国宝彦根城は目の前 琵琶湖へもアクセス至近のライドを楽しむ前線基地
JR東海道本線と彦根鉄道が乗り入れる彦根駅から徒歩5分、ゆるキャラ「ひこにゃん」でお馴染み国宝彦根城は目の前、そしてサイクリングロードが巡る琵琶湖までは自転車で10分。2017年5月27日、そんなロケーションに新規オープンしたのが「ストラーダバイシクルズ彦根店」だ。草津市に本店を置くストラーダバイシクルの新店舗を、まだできたての香りが漂う8月に訪ねてみた。
ストラーダバイシクルズ彦根店が位置するのは、本当にびっくりするくらい彦根城の目の前。とは言っても、ぐるりとお堀が取り囲むお城はかなり大きいので、カーナビのセット目標は道路を挟んで目の前にある彦根市民会館がベストだろう。駅からもすぐの距離だが、クルマ社会が成り立っているこの場所だけに、店の裏手も含めて12台分の駐車スペースが用意されているからありがたい。扉をくぐると、店長の山本朋貴さんが迎えてくれた。
およそ50坪というショップ内は、木の温もりある明るい雰囲気だ。ほぼ全てをスタッフがDIY(!)したというショーケースの中で存在感際立つのは、キャノンデールとトレックという2大アメリカンブランド。「テストライドステーション」として機能するマヴィックホイールラインアップはかなり充実していて、トライアスロンコーナーやアクセサリー類、消耗品、ケミカル、アパレルの品揃えも十二分。大規模店舗でこそないが、その分スタッフが吟味した「本当に使えるもの、価値あるもの」が取り揃えられている。
マヴィックのテストライドステーションもそうだが、ストラーダの大きな特徴は品物を「実際に試せる」ことにある。ここ彦根店では常に10台ほどの試乗車が用意されている(試乗車ラインアップはショップHP内に記載あり)ほか、「タッチ&トライ」と題してステムやハンドル、サドルなどサイズ選びが必要なものは貸し出し可能で、購入に繋がればキャッシュバックを行うという取り組みも行っている。これはネット通販ではなく、実店舗であるからこそできる強み、と山本店長は言う。
ストラーダバイシクルズ彦根店が位置するのは、本当にびっくりするくらい彦根城の目の前。とは言っても、ぐるりとお堀が取り囲むお城はかなり大きいので、カーナビのセット目標は道路を挟んで目の前にある彦根市民会館がベストだろう。駅からもすぐの距離だが、クルマ社会が成り立っているこの場所だけに、店の裏手も含めて12台分の駐車スペースが用意されているからありがたい。扉をくぐると、店長の山本朋貴さんが迎えてくれた。
およそ50坪というショップ内は、木の温もりある明るい雰囲気だ。ほぼ全てをスタッフがDIY(!)したというショーケースの中で存在感際立つのは、キャノンデールとトレックという2大アメリカンブランド。「テストライドステーション」として機能するマヴィックホイールラインアップはかなり充実していて、トライアスロンコーナーやアクセサリー類、消耗品、ケミカル、アパレルの品揃えも十二分。大規模店舗でこそないが、その分スタッフが吟味した「本当に使えるもの、価値あるもの」が取り揃えられている。
マヴィックのテストライドステーションもそうだが、ストラーダの大きな特徴は品物を「実際に試せる」ことにある。ここ彦根店では常に10台ほどの試乗車が用意されている(試乗車ラインアップはショップHP内に記載あり)ほか、「タッチ&トライ」と題してステムやハンドル、サドルなどサイズ選びが必要なものは貸し出し可能で、購入に繋がればキャッシュバックを行うという取り組みも行っている。これはネット通販ではなく、実店舗であるからこそできる強み、と山本店長は言う。

コンパクトな店内はとても明るい雰囲気。バイクや棚類も余裕を持った配置だ

バイクラインアップの中心はキャノンデールとトレック。アメリカンブランドに強い

マヴィックのテストライドステーションとしても機能する。各種ホイールを試乗することが可能だ

左からストラーダバイシクルズ代表の井上寿さん、副店長の熊谷宥輝さん、店長の山本朋貴さん
「実はこの湖北エリアって、ビワイチで有名であるにも関わらず、スポーツサイクリングに特化したショップが少なかった。この地域で自転車文化を育てたいというストラーダの思いが彦根店のオープンに繋がりました」と山本店長は言う。だからこそ、初心者の方にこそ優しいお店は当たり前。サイクリング中に気軽に立ち寄れるピットとして、一見さんにも優しいお店として確立することがその本願だ。
だからこそ、店内にはライトやスマートフォンのバッテリー充電コーナーや、ボトルに水を補給できるウォーターサーバーといった、かゆいところに手が届く嬉しいサービスが整えられている。正面玄関前にしつらえたウッドデッキもライドの休憩中や作業の待ち時間にゆったりとくつろいでもらうためのもの。取材中にも学生グループが来店していたが、「ああいう風にお店を使ってもらえれば嬉しいですね」と山本店長は嬉しそう。店内を明るい色に統一しているのも、なるべく敷居を低くしたいという思いがあるからだという。
ショップコンセプトは草津本店同様に、「アミューズメントバイシクルストア」。お客さんと一緒になって自転車に乗り、モノではなく”コト”を販売する。琵琶湖サイクリングロードはもちろん、ショップから30分も走れば車のいない山中に到達できるという絶好のロケーションも一役買っている部分だ。
「山も湖もあるし、それこそ中山道など歴史のある街道も多くて、走るにはすごく良い場所ですね。林道まで行って、山をループして帰って来る3時間でものすごく満足できます。トレーニングとしてはもちろん冒険的なライドもできるんですね。自転車をお貸しできるので、作業待ちの時間で奥様と一緒に彦根城をポタリング、ってこともお勧めですよ」と代表を務める井上寿さんは言う。
そんな走ること大好き!な姿勢が膨れ上がり、形となったのが、イベント事業を独立させた「RIDAS(ライダス)」だ。ビワイチ、旧街道ツーリング、エピックライドなど、地元ならでは利点を活かしたガイドツアーや、長距離ライドが不安な方に向けたサポートカー付きの「ビワイチアシスト」、写真と自転車を絡めたフォトライド、パンク修理や戦車といったワークショップイベントの開催など、ストラーダバイシクルズが15年間で培ってきた経験をフルに活かしたメニューが揃っている。これも全て、お客様に楽しい自転車ライフを送ってほしい、という思いによるものだ。
だからこそ、店内にはライトやスマートフォンのバッテリー充電コーナーや、ボトルに水を補給できるウォーターサーバーといった、かゆいところに手が届く嬉しいサービスが整えられている。正面玄関前にしつらえたウッドデッキもライドの休憩中や作業の待ち時間にゆったりとくつろいでもらうためのもの。取材中にも学生グループが来店していたが、「ああいう風にお店を使ってもらえれば嬉しいですね」と山本店長は嬉しそう。店内を明るい色に統一しているのも、なるべく敷居を低くしたいという思いがあるからだという。
ショップコンセプトは草津本店同様に、「アミューズメントバイシクルストア」。お客さんと一緒になって自転車に乗り、モノではなく”コト”を販売する。琵琶湖サイクリングロードはもちろん、ショップから30分も走れば車のいない山中に到達できるという絶好のロケーションも一役買っている部分だ。
「山も湖もあるし、それこそ中山道など歴史のある街道も多くて、走るにはすごく良い場所ですね。林道まで行って、山をループして帰って来る3時間でものすごく満足できます。トレーニングとしてはもちろん冒険的なライドもできるんですね。自転車をお貸しできるので、作業待ちの時間で奥様と一緒に彦根城をポタリング、ってこともお勧めですよ」と代表を務める井上寿さんは言う。
そんな走ること大好き!な姿勢が膨れ上がり、形となったのが、イベント事業を独立させた「RIDAS(ライダス)」だ。ビワイチ、旧街道ツーリング、エピックライドなど、地元ならでは利点を活かしたガイドツアーや、長距離ライドが不安な方に向けたサポートカー付きの「ビワイチアシスト」、写真と自転車を絡めたフォトライド、パンク修理や戦車といったワークショップイベントの開催など、ストラーダバイシクルズが15年間で培ってきた経験をフルに活かしたメニューが揃っている。これも全て、お客様に楽しい自転車ライフを送ってほしい、という思いによるものだ。

店舗前にはお客さんにくつろいでもらうためのウッドデッキを完備。ちょっと一息入れませんか?

ロードバイクの在庫は30台ほど。試乗車の数も多い

スタッフさんがハマっているというバイクパッキング関連の展示も
そんなストラーダバイシクルズ彦根店で活躍するのが、山本店長と、副店長を務める熊谷宥輝さんという2人。2011年と2012年の全日本MTB選手権のマスターズチャンピオンという経歴を持つ山本店長は接客を中心に、その経験を活かしたパワーメーター講習会を行い好評を博している。熊谷副店長はテック作業を中心に接客もこなす若きホープで、パンク修理や洗車ワークショップなど、メカニカルな講習会を担当中。
他にもストラーダバイシクルズとして力を入れているトライアスロンのレッスンや、平日のモーニングライド、週末のグルメライドなどなど、イベントカレンダーはほぼぎっちりと埋まっている。これだけコンテンツ盛りだくさんのショップは日本全国あまり類を見ないのでは?と思ってしまうくらいだ。
でも、お店のクラブライドって、自転車を始めて間もない方にとってはちょっと参加しにくいもの。そこでストラーダバイシクルズでは毎週日曜日に「S3R(SUNDAY 30MIN RIDE)」と銘打った30分だけのグループライドを開催している。これなら30分だけで気軽だし、誰かと自転車の楽しみを共有する、グループライドならではの喜びも味わえるのだ。
このSUNDAY 30MIN RIDEはロードバイクでも、MTBでも、はたまたクロスバイクだって参加ウェルカムで、動きやすい格好であればジャージでなくともOK。「本当に気軽に来ていただけるので、超ビギナーでも”グループライドの楽しさが分かった!”と言ってもらえることが多くて嬉しいんです。私もお客さんだった時代に同じ体験をしたので、もっともっとたくさんの方に、自転車って面白いんだよ、ってことを知ってもらいたいんですね」と山本店長は言う。
他にもストラーダバイシクルズとして力を入れているトライアスロンのレッスンや、平日のモーニングライド、週末のグルメライドなどなど、イベントカレンダーはほぼぎっちりと埋まっている。これだけコンテンツ盛りだくさんのショップは日本全国あまり類を見ないのでは?と思ってしまうくらいだ。
でも、お店のクラブライドって、自転車を始めて間もない方にとってはちょっと参加しにくいもの。そこでストラーダバイシクルズでは毎週日曜日に「S3R(SUNDAY 30MIN RIDE)」と銘打った30分だけのグループライドを開催している。これなら30分だけで気軽だし、誰かと自転車の楽しみを共有する、グループライドならではの喜びも味わえるのだ。
このSUNDAY 30MIN RIDEはロードバイクでも、MTBでも、はたまたクロスバイクだって参加ウェルカムで、動きやすい格好であればジャージでなくともOK。「本当に気軽に来ていただけるので、超ビギナーでも”グループライドの楽しさが分かった!”と言ってもらえることが多くて嬉しいんです。私もお客さんだった時代に同じ体験をしたので、もっともっとたくさんの方に、自転車って面白いんだよ、ってことを知ってもらいたいんですね」と山本店長は言う。

国宝彦根城は店舗から自転車で1分。レンタルバイクを借り出して観光するのもおすすめ

ビワイチへのスタート地点という思いを込めた、ツール・ド・フランス風道標

毎週日曜日にはたった30分だけのグループライドを開催。気負わなさがビギナーに人気だという
そんなストラーダバイシクルズ彦根店を下支えするのがメカニック作業だ。特に安全を担保する部分はクオリティーコントロールを徹底し、一台一台に対してリストを運用し、ダブルチェックを経てユーザーの手に渡る。メカチーフを務める熊谷さんは時に仲間のスタッフ間でもオーバークオリティーと評されるほど丁寧な作業を心掛けているという。
「自称人間国宝のような有名メカニックが組んだ自転車が有難がられるのが常ですが、僕からしたらいくらなんでも旧態然すぎます。データ管理や、ログを残したり、普通のビジネスでは当たり前に行なわれていることが、自転車ショップでは全く行なわれていないことがほとんど。だからストラーダではそういう、当たり前のことを当たり前にできるよう心掛けているんです」と井上代表は言う。
先述したワークショップも、熊谷メカのこだわりが反映されているポイントの一つだ。例えばディレイラーの調整や、ストラーダとして行っている初期点検のレクチャーなど、メカスペース内で実際に行われている作業を、要点をピックアップしてユーザーに伝えているのだそう。でも、それって、ショップにとっては門外不出の部分なのでは…?
「いやいや、それでもやっぱりプロにしかできない部分はあります。その一部を見ていただくのは自由ですから。今後通販購入して、自分でメンテナンスする流れはより大きくなっていきますし、だったら技術の出し惜しみしない方がベターだと考えています。それに、”こんなやり方があるんだ!”と驚いてもらうことこそ、私たちが目標とする”アミューズメント”なんですよね」と井上代表は続ける。
そうした姿勢はお店を飛び越えてオンライン上でも発揮されている。特にショップウェブサイトは充実の作り込みで、その随所には井上代表の趣味がカメラということも手伝って、下手なメディアが裸足で逃げるほどの素敵な写真が散りばめられている。スタッフによるイベントレポートや、充実の機材レビューレポート、そしてブログなどは必見。
まだまだスタートを切ったばかりのショップだが、これからどんなショップになっていくのだろう?これからどんな楽しいイベントが行われていくのだろう?そんなワクワク感が止まらない、素敵なプロショップが彦根市に完成した。
「自称人間国宝のような有名メカニックが組んだ自転車が有難がられるのが常ですが、僕からしたらいくらなんでも旧態然すぎます。データ管理や、ログを残したり、普通のビジネスでは当たり前に行なわれていることが、自転車ショップでは全く行なわれていないことがほとんど。だからストラーダではそういう、当たり前のことを当たり前にできるよう心掛けているんです」と井上代表は言う。
先述したワークショップも、熊谷メカのこだわりが反映されているポイントの一つだ。例えばディレイラーの調整や、ストラーダとして行っている初期点検のレクチャーなど、メカスペース内で実際に行われている作業を、要点をピックアップしてユーザーに伝えているのだそう。でも、それって、ショップにとっては門外不出の部分なのでは…?
「いやいや、それでもやっぱりプロにしかできない部分はあります。その一部を見ていただくのは自由ですから。今後通販購入して、自分でメンテナンスする流れはより大きくなっていきますし、だったら技術の出し惜しみしない方がベターだと考えています。それに、”こんなやり方があるんだ!”と驚いてもらうことこそ、私たちが目標とする”アミューズメント”なんですよね」と井上代表は続ける。
そうした姿勢はお店を飛び越えてオンライン上でも発揮されている。特にショップウェブサイトは充実の作り込みで、その随所には井上代表の趣味がカメラということも手伝って、下手なメディアが裸足で逃げるほどの素敵な写真が散りばめられている。スタッフによるイベントレポートや、充実の機材レビューレポート、そしてブログなどは必見。
まだまだスタートを切ったばかりのショップだが、これからどんなショップになっていくのだろう?これからどんな楽しいイベントが行われていくのだろう?そんなワクワク感が止まらない、素敵なプロショップが彦根市に完成した。

テック責任者を務める熊谷宥輝さん。丁寧な作業を心掛ける

全てのバイクはチェックシートを用いたダブルチェックを徹底してユーザーの手に渡る

作業ではトルク管理を徹底的に実施する。全ては安心安全なサイクリングのために
アクセス
JR琵琶湖線(東海道本線)『彦根駅』より徒歩約9分
名神高速道路『彦根I.C』より車で約7分
駐車場12台あり
名神高速道路『彦根I.C』より車で約7分
駐車場12台あり
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ストラーダバイシクルズ 彦根店
TEL 0749-30-1230
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