アメリカ・コロラドを拠点とするオフロードバイクブランドniner(ナイナー)より、人気のクロモリハードテール「SIR9」を紹介しよう。2018年モデルではBOOSTや27.5+など最新のMTB規格を採用したバイクとなった。



ナイナー SIR9(27.5+タイヤを装着時のイメージ)ナイナー SIR9(27.5+タイヤを装着時のイメージ) (c)ミズタニ自転車
"Steel is Real"の頭文字がモデル名となったナイナーのSIR9。その名前の通りレイノルズ製クロモリチューブ853を素材とした29erのハードテールMTBだ。このチューブは軽量かつ弾力性に富むことが特徴の素材であり、クロモリフレームの良さを体感できるバイクとして組み上げられている。

ジオメトリーがシングルギア、ギアードどちらにも対応できるバランスの取れた設計とされていることも特徴。シングルスピードのコンポーネントで組み上げのんびりマイペースでライドを楽しんだり、ギアードとして遊びの幅を広げたりすることができるのだ。

またトレイルライドから1日中サドルにまたがるようなロングライドでも快適に過ごせるジオメトリーとなっているとともに、120mmトレイルのサスペンションフォークに最適化された設計が新たに採用された。XC系よりもトレイル量が多いサスペンションをアッセンブルすることで、よりダウンヒルを楽しめるバイクとなるはずだ。

148mm×12mmアクスルのBOOST規格を採用した148mm×12mmアクスルのBOOST規格を採用した (c)ミズタニ自転車レイノルズ製853 スチールチューブを採用レイノルズ製853 スチールチューブを採用 (c)ミズタニ自転車


同時にリアエンドを148mm幅というBOOST規格とし、29/2.4インチと27.5/3.0インチのタイヤどちらにも対応するフレームへと生まれ変わっている。機敏な走りを求める時は29インチで、安定したグリップや乗り心地の良さを求める時は27.5+のタイヤといったようにシチュエーションで切り替えられるのも嬉しい仕様だ。

フレームにはボルトオンタイプのトップチューブバッグ用やダウンチューブ下のケージ台座用、リアラック用のダボ穴が設けられ、ツーリングバイクとしてのカスタマイズも行えるようになっている。普段はトレイル遊び用、大型連休時はキャンプツーリングバイクとして活躍してくれる。

変速機の有無、タイヤサイズ、キャリアの有無などを好みに合わせられる懐の広さを持つSIR9。拡張性が高く、それぞれのライドスタイルに合わせたカスタマイズも楽しみだ。フレームセットのみの販売で、サイズはS、M、Lの3種類。価格は180,000円(税抜)。

キャンプツーリングバイクとしても活躍するSIR9キャンプツーリングバイクとしても活躍するSIR9 (c)ninerbikes.com29erのトレイルバイクとしてオフロードを楽しむこともできる29erのトレイルバイクとしてオフロードを楽しむこともできる (c)ninerbikes.com


ナイナー SIR9
素材:レイノルズ製853 スチールチュービング(フレーム、メインチューブ)
アクスル規格:R: BOOST 148x12mm Thru
BB規格:PF30(73mm 幅・シェル内径46mm)
ケージ台座:トップチューブ、ダウンチューブx2、シートチューブ
カラー:スレートブルー/ オレンジ
サイズ:S、M、L
付属品:ヘッド小物一式 (YAWYD STEM CAP、AL スペーサー)シートクランプ、リアアクスル
価 格:180,000円(税抜)