1月10日、イタリアはオルトーナにてNIPPOヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーションが開催された。キャプテンのダミアーノ・クネゴら15名のライダーやNIPPOの水島和紀代表取締役会長を始めとするスポンサー関係者、そしてヴィンツェンツォ・ニーバリら500名のゲストが来場し、会場は華やかな雰囲気に包まれた。



チームキャプテンのダミアーノ・クネゴ(イタリア)を中心に記念撮影を行った(※黒枝士揮はインフルエンザのため欠席)チームキャプテンのダミアーノ・クネゴ(イタリア)を中心に記念撮影を行った(※黒枝士揮はインフルエンザのため欠席) (c)NIPPOヴィーニファンティーニ
1月10日、イタリア中部のアブルッツォ州にて、イタリア籍のプロコンチネンタルチーム「NIPPOヴィーニファンティーニ」のチームプレゼンテーションが開催された。会場となったのはアドリア海に接し、メインスポンサーのファルネーゼヴィーニ社が居を構えるオルトーナの街中にある劇場だ。

チームプレゼンに先駆け、スポンサーたちが愛用するバイクを持って選手たちとサイクリングを楽しんだチームプレゼンに先駆け、スポンサーたちが愛用するバイクを持って選手たちとサイクリングを楽しんだ (c)NIPPOヴィーニファンティーニ当日は株式会社NIPPOの水島和紀代表取締役会長やクリスティアーノ・デローザ氏らチームスポンサー関係者やイタリア自転車競技界のVIP、チームOBの福島晋一氏ら、500名以上のゲストが来場。会場及びその周辺は華やかな雰囲気に包まれた。

オルトナの劇場で盛大に開催されたチームプレゼンテーションオルトナの劇場で盛大に開催されたチームプレゼンテーション (c)NIPPOヴィーニファンティーニイベントは水島会長ら各スポンサー関係者によるスピーチから始まり、ステファノ・ジュリアーニ、マリオ・マンゾーニ、大門宏の3名の監督から、16名の所属選手が紹介された。途中、アントニオ・ニーバリ(イタリア)の紹介時には兄であり、ツール・ド・フランス覇者のヴィンツェンツォ・ニーバリが壇上に上がり、弟のプロ選手としての門出を祝福。最後に、チームのキャプテンであるダミアーノ・クネゴが登場すると、会場はひときわ大きな歓声が上がった。

そしてプレゼンテーションの最後にはファルネーゼヴィーニ社とデローザ社から、株式会社NIPPOの水島会長へ友好と感謝の印として、記念品の盾と自転車が贈られた。そして選手たちがチームジャージに着替えて記念撮影を行い、大盛況のなかでNIPPOヴィーニファンティーニのチームプレゼンテーションは幕を閉じた。

チームは現在、イタリアのペスカーラにて2回目のトレーニングキャンプを行っている。2015シーズンの初戦は1月19日(月)よりアルゼンチンにて開催されるステージレース「ツール・ド・サンルイス(UCI2.1)」。日本人選手としてはは山本元喜が出場する予定だ。

ネオプロとしてプロデビューするアントニオ・ニーバリ(右)と、兄のヴィンツェンツォ・ニーバリ(左、アスタナ)ネオプロとしてプロデビューするアントニオ・ニーバリ(右)と、兄のヴィンツェンツォ・ニーバリ(左、アスタナ) (c)NIPPOヴィーニファンティーニ


株式会社NIPPO 水島和紀代表取締役会長によるスピーチ

「今回このお披露目会の席に参加できることを誠に光栄なことと思っております。このような機会を作っていただきました、ファルネーゼヴィーニ社のヴァレンティーノ・ショッティ氏、そして関係の皆様には、心より感謝申し上げます。

私どもの会社の紹介をさせて頂きますと、株式会社NIPPOは、建築、道路舗装、合材販売、不動産開発等々を生業とし、関連企業を含めて従業員約5万人とその家族がファミリーの会社です。とりわけバンク舗装の技術は世界に誇れるものであり、日本の60ヶ所ほどの自転車競技場(バンク角35度)は100%当社が施工しています。そのお陰をもちまして、現在のNIPPO、そして従業員の存在があるといっても過言ではありません。

ファルネーゼヴィーニ社とデローザ社から、NIPPOの水島会長へ記念品の盾と自転車が贈られたファルネーゼヴィーニ社とデローザ社から、NIPPOの水島会長へ記念品の盾と自転車が贈られた (c)NIPPOヴィーニファンティーニ
そのようなことから社会への恩返しとして、自転車競技の振興に役立ちたいと1985年にNIPPOレーシングチームを立ち上げました。ここにいる大門監督も1990年から選手として、また監督として当チームの活動を支えてくれております。現在は、ファルネーゼヴィーニ社、デローザ社等々の大きな協力を頂き、日本のロードレース界を牽引してまいりました。

そして今回プロコンチネンタルという新しいステージに挑戦することとなりました。いつの日か、当チームがジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスで優勝すること、さらには2020年の東京オリンピックで輝かしい成績をあげることを期待して、これからもしっかり応援していく所存です。

最後に、NIPPOの従業員には『ワインを飲むならヴィーニファンティーニ』、これをしっかり指示しておきます。どうもありがとうございました」



text&photo:NIPPOヴィーニファンティーニ
edit:Yuya.Yamamoto

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