フルーネウェーヘンが17ヶ月ぶりの勝利　ワロニー初日の集団スプリントで

ディラン・フルーネウェーヘン（オランダ、ユンボ・ヴィズマ）がツール・ド・ワロニー初日の集団スプリントで17ヶ月ぶりの勝利を挙げた。「単なる勝利以上の価値がある」と話している。

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オフステテールやクリストフを下したディラン・フルーネウェーヘン（オランダ、ユンボ・ヴィズマ） www.trworg.be
「再び勝つことができて心からほっとしている。（前戦の）ツアー・オブ・ベルギー最終日の時点でコンディション良く感じていたけれど、その時は勝てずじまい。今日チームは全てを支配下に置き、素晴らしいリードアウトをしてくれた。他選手に囲まれるような状況にはならなかった。ティモ・ルーセンは最終発射台役として力強く、僕はただ最後まで踏み切るだけだった」。ディラン・フルーネウェーヘン（オランダ、ユンボ・ヴィズマ）は17ヶ月ぶりとなる勝利の瞬間を、そのように説明した。

17ヶ月ぶりの勝利を挙げたディラン・フルーネウェーヘン（オランダ、ユンボ・ヴィズマ） www.trworg.be
2020年のツール・ド・ポローニュ第1ステージのスプリント中にファビオ・ヤコブセン（オランダ、ドゥクーニンク・クイックステップ）を押しのけ、衝撃的な落車事故を引き起こしたフルーネウェーヘン。2021年5月7日までの9ヶ月に及ぶ出場停止処分明けに出場したジロ・デ・イタリアでは最高で区間4位止まりだったが、今回ユーゴ・オフステテール（フランス、イスラエル・スタートアップネイション）やアレクサンダー・クリストフ（ノルウェー、UAEチームエミレーツ）を下し勝利を掴んだ。

「この勝利は僕にとって単なる勝利以上の価値がある。これまで自転車が二の次となる困難な時期を過ごしてきた。事故だけでなく私生活にも多くのことが起こった。僕たちは懸命に努力を重ね、ついに勝つことができたことは本当に素晴らしいこと。チームは僕を完全にサポートし、感謝に絶えない。僕の大きな支えになってくれた」と加えている。

text:So Isobe