1975年にアメリカで創業したサイクリングアクセサリーブランド、ブラックバーンより、キャンプツーリングに最適なOutpostシリーズのハンドルバーロール、シートパック、カーゴケージが登場した。クラシカルな雰囲気を演出するWaysideツールロールと合わせて紹介する。


記事で紹介するブラックバーン Outpost バッグシリーズ各種を取り付けた状態記事で紹介するブラックバーン Outpost バッグシリーズ各種を取り付けた状態 (c)MakotoAYANO/cyclowired.jp

ブラックバーン Outpost ハンドルバーロール

ブラックバーン Outpost ハンドルバーロールブラックバーン Outpost ハンドルバーロール (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp
Outpost ハンドルバーロールはハンドルにマウントするハーネスとバッグが別体となったフロントバッグ。別体となっていることでスタッフバッグごと持ち運べて便利だ。セットになっているスタッフバッグは4mmリップストップ加工を施して耐久性を高めた。また、素材に使用された40Dのナイロンは防水性能を備えている。

スタッフバッグは両サイドがロールロップとなっており、荷物に合わせて細かく容量を変えることができる。サイズは28×83cmという大きさで、容量は3.5リットルだ。撮影用に冬用ジャージ(Lサイズ)2着、冬用ビブタイツ(Lサイズ)、ワイシャツ(Sサイズ)2着を詰めてみたところ、両サイド共に2ロールほど余裕が生まれた。シュラフやテントなども詰め込めるはずだ。

ドライバッグは面ファスナーで固定されるドライバッグは面ファスナーで固定される スタッフバッグを面ファスナーで固定。その後ハーネスで巻きつけるスタッフバッグを面ファスナーで固定。その後ハーネスで巻きつける

ロールトップが採用され容量を変化させられるドライバッグロールトップが採用され容量を変化させられるドライバッグ ストラップはショルダーベルトとしても活用できるストラップはショルダーベルトとしても活用できる


クイックリリースシステムが搭載されたハンドルバーマウントクイックリリースシステムが搭載されたハンドルバーマウント ハーネスは25.4mm、31.8mm径のハンドルバーに対応するクリックリリース式のマウントに搭載する。付属する赤いストラップを使用すれば、より落下しずらくなる。このストラップはショルダーベルトとしても活用でき、スタッフバッグを持ち運びやすくなる。

また、ハーネスにはタイダウンが備えられており、バッグなどのアイテムを追加できる。使用しない時はハーネス、スタッフバッグはコンパクトに収納できるのも嬉しい。価格は11,000円(税抜)。

ブラックバーン Outpost ハンドルバーロール
素材:70D ナイロン(リップストップ加工)
サイズ:28×83cm(スタッフバッグ)
重量:900g
価格:11,000円(税抜)
製品情報: http://www.blackburndesign.jp/b_outpost_handlebar.html



ブラックバーン Outpost トップチューブバッグ

ブラックバーン Outpost トップチューブバッグブラックバーン Outpost トップチューブバッグ
ベルクロでステアリングコラムに固定するベルクロでステアリングコラムに固定する メインの荷室は広く様々なアイテムを収納できるメインの荷室は広く様々なアイテムを収納できる Outpost トップチューブバッグは、リップストップ加工を施し耐久性を高めた70Dのナイロンを素材に使用したバッグだ。ポケットや荷室にアクセスするジッパーを止水仕様として、素材の性能とあわせて高い防水性を備えたことが特徴だ。

メインスペースは長さ21cm、幅6cmで、深さ最大10cm、最小4cmというサイズ。荷室には面ファスナーで着脱可能な間仕切りが設けられており、内容物によってフレキシブルに対応できる。また、フックが装備されているため、カギといった貴重品も安心して収納可能だ。

ハンドルバーロールやシートパックには衣類など大きい物を収納するならば、トップチューブバッグにはライドに必要な小物を入れたい。700×25Cチューブのみを入れるならば5本、メイタンのフルーツCC(70g、手のひら大)は4つ+小物数点収納できる。

バッグ上部にはストレッチ性のメッシュが設けられている。ここは紙地図や行程表を入れるのが最適だろう。また、左サイドには折りたたんだ紙幣や緊急連絡先を入れるのに丁度いい、ジップポケットも備えられた。トップチューブに接触するベルトには耐久性を期待できる厚手の素材を採用。グリップ力にも優れているため、締め付けた際にバッグがずれ落ちる心配も少ない。重量は200gで、価格は6,300円(税抜)。

ブラックバーン Outpost トップチューブバッグ
素材:70D ナイロン(リップストップ加工)
サイズ:24×9×14cm
重量:200g
価格:6,300円(税抜)
製品情報: http://www.blackburndesign.jp/b_outpost_toptube.html



ブラックバーン Outpost シートパック

ブラックバーン Outpost シートパックブラックバーン Outpost シートパック
Outpost シートパックは、ハーネスとドライバッグ、スタッフバッグが別体のツーリングバッグ。ラックを必要とするパニアの代替品として、1泊程度の自転車旅行で活躍するアイテムだ。独立したバッグはスリップオン方式でマウントに差し込まれ、本体に設けられたベルトで固定する。スリップオン式となっていることで、着脱も容易で使い勝手は高い。

セットになっているドライバッグは台形状で、長さ67cm、幅(広)36cm、幅(狭)18cmという大きさ。ロール式の収納口は荷物によって容量を変えることが可能だ。

ドライバッグはスリップオン方式で収納されるドライバッグはスリップオン方式で収納される シンプルな構造のハーネスシンプルな構造のハーネス

サドルレール、シートポストという点でハーネスを固定するサドルレール、シートポストという点でハーネスを固定する バックル付きのベルトでドライバッグの落下を防ぐバックル付きのベルトでドライバッグの落下を防ぐ


撮影のため3シーズン使用できるシュラフと、冬用ジャケット(Sサイズ)2着を詰め込んでみたところ、ドライバッグの収納口を締めることができなかった。冬用ジャケット(Sサイズ)2着の場合はロールトップを4巻きして締めることができた。大体、1泊に必要な衣類・タオル類は収納できそうだ。

一般的なロードバイクにも搭載できる一般的なロードバイクにも搭載できる また、ドライバッグはリップストップ加工を施した防水70Dナイロンを素材に採用。ハーネスにも同様の素材を採用している。シートポスト、サドルレールと接触する部分には補強用の層を設けることで、耐久性を狙う。

ベルトを使用してシートポストとサドルレールに固定するというオーソドックスな装着方式を採用することで、ロードバイクやMTBといった様々なバイクの種類に取り付けることが可能となっている。一方で、ボディ自体のサイズが大きいため、サドルレールからタイヤとの間は20cm程の余裕がほしいところだ。

ブラックバーン Outpost シートパック
素材:70Dナイロン
サイズ:67×36×18cm(ドライバッグ)
価格:13,000円(税抜)
製品情報: http://www.blackburndesign.jp/b_outpost_seatpack.html



ブラックバーン Outpost カーゴケージ

通常のボトルケージでは搭載できない大容量ペットボトルも搭載可能通常のボトルケージでは搭載できない大容量ペットボトルも搭載可能
ブラックバーン Outpost カーゴケージブラックバーン Outpost カーゴケージ Outpostシリーズに様々な荷物を積み込めるカーゴケージが登場する。通常のボトルケージより一回り大きく作られており、市販の2リットルペットボトルなども優に載せられることが特徴。750mlより大きい特殊なボトルや、バッグなどギアを搭載でき、ツーリングといった場面で活躍するアイテムだ。

6mm径のアルミでつくられたケージは非常に耐久度が高く、4.4kg、8.8lbs(ポンド)までの耐荷重性能を備えている。積載物を固定するストラップの内側にシリコングリッパーを配すことで、不整地でのライドでも物を落とす心配を軽減した。ボルト穴も上下ともに3つづつ開けられており、様々なバイクに対応可能とされている。また、ダウンチューブのみならず、ラック用のダボ穴に装着することも可能だ。

ブラックバーン Outpost カーゴケージ
素 材:アルミ
耐荷重:4kg、8.8lbs
重 量:154g(実測値、ストラップ込み)
価 格:3,600円(税抜)
製品情報: http://www.blackburndesign.jp/c_outpost_cargo.html



ブラックバーン Wayside ツールロール

ブラックバーン Wayside ツールロールブラックバーン Wayside ツールロール
4つのパーテーションで区切られており、それぞれに物を収納できる。4つのパーテーションで区切られており、それぞれに物を収納できる。 サドルレールに固定するベルトは革製でクラシカルな雰囲気を醸し出すサドルレールに固定するベルトは革製でクラシカルな雰囲気を醸し出す


スマートにかつオシャレにツールや予備チューブを携帯したいというライダーに最適なのが、Waysideツールロールだ。ワックスキャンバスを素材に使用し、ベルトに黒いレザーを採用することでクラシカルな雰囲気を演出。スポーツ用品らしくないルックスが特徴だ。

もちろんツールバッグとしての機能も十分に備えられた。内部に設けられたメインのパーテーションはサイズが異る4つパーテーションに区切られている。ポケットは伸縮性に富むメッシュ地とされているため、物が落ちる心配も少ない。また、ICカードや現金など貴重品を入れるのに便利なジッパー付きポケットも設けられた。

展開時のサイズは長さ39cm×幅14.5cm(実測値)という大きさ。内部に設けられた4つポケットはそれぞれ7.9cm、5.7cm、4.2cm、4.2cmというサイズで、最も大きいパーテーションは700×25のチューブが丁度収まる大きさだ。2番めに大きいパーテーションにはCo2ボンベ(16g)2本、小さいパーテーションにはタイヤレバーなど小型工具に最適だ。各ポケットにアイテムを収納しても手のひらより、やや大きいサイズで折り畳むことができ、そのルックスは崩さない。

ブラックバーン Wayside ツールロール
サイズ:長さ39cm×幅14.5cm(実測値)
重 量:136g(実測値、レザーベルト込み)
価 格:3,500円(税抜)
製品情報: http://www.blackburndesign.jp/b_wayside_toolroll.html


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