新型コロナウイルスから快気したエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)がバチカンを訪れローマ教皇に謁見。マリアローザとカスタムペイントされたピナレロDOGMA F12を贈った。



ローマ教皇にマリアローザを手渡すエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)ローマ教皇にマリアローザを手渡すエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) photo:Vatican Media
5月に閉幕したジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たしたエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)は6月16日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に謁見し、マリアローザとDOGMA F12を贈った。

「カトリックの家庭で育ったものとして、フランシスコ教皇に直接お会いすることができとても嬉しい。カトリックで最も権威ある方であり、その祝福を受けることができ、これまでの努力が報われた気持ちだ。この祝福が僕だけでなく、それを必要とする全ての人々に届くことを願っている」とベルナルは謁見の喜びを表した。

贈呈したバイクはローマ教皇の母国であるアルゼンチンの国旗色にカスタムペイントされた特注品。それについてベルナルは「ローマ教皇に謁見する慣習に従い、マリアローザとファウスト・ ピナレロ(ピナレロ社代表)によるカスタムペイントの施されたピナレロの自転車を贈った。これは自転車選手として、またチームを象徴する贈り物だ」と語った。

ローマ教皇の母国アルゼンチンの国旗色にカスタムペイントされたピナレロDOGMA F12ローマ教皇の母国アルゼンチンの国旗色にカスタムペイントされたピナレロDOGMA F12 photo:Vatican Media
2019年のツール・ド・フランスに続き2つ目のグランツールを制覇したベルナルだったが、コロンビアに帰国する直前の6月4日に新型コロナウイルスの感染が発覚。モナコで10日間の隔離生活を送り、快気後に今回の謁見の機会を得た。

今週末に帰国しトレーニングを開始する予定のベルナルは、6月26日から開幕するツール・ド・フランスや7月に予定されている東京五輪には出場せず、今シーズンはアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が総合エースを務めるブエルタ・ア・エスパーニャへの出場が濃厚と見られている。

text:Sotaro.Arakawa