ダンケルク4日間レース3日目は序盤に逃げた3名がゴールまで到達し、22歳のアレクシ・グジャール(フランス、AG2Rラモンディアール)が勝利を挙げました。



逃げを決めた3名逃げを決めた3名 photo:www.4joursdedunkerque.org菜の花畑の中を走る集団菜の花畑の中を走る集団 photo:www.4joursdedunkerque.orgベルギーとの国境に近い北フランスで開催中のダンケルク4日間レースは、折り返しを過ぎて3日目。バルランからサントメールまでの176kmで争われた第3ステージは、パリ〜ルーベなどでもお馴染みの地方を通るもの。

途中には4カ所の山岳ポイントが設けられているが難易度は低く、スプリンターを振るい落とすようなものではない。このコースではこの日、今大会初の逃げ切りが決まることとなる。

ゴール勝負をアレクシ・グジャール(フランス、AG2Rラモンディアール)が制すゴール勝負をアレクシ・グジャール(フランス、AG2Rラモンディアール)が制す photo:www.4joursdedunkerque.orgスタートから数キロで飛び出したのはジュリアン・アントマルキ(フランス、ルーベ・リールメトロポール)、アレクシ・グジャール(フランス、AG2Rラモンディアール)、そしてスティーブン・ラミレス(コロンビア、コロンビア)の3名。

メイン集団は暫くの間追走したもののリードを許し、3名は最大で8分半差を稼ぎだした。

3名が総合で遅れている選手だったことも手伝って、残り60km地点でもタイム差は7分ほど。最終局面にやっとコフィディスらがペースアップを図ったものの、時既に遅し。残り10kmでも3分差を守った3名は、自らの勝利に向けて体制を整えていく。

トラック競技のような駆け引きを繰り返すも決定打に欠き、最後は3名によるゴールスプリントへ。ラミレスの動きに合わせたグジャールが加速すると、アントマルキに対するリードを守り切って勝利。1993年生まれの22歳が今期2勝目を飾った。

また、ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)をはじめとする集団は14秒差まで詰めてゴールしたため、総合上位陣の順位変動は無かった。



ダンケルク4日間レース2015第3ステージ結果
1位 アレクシ・グジャール(フランス、AG2Rラモンディアール)
2位 ジュリアン・アントマルキ(フランス、ルーベ・リールメトロポール)
3位 スティーブン・ラミレス(コロンビア、コロンビア)
4位 エドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
5位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
6位 ロイ・ヤン(ベルギー、ワンティ)
7位 レイモンド・クレダー(オランダ、ルームポット)
8位 ヨナス・アルストランド(スウェーデン、コフィディス)
9位 ミハエル・シュワルツマン(ドイツ、ボーラ・アルゴン18)
10位 ヤウヘニ・ウタロヴィッチ(ベラルーシ、ブルターニュ・セシェ)
4h15'29"

+03"
+14"








個人総合成績
1位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
2位 エドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
3位 ヤウヘニ・ウタロヴィッチ(ベラルーシ、ブルターニュ・セシェ)
4位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)
5位 ビョルン・トラウ(ドイツ、ボーラ・アルゴン18)
6位 ダミアン・ゴダン(フランス、AG2Rラモンディアール)
7位 マッズ・ペデルセン(デンマーク、クルトエナジー)
8位 スティーブ・シェネル(フランス、コフィディス)
9位 アレクサンドル・ブライン(フランス、マルセイユ13kTM)
10位 ローレン・ピショ(フランス、FDJ)
12h45'49"
+12"
+18"

+40"

+44"


+49"


ポイント賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

山岳賞
ジュリアン・アントマルキ(フランス、ルーベ・リールメトロポール)

ヤングライダー賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

チーム総合成績
トップスポートフラーンデレン