お台場海浜公園を舞台に2月11、12日に開催されるシクロクロス東京の招待選手が発表された。男女の全日本王者はもちろん、2度の優勝経験を持つジェレミー・パワーズやフランスのスティーブ・シェネルらの来日が話題だ。



昨年大会で優勝したジェレミー・パワーズ(アメリカ、アスパイアレーシング)昨年大会で優勝したジェレミー・パワーズ(アメリカ、アスパイアレーシング) photo:Kei Tsuji / CX TOKYOフランス代表として世界選手権を走るスティーブ・シェネル(フランス、クロスチームバイG4)フランス代表として世界選手権を走るスティーブ・シェネル(フランス、クロスチームバイG4) photo:CorVos全米選手権で3位に入ったMTB/シクロクロス兼業選手のケリー・ワーナー(アメリカ、コナエンデュランスチーム)全米選手権で3位に入ったMTB/シクロクロス兼業選手のケリー・ワーナー(アメリカ、コナエンデュランスチーム) (c)www.cyclocrosstokyo.comアンソニー・クラーク(アメリカ、スクウィッドバイクス)アンソニー・クラーク(アメリカ、スクウィッドバイクス) (c)www.squidbikes.co都心ど真ん中という立地や豪華な招待選手、そしてレースを魅せるショー的な要素から、野辺山と並ぶ国内シクロクロスレースの一大イベントとなったシクロクロス東京。6回目を迎える2017年大会のエリートカテゴリーを走る招待選手は昨年から大幅に増えた計16名。海外選手が10名で、国内招待選手は男子が4名、女子が2名という内訳だ。

海外勢は、シクロクロス東京で2度勝利し国内でもお馴染みの人気選手ジェレミー・パワーズ(アメリカ、アスパイアレーシング)を筆頭に、FDJやアージェードゥーゼール・ラモンディアールなどでロード/シクロクロス兼業選手として活躍し、現在フランス唯一となる自身のシクロクロスチームを立ち上げたスティーブ・シェネル(フランス、クロスチームバイG4)がトピックだ。CX専業となってからも先のフランス国内選手権では4位に割って入るなど好成績を残しており、経歴的にも優勝候補筆頭と呼べる存在だ。

また、全米選手権で3位に入ったMTB/シクロクロス兼業選手のケリー・ワーナー(アメリカ、コナエンデュランスチーム)や、パワーズが主宰する若手育成チーム「JAMファンド」出身であり、荒削りながらパワフルな走りが持ち味のアンソニー・クラーク(アメリカ、スクウィッドバイクス)、現オーストラリアナショナル王者のクリス・ジョンジェワード(フランダース・ネミシス)ら強豪が集う予定。

女子海外勢はスティーブの妻で過去に2度フランス選手権を制しているルーシー・シェネル(クロスチームバイG4)、スクウィッドバイクスチームのオーナーであり、今シーズン初頭の中国でのUCIレース「千森杯」で優勝したエミリー・カチョレック(アメリカ)と、そのチームメイトであるサミ・ランネルス(アメリカ)、昨年のオーストラリアナショナル女王レベッカ・ロック(チームウィリーロック)とそのチームメイトで現オーストラリアナショナルシリーズタイトルを持ち、世界選手権に出場したナオミ・ウィリアムズなどが揃う。3名が来日するスクウィッドバイクス勢はアメリカでフレーム用塗料「スプレーバイク」のディストリビューターを務めており、ユニークなペイントを施したバイクも見もの。

これら海外勢を迎え撃つのは、男子が現シクロクロス全日本王者で今季絶好調の沢田時(ブリヂストンアンカー)とJCXランキングで首位を走る小坂光(宇都宮ブリッツェン)、全日本選手権で2位に入った前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、そしてヨーロッパ経験豊富で砂に強い前全日本タイトル保持者竹之内悠(東洋フレーム)という4名。女子は全日本選手権2連覇中の坂口聖香(パナソニックレディース)と同2位と近年成績を伸ばしている武田和佳(Liv)の2名だ。



全日本王者の沢田時(ブリヂストンアンカー)全日本王者の沢田時(ブリヂストンアンカー) photo:Hideaki TAKAGI
小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)と前田公平(弱虫ペダルサイクリング)小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)と前田公平(弱虫ペダルサイクリング) photo:Kei Tsuji竹之内悠(東洋フレーム)竹之内悠(東洋フレーム) photo:Hideaki TAKAGI

坂口聖香(パナソニックレディース)坂口聖香(パナソニックレディース) photo:Kei Tsuji武田和佳(Liv)武田和佳(Liv) photo:Nobuhiko.Tanabe




シクロクロス東京2016招待選手一覧
海外招待選手(男子)

スティーブ・シェネル(フランス、クロスチームバイG4)
ケリー・ワーナー(アメリカ、コナエンデュランスチーム)
ジェレミー・パワーズ(アメリカ、アスパイアレーシング)
クリス・ジョンジェワード(フランダース・ネミシス)
アンソニー・クラーク(アメリカ、スクウィッドバイクス)

国内招待選手(男子)
沢田時(ブリヂストンアンカー)
小坂光(宇都宮ブリッツェン)
前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
竹之内悠(東洋フレーム)

海外招待選手(女子)
エミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッドバイクス)
ルーシー・シェネル(フランス、クロスチームバイG4)
レベッカ・ロック(オーストラリア、チームウィリーロック)
ナオミ・ウィリアムズ(オーストラリア、チームウィリーロック)
サミ・ランネルス(アメリカ、スクウィッドバイクス)

国内招待選手(女子)
坂口聖香(パナソニックレディース)
武田和佳(Liv)

text:So.Isobe