幅広い種類のホームトレーナーを展開するイタリアのエリート。日々のトレーニングをより充実させるためのスマートフォン&タブレット用アプリ「My E-Training」をインプレッションと共に紹介する。先日より配信が始まったアップデート版ではAndroid端末対応となり、新アプリ「MyRealVideo」との連携が可能となっている。



エリート My E-Training イメージエリート My E-Training イメージ (c)カワシマサイクルサプライ
レースで一つでも順位を上げたいシリアスレーサーからフィットネスの一環として自転車楽しむサイクリストまで様々なユーザーのニーズに応えることのできるホームトレーナー。天候に囚われず、トレーニング効率が高い一方でどのようなメニューでトレーニングすれば良いのかわからず、飽きてしまったという方も少なくないだろう。

そこでエリートが用意したのが、スマートフォン&タブレット用アプリ「My E-Training」。先日アップデート版が配信され、昨年のリリース時はiOS機器にのみ対応していたのが、Android端末でも使用可能に。さらに、エリートからリリースされている「My Real Video」と連携可能となり、ホームトレーニングの充実度向上を図っている。

「My E-Training」が対応するトレーナーは最新モデルのみならず。旧型モデルを使用する場合にはANT+対応のスピード/ケイデンスセンサーと併用することで、トレーニングプログラムの実行とデータの記録及び管理が可能となるのだ。

E-My Trainingのほぼ全ての機能を楽しめるQUBO FLUIDで基本性能をテストしたE-My Trainingのほぼ全ての機能を楽しめるQUBO FLUIDで基本性能をテストした
リアルビデオモードで斜度を再現するために今春発売予定のQUBO DIGITALでもテストを行ったリアルビデオモードで斜度を再現するために今春発売予定のQUBO DIGITALでもテストを行った ANT+対応のスピード・ケイデンスセンサーと端末用ドングルを用意すればすぐにでもE-My Trainingを利用できるANT+対応のスピード・ケイデンスセンサーと端末用ドングルを用意すればすぐにでもE-My Trainingを利用できる


そこで今回のインプレッションに際してはベーシックモデルの「QUBO FLUID」を用意した。ライダーが負荷を調節できる機構が装備されていないシンプルな1台だが、十分にMy E-Trainingの機能を使いこなせるのだ。加えて2015年春にリリース予定の「QUBO DIGITAL」も用意した。QUBO DIGITALには自動負荷調節機構が搭載されており、アプリのモードによっては自動的に負荷の強弱が変化するというもの。こちらはより効果的にトレーニングを行いたいシリアスレーサーや新機能を満喫したいユーザーに最適な一台となるはずだ。

ANT+対応のスピード/ケイデンスセンサーをバイクに、ドングルをデバイスに取り付けて、通常通りホームトレーナーにバイクをセットすれば、すぐにでも"My E-Training"を利用したトレーニングを開始できる。エリート社が提供するバーチャルトレーニング導入の敷居は低いと言ってもいいだろう。

My E-Trainingはリアルビデオ、ベーストレーニング、コンコーニテスト、トレーニングテスト、コースマップという5種類のモードが収録されているMy E-Trainingはリアルビデオ、ベーストレーニング、コンコーニテスト、トレーニングテスト、コースマップという5種類のモードが収録されている My Real Videoで収録したコースを楽しめるMy Real Videoで収録したコースを楽しめる My Real Videoのメニュー画面。録画と編集の2項目で扱いやすいMy Real Videoのメニュー画面。録画と編集の2項目で扱いやすい エリート社が提供するビデオレースは事前に高低差をチェックすることが可能だ。イメージはラルプスデュエズエリート社が提供するビデオレースは事前に高低差をチェックすることが可能だ。イメージはラルプスデュエズ コースマップモードでは自らコースを作成することも可能。トレーナー次第では斜度によって負荷が変化するコースマップモードでは自らコースを作成することも可能。トレーナー次第では斜度によって負荷が変化する


実際にリアルビデオモードを試したところ、自宅でペダルを漕いでいながら画面の景色が動いていくのは新鮮であり、どんどんと先の風景を見たいがために夢中になって脚を回し続けてしまった。ゴールまで続けようというやる気も湧いてきたため、予想以上にトレーニングに最適であると感じた。

コースマップモードはアプリ内で自作したルートやYahoo ルートラボにアップされているGPSデータをトレースしながらトレーニングできるモード。リアルビデオは自分もしくは第三者が収録したコースのみトレース可能だが、コースマップモードは世界中どこでも好みのコースを作成できる。

My Real Videoとコースマップモードで収録したデータにはコースプロフィール(斜度)も収録されており、トレーナーの負荷を変化させることで勾配の変化も楽しめるのだ。負荷調整機能が備えられていないQUBO FLUIDはバイクのギア変速で、手元に負荷調節機能が備えられているQUBO HYDROMAGといったモデルの場合は、画面に表示される負荷切り替えの指示にあわせて負荷を変えることで勾配を味わえる。

MyRealVideoでルートを収録することで自宅で反復練習することが可能だMyRealVideoでルートを収録することで自宅で反復練習することが可能だ QUBO DIGITAL(デジタルシリーズ)の場合は斜度に合わせて自動的に負荷が調節される。海外の有名山岳コースの疑似体験が可能となり、一気にホームトレーニングの充実度は上がるはずだ。テレビ中継を見ながら同じコースを走ってみてもいいだろう。

さて、普段走っている多摩湖沿いの道路を収録し、QUBO DIGITALで勾配の変化具合を試してみたところ、上り勾配ではギア1~2枚分強い負荷がかかっている印象だ。

一方、コースマップで計算された斜度はリアルと異なる場合もあり、My Real Videoで収録したGPSデータがルートをトレースしていない場合もあり、実世界との乖離は多少感じた。昨年からアップデートされ続けているエリートのアプリケーションのため、すぐに修正されることを期待したい。



ベーストレーニング、コンコーニテスト、トレーニングテスト

ベーストレーニングに収録されている内容はパワーモード(デジタルシリーズのトレーナーのみ)、レベルモード、プログラムモードだベーストレーニングに収録されている内容はパワーモード(デジタルシリーズのトレーナーのみ)、レベルモード、プログラムモードだ プログラムモードは10種類のプリセットメニューに加えて、自動生成したトレーニングメニューが収録されるプログラムモードは10種類のプリセットメニューに加えて、自動生成したトレーニングメニューが収録される トレーニングのデータは保存され過去の練習も振り返れるトレーニングのデータは保存され過去の練習も振り返れる


肝心の室内練習に打ち込めるベーストレーニングは、具体的な強度と心拍数の目標が表示されることで、心がくじけてしまいがちなローラー台でのトレーニングをやる気にさせてくれるモード。ベーストレーニング内にセットされているモードはレベルモード、プログラムモード、パワーモード(デジタルシリーズのみ)という3種類だ。

レベルモードとパワーモードは、特に設定時間などがなく、ユーザーが自由に練習できるモード。どちらもデジタルシリーズならば、レベルもしくはワット数を変えることで、トレーナーの負荷が調節可能だ。レベルモードは1~5までの5段階で、パワーモードは10Wずつ負荷を調節できるため、レベルモードよりもユーザーにマッチした負荷でのトレーニングを行えるだろう。

プログラムモードにはあらかじめ決められた10種類の練習メニューに加えて、トレーニングテストで自動作成された練習メニュー、ユーザーが作成した練習メニューを実行できる。こちらはケイデンスやハートレイトの目標数値が時間ごとに設定されており、トレーニングを効率的に行える。

トレーニング結果は理解しやすい心拍数とパワーのグラフで表示されるトレーニング結果は理解しやすい心拍数とパワーのグラフで表示される トレーニングモードに加えてライダー自身の身体データやパフォーマンスを明らかにすることができる、コンコーニテスト、トレーニングテストという2種類のテストモードが内蔵されている。アプリを活用することで、複数人で行うテストを1人でも容易に行えることが特徴だ。ビギナーライダーは、はじめにテストをして目標数値を知った上で練習に取り組むことでより効果的な結果が得られるだろう。コンコーニテストは約1時間、トレーニングテストは約30分という所要時間だ。

トレーニングテストは結果と目的(平坦向け、ヒルクライム向け、フィットネス向け)を踏まえて、4週間先までのトレーニングプログラムをアプリが自動的に組んでくれる。まるでトレーナーが付いているかのように、充実したトレーニングを行うことができるだろう。トレーニングメニューはマペイ・スポーツセンター監修のプログラムによって自動生成されるというから、信頼度や効果も期待できるはずだ。

タブレットやスマートフォンと連携し室内トレーニングの充実度向上を目指したホームトレーナーが数多くラインナップされ始めたローラー台市場。その中で"My E-Training"は既存のローラー台でもアプリケーションとリンクできることはメリットとなるだろう。

さらに来春には日本語に対応する予定もあり、ますます使い勝手が良くなることを期待させてくれるスマホ・タブレット用アプリ"My E-Training"。シリアスレーサーからフィットネス目的のライダーまで満足できる機能を備えていると感じたアプリだ。



エリート My E-Training
価格:無料(一日10分以上の利用は$10.99の年間ライセンスが必要)
対応トレーナー:Digitalシリーズ(Arion Digital、Crono Wireless、Novo Powermag Dgital、Qubo Digital、Qubo Hydromag Digital 5、Qubo Hydromag Digital 8、Supercrono Digital 5、Supercrono Digital 8、Supercrono Forte、Supercrono Hydromag Digital)、 Fluidシリーズ(Crono Fluid、Fluid Alu、Power Fluid、Power Fluid Ritmo、Qubo Fluid、Qubo Fluid+Integrato、Qubo Fluid Integrato、Supercrono Power Fluid、Turbo Muin)、Hydromagシリーズ(Crono Hydromag、Qubo Hydromag 5、Qubo Hydromag 8、Supercrono Hydromag)、Magシリーズ(Crono FOrce、Novo Force、Novo mag + Speed Alu、Novo Powermag、Qubo Powermag、Supercrono Mag Alu、Supercrono Mag Gel、Supercrono Powermag、Volare Mag Force、Volare Mag Force Gel、Volare Mag Speed Alu、Volare Mag Speed Gel、3本ローラーシリーズ(Arion、Arion AL13、Arion Mag、E-Motion、Parabolic、V-Arion)

※Arion Digital, Qubo Digital, Supercrono Forteには、DIGITALシリーズ専用iOSアプリ「IQubo」が無料で利用可能です。IQuboでは、アプリ上で負荷コントロールが可能で、「コースマップ」や「リアルビデオ」のプロフィール(高低差)に応じて負荷が自動的に変更される機能が利用できます。

対応iOS:iOS 6.0以降のiPhone、iPadに対応、
対応Androidデバイス:HTC One- LG Nexus 5、Samsung Galaxy Nexus、Samsung Galaxy S4、Samsung Galaxy S4 Active、Samsung Galaxy S3、Samsung Galaxy 5、Samsung Galaxy Tab 3、Samsung Galaxy Tab 4 に対応(その他機種での動作確認は取れていません)。

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