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WALKRIDE コンセプトストア

全てのサイクリストに安全と遊び場を提供する、ウォークライドの前線基地
電車であれば小田急小田原線本厚木駅から徒歩10分、車であれば東名高速厚木IC、圏央道海老名ICから15分。駅北側のビル群とは打って変わって閑静な環境にあるのが「WALKRIDE コンセプトストア」。圏央道を南下する車窓からは右手に丹沢山系を望み、首都圏ながらもバイクライドには絶好のロケーションにあることを気づかせてくれる。

そんな魅力的な土地に居を構えるWALKRIDE コンセプトストアは、関東のホビーライダーにはすっかり定着した「大磯クリテリウム」や「箱根ヒルクライム」を開催している株式会社ウォークライドが運営するショップ。店内にはオリジナルのカーボンバイクやケミカル用品がずらりと並ぶWALKRIDEのフラッグシップストアであり、イベント運営、製品メーカー、セミナー運営と並ぶウォークライドの活動4本柱のうちの一つ、という位置付け。「自転車に携わるすべての人にわくわくを提供する」という思いを具現化し、そして伝えるための自転車店なのだ。

「WALKRIDE コンセプトストア」というだけあって、ここで取り扱うのはこだわりを落とし込んだWALKRIDEバイクの数々。ファーストプロダクトとしてデビューした「WR-01」、トータルバランスを重視し、オールラウンド性能を高めた「WR2AR」、そしてアップライトなポジションでロングライドや、山岳ライドにも対応する「WR2GF」という3つラインアップが揃う。

「小柄な日本人にも乗りやすいサイズ展開」。これがWALKRIDEのバイクが大切にしていることだ。中でもWR2ARはスモールサイズを意識した作りで、トップチューブ長が短く乗りやすいジオメトリーになっている。460が最小サイズではあるものの、各種数値を工夫しているため150cmくらいの方でも無理のないポジションが出せるという。更にカーボンフレームで実現できないジオメトリー上のこだわりを具現化するために、フルオーダー可能なステンレスフレーム「WR3SU」も製品化に向けてテスト段階というから、そのこだわりようは並ではない。

しかもハイエンドのWR-01であってもフレームセットで298,000円(税抜)、WR2GFで225,000円(税抜)、WR2ARは198,000円(税抜)とリーズナブルな価格設定。それに加えてWR-01は国内カスタムペインターの手によるカラーオーダーがアップチャージ無しで可能と、所有欲まで満たしてくれるのだ。ここにフルオーダーステンレスフレームが加われば、ほぼ全てのニーズをカバーできるラインアップとなりそうだ。
壁一面に並ぶWALK RIDEバイクの数々。現在は3種類のカーボンフレームが発売されている
カラーオーダーも可能なフラッグシップモデル、WR-01
アップライドポジションで長距離や山岳コースに対応するWR2GF
トータルバランスを求めたWR2AR。コンパクトジオメトリーで小柄なユーザーにも優しい
更にWALKRIDEの製品ラインアップは、フレームだけには止まらない。「常に綺麗な状態で愛車を整備してほしい」という思いから、フレームをガラスコーティングするフルセットをまとめた「クリスタルグロウ」と、落車で負うリスクを最小限に留める、ありそうでなかったプロテクション機能付きUVアームカバーという、痒いところに手が届く製品が用意されている。

店の奥に目を移すとウエア類をはじめとしたパーツ・アクセサリーが並べられている。棚と棚とのスペースが広く取られ、ゆったりとした落ち着きのあるレイアウト。その分、展示されている商品点数は決して多くはないものの、タイヤやチューブ、パンク修理セットや工具、ケミカルといった、緊急性が高いものや、整備用品は非常に充実している。これは先述した愛車を綺麗に、という想いからくるものだ。

もちろん整備面にも一切の妥協はなく、経験豊かなメカニックの手によって日々完璧な状態のバイクがユーザーの手に渡っている。バイク販売はWALKRIDEのみだが、メンテナンスに関しては他ブランドでも快く引き受けてくれるのが嬉しいところ。

メカニック作業において最も大切にされているのが「信頼できる機材に仕上げること」。レースを走るチーム員はもちろん、ロングライドや街乗りを楽しむにあたっても、メカトラブルによってその楽しみが妨げられないように、信頼性を第一にしているという。

だから極端な軽量パーツなどのサードパーティー部品には手を出さず、基本的には純正のパーツを使う。もちろん、お客さんからの要望があればその限りではないが、その場合もメリットとデメリットをしっかりと説明し、きちんと納得の上での組み付けとなる。その真摯な姿勢が多くのチーム員の支持を受ける理由でもあるのだろう。

その誠実さはメカニックだけでなく、販売時の接客でも発揮されている。「接客には本当に時間をとっています。お客さんって、”自分が何をしたいか”は分かっていても、”そのために最適なものは何か”というのは分からないんです。だから初めての来店で成約というパターンはほぼ無いですね。何度か来店していただいて、1回目で、自転車とはなんぞや、という基本的な話をさせていただきます。2回目でサイズをみて希望を絞ってもらい、一度家に持ち帰ってもらって考えてもらいます。で、3回目の来店で成約するというケースが多いです」とはスタッフさんの談。
フレームをガラスコーティングするフルセットをまとめたオリジナル商品「クリスタルグロウ」
オリジナルロゴのマグカップも。シンプルなロゴで家庭用としても、オフィス用としても
ホイールはマヴィックをはじめ、シマノやカンパニョーロなど多くのブランドを取り扱う
さて、先述した通り、イベント運営、製品メーカー、セミナー活動、そしてショップという4本の活動の柱を展開する株式会社ウォークライド。その根幹にあるのが、「すべてのサイクリストに安全と遊び場を提供する」という思いだ。

「怪我で自転車を止めてしまう人を多く見てきました。せっかく自転車がブームになっているのに、このままでは一過性のもので終わってしまう。そういう考えがありました」と言うのは、代表を務める山根さん。「落車は自転車につきもの、と言う方が多いのですが、実際はそうじゃない。僕は30年レースしてきましたが、大きな落車や事故はないんです。落車というものは意識次第でぐっと減らすことができるんですね。これはレースでも、公道でも同じことです」。

そこでウォークライドが注力するのが、乗車技術を向上させるセミナー活動だ。フィッターでありながら、カイロプラクターの資格を持ち、更にはコーチとしての采配も振るう須田さんが常日頃各地で出張セミナーにも赴いているほか、大磯クリテリウムでは無料で参加できる集団走行講習会なども開催して人気を集めている。

それら安全講習に加えて、現在はパイオニアのパワーメーターを使ったセミナーもある。これはレーサーのためのパワートレーニングが目的ではなく、限られた体力を上手く使って、より長距離を楽に走るための技術を学んでもらうことを主眼に置いているのだ。

「ロングライド派の人はパワーメーターの扱いや練習会、乗り方講習会に興味が無いことがほとんどなんですが、そういうレース由来のテクニックを身に付ければ、すごく快適かつ速く走りきれるようになるんです。もともとレースって、いかに勝負どころまで体力を残すか、効率よく走るかが肝。たくさんの方に生涯スポーツとして自転車の楽しみの幅を広げさせてあげたいですし、だからこそ僕らが頑張らないといけないな、と思っています」と須田さんは言う。そうして安全を学んでもらってから、レース派の人には大磯クリテリウムや箱根ヒルクライムといった遊び場で楽しみながら競い合ってもらいたい、という思いが秘められている。
店内奥のメカニックスペース。ここから丁寧な仕事が加えられたバイクたちが送り出される
壁に整頓された工具たちが並ぶ。ほかには工作機械も用意されていて、不可能な作業はほぼ存在しない
須田コーチが担当するボディケア。アスリートの身体を知り尽くした施術や、フィッティングを受けられる
そんな先を見据えるウォークライドだからこそ、若手選手の発掘や育成にも積極的だ。16歳から23歳までの若手を対象としたスカラシップチャレンジを実施し、特別価格でバイクをレンタルしたり、成績に応じてレース資金をサポートしたり、上級チームへのステップアップの道も用意されている。

つまりはレース活動にも活発なクラブチームを持ち、国内ロードレースの最高峰であるJプロツアーにも「ウォークライド・シクロアカデミア」として参戦しているメリットを最大限に活かしているのだ。「選手にリーズナブルに渡せる機材が欲しかったんですが、それがメーカーとして稼働するきっかけとなったんです」と山根さんは言う。

若手に対して教えているのはレースの走り方や練習方法ではなく、選手としてどうあるべきかということ。身体のケアや、食べ物、それからプロを目指す選手には、スポンサードされることに対する責任や態度についても。そしてそれら「プロになるため」のハウツーを、ホビーとして楽しむクラブ員にも落とし込んでいるという。

「毎週末には練習会を開催していますが、それは勝ちを目指すためではありません。クルマや歩行者と共存するための技術を学んでもらうことがメインなんです。一般道を走る上ではどうしても事故のリクスはゼロにならないし、自分が加害者になってしまうことも考えられます。だからクラブ加入時には保険料を支払ってもらい、自転車に乗る上での責任も皆さんと共有しているんです」(山根さん)。

イベント運営、製品メーカー、セミナー活動、そしてショップ。自転車を楽しむために必要な「モノ」や「コト」がワンストップで実現するユニークな「場」として存在する「WALKRIDE コンセプトストア」。自転車の魅力を知りたければ、ここにくれば絶対間違いない、そう思わせてくれるだけのスタッフが厚木で待っている。
レジ前には常連さんでもご新規さんでもくつろげるテーブルが。美味しいコーヒーも頂ける
決して品数は多く無いものの、メンテナンス用品やウェアのアクセサリー類など、嬉しいラインナップ
ケミカル用品やタイヤなど消耗品は充実のラインアップ。緊急対応にも応えてくれる
店舗情報
郵便番号 
243-0014
住所 
神奈川県厚木市旭町5-1-1
営業時間 
12:00 – 20:00
定休日 
火曜
TEL 
046-210-2750
FAX 
046-227-2730
ブログ更新情報
アクセス 
小田急小田原線 本厚木駅より徒歩10分
東名高速厚木ICから約15分
スタッフからのメッセージ
「品揃えが多いとか、すごく安いとか、店主が元プロ選手とか、わかりやすいウリがない当店ですが、当たり前のことをきっちりとこなしていくことを心がけています。

道具があっても正しく使わないと楽しくないし、正しく使えても、場所がないと楽しめません。ケガをしたり、メカが壊れたり、そういうストレスが原因で自転車をやめてしまうようなことをなくして、多くの人が自転車に乗るようにしたい。自転車で安心して楽しく遊べる場所としてみなさまをお待ちしています。」

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