勝負を分けたのはダウンヒルのライン取り。先行してスプリントに持ち込んだサンヌ・カントが7度の世界王者経験者マリアンヌ・フォスを下して勝利。王国ベルギーに金メダルをもたらした。



マリアンヌ・フォス(オランダ)を突き放してフィニッシュするサンヌ・カント(ベルギー)マリアンヌ・フォス(オランダ)を突き放してフィニッシュするサンヌ・カント(ベルギー) photo:CorVos
これまで幾度も世界選手権で表彰台を経験してきたカントだが、アルカンシエル獲得は自身初めて。終盤のキャンバー区間でスリップし一度はフォスの先行を許したものの、最終周回にフォスがチェーンを落としたことで勝負は振り出しに。激しい一騎打ちの中、キャンバーのライン取りで先行したカントは優位をキープしたまま最終ストレートのスプリント勝負へと持ち込み、勝利を収めた。

3名が出場した日本勢の中で最上位は與那嶺恵理(FDJ Nouvelle-Aquitaine Futuroscope)の29位。今井美穂と武田和佳(Liv)はトップから1周回遅れとなり、それぞれ30位と35位で世界選手権を終えた。

シクロクロス世界選手権2017女子エリート結果
1位 サンヌ・カント(ベルギー)           43’06”
2位 マリアンヌ・フォス(オランダ)          +01”
3位 カテリーナ・ナッシュ(チェコ)          +21”
4位 ルシンダ・ブランド(オランダ)
5位 マーガリー・ロシェット(カナダ)         +36”
6位 エヴァ・リヒナー(イタリア)           +53”
7位 クリスティン・マジェラス(ルクセンブルク)    +1’21”
8位 エレン・ヴァンロイ(ベルギー)          +1’25”
9位 ニッキー・ブラマイヤー(イギリス)        +1’31”
10位 ケイトリン・アントノー(アメリカ)        +1’46”
29位 與那嶺恵理(FDJ Nouvelle-Aquitaine Futuroscope) +8’15”
30位 今井美穂                     -1Lap
35位 武田和佳(Liv)                  -1Lap



女子U23:オランダのヴォルスト勝利、坂口聖香28位

独走でフィニッシュするアンヌマリー・ヴォルスト(オランダ)独走でフィニッシュするアンヌマリー・ヴォルスト(オランダ) photo:UCI
坂口聖香(パナソニックレディース)が出場した女子U23。中盤にかけて勝負はアンヌマリー・ヴォルスト(オランダ)、エヴィー・リチャーズ(イギリス)、そしてエレン・ノーブル(アメリカ)の3人に絞り込まれた。終盤にかけてリチャーズが千切れると、テクニックに長けるヴォルストvsパワーのあるノーブルの戦いに。最終周回に凍った下りのコーナーでノーブルがラインミスした隙を突いたヴォルストがゴールまで逃げ切った。

10番以内を目指していた坂口は6分15秒遅れの28位フィニッシュだった。

シクロクロス世界選手権2017女子U23結果
1位 アンヌマリー・ヴォルスト(オランダ)   43'47"
2位 エレン・ノーブル(アメリカ)        +10"
3位 エヴィー・リチャーズ(イギリス)      +26"
4位 ラウラ・フェルドンショット(ベルギー)   +1'08"
5位 マノン・バッカー(オランダ)        +1'41"
6位 ニコラ・ノスコヴァ(チェコ)        +1'44"
7位 シェリン・アルヴァラード(オランダ)    +2'17"
8位 エマ・ホワイト(アメリカ)         +2'37"
9位 マレーヌ・デグン(デンマーク)       +2'45"
10位 インヘ・ファンデルヘウデン(オランダ)   +2'57"
28位 坂口聖香(パナソニックレディース)     +6'15"



男子ジュニア:ピッドコック勝利、イギリスが表彰台独占

男子ジュニアで圧勝したトーマス・ピッドコック(イギリス)男子ジュニアで圧勝したトーマス・ピッドコック(イギリス) photo:CorVos
スタート直後の落車に巻き込まれた村上功太郎(松山工業高校)スタート直後の落車に巻き込まれた村上功太郎(松山工業高校) photo:CorVosスタート直後のオフロード区間に入った瞬間、アイスバーンでの集団落車発生という波乱の幕開けで動き出したシクロクロス世界選手権。男子ジュニアで優勝したトーマス・ピッドコック(イギリス)は今シーズン勝利を重ねてきた優勝候補筆頭株で、2位にダニエル・ターレット、3位にベン・ターナーとイギリスは表彰台を独占する結果に。

序盤先頭でレースを進めていたマキシム・ボンセルジャン(フランス)はピッドコックに追いつかれた後にシューズを破損して後退。シクロクロス世界選手権でイギリスが勝利したのは1992年のロジャー・ハモンド(当時ジュニアカテゴリー)以来だ。

また、村上功太郎(松山工業高校)はスタート直後、ホームストレートで起きた落車に巻き込まれたものの、5分18秒遅れの30位でフィニッシュしている。

詳細レポートは追って掲載します。

シクロクロス世界選手権2017男子ジュニア結果
1位 トーマス・ピッドコック(イギリス)   41’24”
2位 ダニエル・ターレット(イギリス)     +38”
3位 ベン・ターナー(イギリス)        +44”
4位 ローリス・ローリエ(スイス)       +52”
5位 アントワン・ベノワーズ(フランス)    +1’23”
6位 イェーレ・カンプス(ベルギー)      +1’37”
7位 ティモ・キーリッヒ(ベルギー)      +1’55”
8位 トーン・ファンデボッシュ(ベルギー)   +1’56”
9位 デンツェル・ステフェンソン(ベルギー)  +2’07”
10位 ニクラス・マークル(ドイツ)       +2’10”
30位 村上功太郎(松山工業高校)        +5’18”

text:So.Isobe
photo:CorVos

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