される特別品だ。

シルバーとブラックで塗り分けられたアラベスク調デザインシルバーとブラックで塗り分けられたアラベスク調デザイン (c)エヌビーエスハンドルとステムはデダのOttanta 5専用品をアッセンブルハンドルとステムはデダのOttanta 5専用品をアッセンブル (c)エヌビーエス

星型断面のカーボンパイプとラグを用いたコルナゴ伝統の工法星型断面のカーボンパイプとラグを用いたコルナゴ伝統の工法 (c)エヌビーエス力強いチェーンステーに、アラベスクデザインが繊細な意匠を加える力強いチェーンステーに、アラベスクデザインが繊細な意匠を加える (c)エヌビーエス


妥協が許されない限定モデルだけあって、コンポーネントにはカンパニョーロのSUPER RECORD EPS、ホイールにはBORA ULTRA 50と、タイヤはヴィットリアのCorsaとイタリア色の非常に強い、隙の無い構成に仕上げられている。

エルネスト氏、そしてコルナゴの職人気質を注ぎ込んだOttanta 5の販売台数は、全世界合わせてもたった85台のみ。価格1,950,000円(税抜)、納期およそ5か月と非常にハードルの高い設定だが、それに見合う価値を持つ最高級バイクだ。



コルナゴ Ottanta 5
サイズ:420s、450s、480s、500s、520s、540s、560s、580s、600s、530、550、570、590、610
フレーム&フォーク:コルナゴ C60
コンポーネント:カンパニョーロ Super Record EPS
ホイール:カンパニョーロ Bora Ultra 50 Clincher
ハンドル、ステム:デダ Ottanta 5専用品
サドル:セライタリア Ottanta 5専用品
タイヤ:ヴィットリア Corsa Graphene
価格:1,950,000円 (税抜)
納期:注文からおよそ5か月 (定数受注次第販売終了)

最新ニュース(全ジャンル)