ランプレ・メリダから放出されたクリストファー・ホーナー(アメリカ)がアメリカのエアガス・セイフウェイと契約。UCIコンチネンタルチームを率いてツアー・オブ・カリフォルニアなどのアメリカレース出場を目指す。



クリストファー・ホーナー(アメリカ)クリストファー・ホーナー(アメリカ) photo:Cor Vos2013年のブエルタ・ア・エスパーニャ覇者ホーナーの移籍先がようやく決まった。1年前のレディオシャック同様ランプレ・メリダから契約更新を提示されず、代理人を務める元プロ選手のバーデン・クック氏とともに移籍先を模索し続けていた43歳のホーナー。UCIプロチームから大きくステップダウンし、UCIコンチネンタルチームの一員として闘うことが決まった。

2014年シーズンはD3デヴォ・エアガスとして活動2014年シーズンはD3デヴォ・エアガスとして活動 photo:d3devo.comその名の通り、工業用ガス会社のエアガス社とアメリカ第2位のスーパーマーケットチェーンであるセイフウェイ社がスポンサーを務めるエアガス・セイフウェイ。フィラデルフィアに拠点に置く育成チームとして発足し、2014年にD3デヴォ・エアガスとしてUCIコンチネンタル登録した。

「エアガス・セイフウェイへの加入を嬉しく思う。これまでのキャリアで成し遂げてきた多くの成功を誇りに思うと同時に、来シーズンは個人の目標を追い求めるのではなく、サイクリングというスポーツに恩返しをする新たなチャプターに入る。いくつかの選択肢の中からエアガス・セイフウェイを選んだ理由は、若い選手に成功の機会を与えたいというチームのコミットメントに感銘を受けたからだ」とプレスリリースの中でホーナーは語っている。「2015年は楽しいシーズンになるだろう。1月に子どもが生まれるので家族と過ごす時間も増える。モチベーションの高い若い選手たちと一緒に走ることを楽しみにしている」。

2015年に向けてエアガス・セイフウェイは元ジェリーベリーのルイス・レムスダヴィラ(メキシコ)の他、アメリカの若手を積極的に獲得。2011年ツアー・オブ・カリフォルニア総合優勝者ホーナーが加わることで、チームはカリフォルニアを始めとするアメリカのビッグレース出場を視野に入れている。

text:Kei Tsuji

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