国内CJシリーズ開幕　平林安里と石田唯がテクニカルコースを制す

日本国内のMTBシリーズ戦「Coupe du Japon」が兵庫県の菖蒲谷で開幕。石田唯（TRKWorks）と平林安里（TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM）が男女エリートレースを制した。

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ブラジルでのUCIマウンテンバイクワールドカップ第2戦と時を同じくして、日本国内のMTBシリーズ「Coupe du Japon（クップ ドュ ジャポン）」が兵庫県たつの市揖西町菖蒲谷の菖蒲谷森林公園特設コース（距離3km/獲得標高60m）で開催された。

土曜日には男子エリートのXCC（クロスカントリーショートトラック）が開催され、沢田時（宇都宮ブリッツェン）が副島達海（大阪産業大学）と松本一成（TEAM RIDE MASHUN）を下して勝利。同日開催のXCO女子エリートレースは石田唯（TRKWorks）が独走でフィニッシュに飛び込んだ。

迎えた日曜日。国内屈指のテクニカルコースは雨に濡れ、ハードなマッドコンディションに。男子エリートレースでは平林安里（TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM）が積極的に攻め、他選手が降車せざるを得ない下り区間も難なくクリアしていく。テクニックを味方につけ独走した平林が、2番手から追いかける沢田の合流を許さず開幕戦勝利を挙げた。

XCC4位、XCO1位で開幕戦を終えた平林は「久々に開幕戦で優勝することができました！冬場の走り込みの積み重ねも上手く結果に繋がって良かったです」とSNSにポスト。敗れた沢田は「敗因は下りで速い平林選手を前に行かせてしまった事。雨で過酷なマッドコンディションの中、序盤の下り区間で前に入らせてしまいアドバンテージが出来てしまったことが致命的でした」とコメントしている。

Coupe du Japon第2戦は5月4・5日に滋賀県の高島市朽木スキー場で開催される。