地球を遊び尽くせ!を合言葉に日本全国で多くのロングライドイベントを開催するグレイトアース。多くのロングライドイベントを手がける同シリーズの中から、秋めく東北を楽しむことが出来る「みちのく岩手雫石銀河ライド」を紹介しよう。



GREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライドGREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライド
みちのくと称される東北地方の中でもとりわけ豊かな自然が広がり、日本の原風景ともいえる景観が残されているのが岩手県の雫石エリアだ。日本を代表する詩人、宮沢賢治にも縁深く、彼の著作に大きな影響を与えた土地でもある。自転車乗りにとっては、MTBレースの舞台として身近に感じる人もいるだろう。

雫石町が掲げるテーマが「その心に思い出の一雫」。まさにそのキャッチフレーズそのままに、一度訪れればきっと心に深い感動を与えてくれる、魅力的なエリアでもある。

そんな雫石町にて、9月8日(日)に開催されるのが、「GREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライド」だ。地元のグルメとおもてなしを受けつつ、雄大な岩手山とその南に広がる丘陵地帯に張り巡らされた106kmのコースを楽しむ、贅沢なロングライドイベントとなっている。

小岩井農場もコースに組み込まれている小岩井農場もコースに組み込まれている 牛の姿を見ることもできるかも?牛の姿を見ることもできるかも?


雄大な雫石の景観の中を行く雄大な雫石の景観の中を行く
それではメインとなるロングコースの概略をお伝えしよう。スタートおよびメイン会場となるのは雫石プリンスホテルだ。高台の上にあるホテルから少し下った後には、「南部片富士」と呼ばれるほどの流麗な山容を誇る岩手山を見ながら、網張温泉までヒルクライム。約15km、標高差約400mほどの峠をこなしたら、雫石の風景を堪能できる眺望がご褒美として待っている。

雄大な景色を楽しんだ後は、爽やかなダウンヒル区間へと突入だ。ランチエイドステーションが設置された小岩井農場へ向かうことに。3000haという広大な敷地を誇る小岩井農場へ向けて下っていく途中に広がる風景は、日本とは思えないほどダイナミックなもの。一面に広がる緑の大地は、このコースでしか味わえない。

小岩井農場を後にして、向かうは東側の滝沢市。2017年に建設されたばかりの大型交流施設「ビッグルーフ」に用意されたエイドステーションへ向けて秋田新幹線沿いを走っていく。その後は雫石川を渡り、御所湖へ向かう。一面に広がる田園地帯では、収穫を目前に控えた黄金色の稲穂が首を垂れている姿が見られるだろう。

足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」足湯の設置された「うぐいす湯の里公園」 自然豊かな小岩井農場のエイドステーション自然豊かな小岩井農場のエイドステーション


走り終わった後は自然と笑顔がこぼれるコースだ走り終わった後は自然と笑顔がこぼれるコースだ
盛岡の奥座敷ともされる鶯宿温泉(おうしゅくおんせん)へ足を向けた後、フィニッシュとなる雫石プリンスホテルへ戻っていくという変化に富んだコースレイアウトがこのイベントの魅力だ。程よい登りと、目まぐるしく切り替わる風景に初心者からベテランまで楽しむことが出来るはず。脚に自信の無い人には、滝沢方面へのループをカットした84kmのショートコースも用意されているので安心だ。

美しい景観が広がるコースはもちろんだが、それだけがこの大会の魅力ではない。ロングライドイベントの大きな魅力であるエイドステーションでのおもてなしにも大きな力が入れられている。多くのエイドが用意され、岩手雫石エリアそれぞれの地域の名物グルメが迎えてくれる。

地元のおばあちゃんたちが作ったお餅地元のおばあちゃんたちが作ったお餅 味がしっかり染みて柔らかい小岩井牛の牛丼味がしっかり染みて柔らかい小岩井牛の牛丼


まきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいにまきば園の草原の緑に目を癒されつつ、牛丼でお腹いっぱいに
さっぱりとした冷やしトマトうどんさっぱりとした冷やしトマトうどん 雫石町歴史民俗資料館ではあらびきのウインナーが振る舞われた雫石町歴史民俗資料館ではあらびきのウインナーが振る舞われた


ソーセージや冷やしトマトうどん、更には小岩井牛の牛丼といったグルメが供され、参加者のお腹を満たしてくれた。また、「餅つきエイド」として、地元の方と一緒にお餅をついて、つきたてを頂くという、なんともユニークなエイドも登場した。

フィニッシュ会場でも、コースを走り切った参加者へ向けて「こしぇる丼」と呼ばれる海鮮丼が振舞われ、スタートからフィニッシュまで、まさに1日中雫石を味わっていられるグルメなロングライドイベントとなっているのだ。

アットホームな雰囲気の前夜祭がおこなわれるアットホームな雰囲気の前夜祭がおこなわれる 地元の文化を体験できるひと時でもある地元の文化を体験できるひと時でもある


次々に運ばれるそばを流し込んでいくわんこそば大会が前夜祭のハイライト次々に運ばれるそばを流し込んでいくわんこそば大会が前夜祭のハイライト
しかも、グルメ三昧は大会当日だけではない。大会前日となる9月7日(土)には前夜祭「わんこDEナイト」が開催される。岩手名物といえばわんこそば。前夜祭中にわんこそば大会が開催され、毎年熱い戦いが繰り広げられている。

さて、そんなグルメな2日間を盛り上げてくれる大会ナビゲーターが片岡由衣さん。グレートアースを知り尽くした片岡さんが、前夜祭から大会当日までイベントの雰囲気を明るくし続けてくれる。



エントリー受付中!オフィシャルツアーパッケージの用意も

盛りだくさんのGREAT EARTH みちのく岩手雫石銀河ライドは現在参加者を募集中だ。エントリーはネットのみとなっており、スポーツエントリーから申し込みが出来るようになっている。前夜祭の申し込みもスポーツエントリーより受付中だ。


仲間と走った思い出は格別だ仲間と走った思い出は格別だ


第7回グレイトアース みちのく岩手雫石銀河ライド
開催日:9月7日~8日(土・日)
開催地:岩手県 雫石プリンスホテル(受付、スタート、ゴール)
種目:ロング106km、ショート84km
募集人員:500名
参加費:106km ロング 一般:9,850円  高校生以下:3,850円 定員:350名
    84km ショート 一般:9,850円  高校生以下:3,850円 定員:150名
    ※参加料に含まれるもの:大会保険、記念Tシャツ、ゼッケン、コースマップ、エイドサービス
    9月7日(土)前夜祭 「わんこナイト!」一般:6,000円  高校生以下:3,000円 定員:100名
    事前メカニック 1,000円(現地払い)
    プレミアムエントリー 1,000円
エントリー期間:~8月26日(日)