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bicycle store RIDEWORKS

手厚いユーザーサポートが魅力 兵庫・芦屋のハイセンスなプロショップ
国道2号線に面したライドワークス。コンクリート打ちっぱなしの建物が目印だ
エントランスは吹き抜けの空間。右が2階へと続く階段
スチールバイクファンにはたまらないバイクたちが用意されていた
スモールサイズの女性用バイクもしっかりと在庫する
話題のEバイクも用意する。坂の多い街だけあって需要も多そうだ
街乗りに人気のブロンプトンは各カラーを在庫する
店舗奥のトライアスロンコーナー
オークリーの品揃えは豊富。新製品はもちろん、限定品の姿も数多い
様々な人気ブランドが並ぶヘルメットコーナー
シューズコーナーはジロやスペシャライズドの製品が中心だ
スイスの人気ブランド、アソスは専用什器を置いてディスプレイ
街乗りに最適なカジュアルなウェアも置かれていた
タイヤやコンポーネントの各部品など、消耗品類も豊富に用意されている
売り場には軽量マニアの心をくすぐる製品も...
ユーロバイクで発表された話題の2バトンホイール、2-Spokeを発見
あ、あのバトンホイールはひょっとして...
2階のサロンスペースではミニ展示会を随時開催中。取材時はドットアウトのブースが用意されていた
タックスのスマートローラーを使ったズイフト体験コーナー
サロンスペースには海外雑誌やフォトブックも置かれている
魅惑のスペシャルペイントを施したズッロ
サロンスペースにはドリンクサーバーも完備。ライド後の乾きを癒してくれる
フィッティングコーナーには大型ディスプレイを用意する。リアルタイムの計測数値を確認できるのだ
テストサドルも豊富。スペシャライズドを中心に各ブランドのアイテムが揃う
兵庫県芦屋市、JR芦屋駅から徒歩およそ5分、国道2号線に面した好立地に店舗を構えるのがbicycle store RIDEWORKS(バイシクルストア ライドワークス)。2010年にオープンした、芦屋のイメージに違わない、スタイリッシュなプロショップだ。

いわゆるサイクルショップのイメージとは大きく異なる、打ちっぱなしのデザイナーズコンクリートマンションの1階に居を構えるライドワークス。「なかなかサイクルショップと気づかれなくて。地図を見てきても前を素通りしてしまうお客さんも多いんですよ」と店長の生駒元保さんは笑う。

ガラス戸をくぐった先、広い店内にはずらりと陳列されたバイクやパーツ、アパレルやアクセサリー類が目に飛び込んでくる。暖色系の証明を使った販売スペースは外観と違わずとてもお洒落な雰囲気で、いわゆる「自転車屋らしい」入りにくさは全く無い。さながらカジュアル系アパレルショップのようだ。

それもそのはず、店舗デザインにはアパレル系を得意とするプロのコーディネーターが入っており、考え抜かれたレイアウトが施されているという。「といっても、オープン当時からはいろいろと変わっているので、デザイナーさんが見たらびっくりするかも」と生駒さん。

店内に在庫している完成車は100台以上を数え、フレームと合わせるとおよそ300台近くになるというから、老若男女問わずさまざまな人のニーズに対応する。ロードバイクがメインとなってはいるものの、クロスバイクやMTB、シクロクロスバイクや小径車にもそれぞれ専用の空間が与えられており、懐の広いラインアップとなっている。

特にリドレーとスペシャライズドという2ブランドを多く取り揃え、それぞれ専用スペースに30台以上の展示車が用意されている。他にもキャノンデールやピナレロ、メリダなど多くのブランドが並べられている。「制約はあるけれど、いろいろな自転車を置きたいですよね。それはお客さんのためということもありますけれど、自分たちも楽しいですから」
常時100台以上の完成車が用意されるショップスペース。魅惑の品揃えに目移りしてしまう
ロードバイクの中心となるスペシャライズドコーナー
ベルギーのリドレーも幅広いラインナップ。限定カラーの姿もあった
ロードバイクはもちろんのこと、シクロクロスにも以前から力を入れており、スタッフの皆さんもお客さんと積極的にレースイベントに取り組んできたという。ショップとして本気で取り組んでいる分ノウハウも豊富。特殊な技術・知識を要する競技だけに安心して任せることのできるショップは多く無いが、ここライドワークスならば安心だ。

最近ではMTBの人気が高まっているとのことで、ショップ奥のMTBコーナーの充実ぶりもなかなかのもの。大手ブランドはもちろん、イェティやサンタクルズ、あるいはスタントンなど通好みのブランドまで揃うのだ。山に囲まれた場所だけあってフィールドにも近く、お客さんと一緒に乗って楽しむこともあるそうだ。

また店内にはアメリカのクリスキングが展開するハンドメイドブランド・CieloやIndependent Fabrication、イタリアのチタン専業メーカー・nevi、ZULLOにハンドメイドカーボンバイクのデ・アニマを展示するなど、マニアがニヤリとできるスパイスの効いたアイテムの姿も。特にZULLOはイタリアの工房とも関わりが深く、店内ではスペシャルペイントが施された美しい展示車を眺めることができる。もちろんここに挙げたブランドはいずれもライドワークスを通してオーダーが可能だ。

アパレル類も豊富で、レーシーな方にはアソス、よりカジュアルに楽しみたいという人にはピセイや、ジロといったブランドを取り揃えている。その他ナリフリやPEDAL EDなどタウンユースにも使えるシャツやボトムスも多く、レース志向の強いユーザー以外からも多くの好評を博しているという。店内にはバイクやパーツ・アパレルなども含めて限定品が多く、流行に敏感な最先端ショップという一面も感じたのであった。
ライドワークスを支えるスタッフさんたち。中央が生駒店長だ
豊富なラインナップを誇るアパレルコーナー
ここ最近人気だというMTB。フィールドにもほど近い
パーツコーナーには選りすぐりのアイテムばかりが並ぶ
そんなライドワークスが最も力を入れているのがフィッティングだ。スペシャライズドが提唱する「リチュール」を導入しており、店長の生駒さんはライドワークスオープン当初からフィッターとして活躍し、これまで何百人という膨大なサイクリストを診断してきた。経験がモノを言うフィッティングだけにその信頼度は高く、ライド中の違和感や痛みを解消したいビギナーから、より高みを目指すレーサーまで幅広く対応してくれる。

最近になって2階のフィッティングスペースがリニューアルし、スペシャライズドの直営店にも匹敵する最新のリチュール専用スペースに生まれ変わったことが大きな話題。広いスペースを取った贅沢な専用空間にはスペシャライズドを中心に各社のテストサドルが用意され、リチュールのインソール成形マシンも備えられる充実ぶりだ。

お隣のサロンスペースにはレストラン並みのコーヒーメーカーやドリンクサーバーが導入され、それを楽しみながら居心地の良いソファでゆっくりと過ごすこともできるのだ。毎週日曜日のグループライド後にはこの場所でゆっくりとくつろぐのが慣例となっているというから羨ましい。

なぜそこまでフィッティングに力を?という問いに対して、生駒さんは「やりがいのある仕事だからですかね」と笑う。「フィッティングが成功した時のお客さんの反応がダイレクトに分かるし、違和感が改善した時の笑顔が嬉しいですから。2〜3時間もマンツーマン作業が続くでの僕らのことも理解してもらえるし、お客様のことも理解できる。そうすればより良い関係が築けて、もっと自転車を楽しんでもらえるはずですから」。

そうしたフィッティングの知識はマンツーマンの施術のみならず、納車時の簡易的なポジション出しにも反映されている。「例えばフィッター目線で見たときに、入荷してくる完成車のブラケット角度がおかしなことが多いんです。特に他店購入で持ち込まれた自転車だとそのままの場合が非常に多くて、そこは一人一人に合わせてカスタマイズしています。せっかくのドロップハンドルなのに上ハンドルしか使えないのはもったいないですし、安全で快適なポジションならもっと走りの自由度が高まるはずですから」と生駒さんは言う。最近では若いスタッフもプロフィッターを目指して勉強中とのことで、近いうちにフィッター2人体制が敷かれるようになるという。時間を要するプログラムだけに、その暁にはより良いサービスが提供されることになるはずだ。

「広い空間を持て余してるような面もあって(笑)」と生駒さんは言うが、最近では様々な催しもサロンスペースを舞台に行われているという。例えば、冬の間は有志でローラー練習会を開いたり、あるいはワンブランドのプチ展示会を開いたり。取材時には、日本展開が始まったばかりのアパレルブランド「ドットアウト」の展示会が行われ、ユーザーの目を引いていた。「これから色んな取り組みをしていきたいですね。止まってしまうと、終わりだと思っています」と語る目は真剣そのものだ。
リニューアルを遂げた2階のフィッティングスペース。リチュールの最新プログラムを受けることができる
フィッティングは生駒店長の担当。これまで数百人を見てきた経験が活きる
リチュールのカスタムインソールマシンも用意する
ライド後にくつろげるサロンスペース。ドリンクや雑誌も用意されている
「ライドワークスのコンセプトは、全てのサイクリストが楽しんで自転車生活を送れるようにすること。それから、自転車の楽しさをみんなと共有していくこと。」と生駒店長。その言葉通り、ショップとして様々なライドイベントを主宰している。

例えばレースに参戦する一方で、美味しいグルメを食べに出かけるゆるーいライドを毎月開催している。基本的には、毎週日曜日には2つの脚力別に分かれたグループライドを行っており、がっつり走るグループで約50km、まったり走るグループで30km程のライドを楽しんでいるんだとか。商品展開の充実ぶりに顕れているようにトライアスロンにも積極的に取り組んでおり、多くのお客さんと共に真剣に、楽しみながら参加しているのだという。あるいはフィールドの近さを活かしてMTBライドに出かけたりもするそうだ。

メカニックは生駒店長を含めて3名が常駐する。3人ともメカニックとして長く経験を積んでおり、国内・国外を問わずハンドメイドビルドブランドへの造詣も深いという。カーボンを扱う国内ビルダーとの関係も深く、傷つきや割れたカーボンフレームの補修依頼も場合によって可能。ワイヤーや変速の調整・簡単な振れとりなど、日常範囲での整備やチェックはライドワークスで購入したバイクならばずっと無料という点も嬉しいところだ。

取材時で印象的だったのは、スタッフ全員がお客さん一人ひとりに対してとても丁寧に話しかけ、接客を行なっていたこと。お店のお客さん数人に話を聞いてみたが、どの方も「とても雰囲気の良いお店」と口を揃えていた。

お洒落なショップと流行に敏感な商品展開、そしてスタッフひとりひとりの丁寧な接客。ライドワークスは古典的なサイクルショップとは違う、とても居心地の良い明るい雰囲気のショップであった。ロードバイクからシクロクロス、MTBやトライアスロンまで自転車の種類を問わず、そして初心者からベテランまでどんな人でも楽しめるよう、様々な自転車の楽しみ方を提供しているのがライドワークスなのだ。
店舗奥のメカニックブース。安心安全を凝らしたバイクが日々送り出されている
MTBのチューニングも得意分野。油圧関係も安心して任せることができる
様々な工具やケミカル類が並ぶ。男の子のハートをくすぐる場所だ
納車前の最終確認を行う生駒店長。丁寧な作業が印象的だった
店舗情報
郵便番号 
659-0068
住所 
兵庫県芦屋市業平町6-11 1F
営業時間 
平日 12:00~21:00
土日祝 10:00~21:00
定休日 
毎週水曜日
TEL 
0797-25-2511
アクセス 
JR東海道本線(神戸線)芦屋駅より徒歩3分
阪神本線芦屋駅より徒歩10分
スタッフからのメッセージ
サイクルショップらしからぬ外観にちょっと見つけづらいかもしれませんが、誰にでも訪れやすく入りやすいショップを目指しています。ビルダーとの関わりもあるため、自転車に関することなら何でもできるという自信があります。

フィッティングコーナーも充実しているので、ライディングでの悩みがある方はどんな小さなことでも気軽に相談に来て頂ければと思います。皆で自転車を楽しみましょう!(生駒元保店長)

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