「自分は勝てると信じていた」と、強豪揃いの逃げ集団から最終山岳で抜け出し、ステージ優勝を挙げたリチャル・カラパスは語った。マクナルティを失ったポガチャルなど、ツール第18ステージを選手たちのコメントで振り返る。
ステージ優勝 リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)

涙を浮かべるリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.
クレイジーなほど激しいステージだった。僕の目標は逃げに乗り、ステージ優勝を狙うことだった。今大会でステージ優勝を挙げるのがとても難しいことは明らかだ。空力やギヤ比にも気を配りながら走った。モチベーションは高く、勝てると信じていた。スーダル・クイックステップが4名で動いた時も対応する準備はできていたし、何より最終山岳は自分に合っていると思っていた。脚はあったが、勝つには賢く立ち回る必要があった。
2年前に勝ったシュペルデヴォリュイのステージと展開やコースレイアウトがよく似ていたし、逃げ集団にはすでにステージ優勝を挙げているマウロ・シュミットをはじめ、強力なメンバーが揃っていた。積極的に勝利を狙うのが僕のスタイルだ。力を出し惜しみせず攻める走りは、自分の性格から来ている。

1級山岳オルシエール・メルレットで独走するリチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:A.S.O.
明日から2日連続でアルプデュエズを上る。アルプデュエズでの勝利は神話的なものだ。だが、きっとUAEチームエミレーツXRGが集団をコントロールするステージになるだろう。また、今日の結果で総合10位に浮上したが、開幕地バルセロナで話した通り、総合順位は目標ではない。狙いはステージ優勝とマイヨアポアだが、それも脚の状態次第になるだろう。
チーム内では僕が最もステージ優勝の可能性が高い選手だったから、チームメイトたちがアシストしてくれた。彼らは僕を信じてくれたが、ここまでは逃げ切りが難しい展開が続いていた。
ステージ2位 マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー)
昨日よりも悔しさは小さい。こういう山岳でカラパスに負けたのだから。彼は逃げ集団の中で明らかに最も強かった。逃げに入れたのはよかったし、フェリックス(エンゲルハート)も一緒だったので、良い形でレースを進めることができた。
ステージ4位 ヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ)

山岳ポイントを狙うヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ)が逃げグループを回す photo:A.S.O.
厳しいステージだった。勝てなかったことに落胆はしていない。自分がベストを尽くしたと分かっているからだ。序盤から全力で走り続け、そのツケが最終盤の数kmで回ってきた。山岳賞を争いながらレースの先頭で走れた、良い1日だった。後悔はない。いまはしっかり回復し、これから続く山岳ステージでも山岳賞を争い続けることが重要だ。
逃げに乗り、中間スプリントポイントを獲得したマイヨヴェール マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

フィリプセンとのポイントを広げたマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:A.S.O.
もっと悪い結果に終わっていたかもしれないし、さらに良い結果を得られたかもしれない。昨日は勝てずに落ち込んでいたが、いまもマイヨヴェールを守っている。最終的にこのジャージを手にすることを諦めてはいないし、パリまで戦い続ける。今日のステージでは、その意志を示せたと思う。クライマーに交じって25ポイントを獲得するのは本当に大変だった。昨日は力を無駄にしてしまった感覚があるが、今日は力を使った甲斐があった。
マイヨジョーヌ&マイヨアポア タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)

危なげなくマイヨジョーヌを守ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:A.S.O.
─ブランドン・マクナルティが棄権し、この2日間はアダム・イェーツが不調だった。さらにティム・ウェレンスは今朝、体調不良を訴えていた。明日からの2日間に向け、不安はあるか。
ブランドンが体調不良でレースを去らなければならなかったのは、とても悲しい。だがアダムは回復傾向にある。明日からのアルプデュエズ2連戦に向け、フェリックス(グロスシャートナー)は状態が良く、ニルス(ポリッツ)も好調だ。イサーク(デルトロ)にも何の問題もない。ティム(ウェレンス)もこの苦しい状況すら楽しみ、乗り越えてくれるはずだ。フロリアン(フェルミールス)も序盤から僕たちを支えてくれるだろう。3週目に入り、誰にでも疲れが見えている。それでも僕らは変わらず戦い続ける。
─明日以降のステージに向けて自信はあるか。
ある。
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O. CorVos
ステージ優勝 リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)

クレイジーなほど激しいステージだった。僕の目標は逃げに乗り、ステージ優勝を狙うことだった。今大会でステージ優勝を挙げるのがとても難しいことは明らかだ。空力やギヤ比にも気を配りながら走った。モチベーションは高く、勝てると信じていた。スーダル・クイックステップが4名で動いた時も対応する準備はできていたし、何より最終山岳は自分に合っていると思っていた。脚はあったが、勝つには賢く立ち回る必要があった。
2年前に勝ったシュペルデヴォリュイのステージと展開やコースレイアウトがよく似ていたし、逃げ集団にはすでにステージ優勝を挙げているマウロ・シュミットをはじめ、強力なメンバーが揃っていた。積極的に勝利を狙うのが僕のスタイルだ。力を出し惜しみせず攻める走りは、自分の性格から来ている。

明日から2日連続でアルプデュエズを上る。アルプデュエズでの勝利は神話的なものだ。だが、きっとUAEチームエミレーツXRGが集団をコントロールするステージになるだろう。また、今日の結果で総合10位に浮上したが、開幕地バルセロナで話した通り、総合順位は目標ではない。狙いはステージ優勝とマイヨアポアだが、それも脚の状態次第になるだろう。
チーム内では僕が最もステージ優勝の可能性が高い選手だったから、チームメイトたちがアシストしてくれた。彼らは僕を信じてくれたが、ここまでは逃げ切りが難しい展開が続いていた。
ステージ2位 マウロ・シュミット(スイス、ジェイコ・アルウラー)
昨日よりも悔しさは小さい。こういう山岳でカラパスに負けたのだから。彼は逃げ集団の中で明らかに最も強かった。逃げに入れたのはよかったし、フェリックス(エンゲルハート)も一緒だったので、良い形でレースを進めることができた。
ステージ4位 ヴァランタン・パレパントル(フランス、スーダル・クイックステップ)

厳しいステージだった。勝てなかったことに落胆はしていない。自分がベストを尽くしたと分かっているからだ。序盤から全力で走り続け、そのツケが最終盤の数kmで回ってきた。山岳賞を争いながらレースの先頭で走れた、良い1日だった。後悔はない。いまはしっかり回復し、これから続く山岳ステージでも山岳賞を争い続けることが重要だ。
逃げに乗り、中間スプリントポイントを獲得したマイヨヴェール マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

もっと悪い結果に終わっていたかもしれないし、さらに良い結果を得られたかもしれない。昨日は勝てずに落ち込んでいたが、いまもマイヨヴェールを守っている。最終的にこのジャージを手にすることを諦めてはいないし、パリまで戦い続ける。今日のステージでは、その意志を示せたと思う。クライマーに交じって25ポイントを獲得するのは本当に大変だった。昨日は力を無駄にしてしまった感覚があるが、今日は力を使った甲斐があった。
マイヨジョーヌ&マイヨアポア タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)

─ブランドン・マクナルティが棄権し、この2日間はアダム・イェーツが不調だった。さらにティム・ウェレンスは今朝、体調不良を訴えていた。明日からの2日間に向け、不安はあるか。
ブランドンが体調不良でレースを去らなければならなかったのは、とても悲しい。だがアダムは回復傾向にある。明日からのアルプデュエズ2連戦に向け、フェリックス(グロスシャートナー)は状態が良く、ニルス(ポリッツ)も好調だ。イサーク(デルトロ)にも何の問題もない。ティム(ウェレンス)もこの苦しい状況すら楽しみ、乗り越えてくれるはずだ。フロリアン(フェルミールス)も序盤から僕たちを支えてくれるだろう。3週目に入り、誰にでも疲れが見えている。それでも僕らは変わらず戦い続ける。
─明日以降のステージに向けて自信はあるか。
ある。
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O. CorVos
Amazon.co.jp