エディ・メルクス lavaredo68　人馬一体な走りが特徴のミドルグレードカーボンモデル

エディ・メルクスから2019年モデルの新作ロードバイク「lavaredo68」が登場。ミドルグレードとして剛性とジオメトリーを見直し、あらゆるライダーが扱いやすい走行性能を獲得したエンデュランスレーシングモデルを紹介しよう。

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lavaredo68 DISC（ホワイト/ブラック、販売はフレームセットのみ） (c)フカヤ
伝説的なロード選手であったエディ・メルクスが引退後に自らの名前を冠し立ち上げたバイクブランド、エディ・メルクス。通算525勝という前人未到の記録を打ち立てるほどの勝利への執念と、機材へのこだわりをバイクに落とし込んだレーシングブランドである。

そんなエディ・メルクスの新たなミドルグレードモデルとして追加されたのが「lavaredo68」である。名前の由来でもある岩山トレ・チメ・デ・ラバレドは、1968年のジロ・デ・イタリア第12ステージの舞台であり、メルクスが初めてグランツールで勝利した日を指している。まさにこれから自転車人生を始めるビギナー達にとってより良いスタートとなるよう願いを込めた一台だ。

シートクランプはフレーム形状に沿ったクランプ式で固定力は高い ヘッドチューブの集合部は角ばった造形が印象的


ディスクブレーキモデルはチェーンステーが一段下がった独特な形状 潰しの入ったシートステーはエディ・メルクスに特徴的なフレーム造形の一つだろう


Sallanches64の後継モデルであり、長距離ライドにも適したグランフォンドレーシングモデルとして誕生したlavaredo68は、フレームにHMカーボンを使用し、エントリーユーザーでも扱いやすい剛性バランスに調整されている。

エディ・メルクスのバイクの特徴である潰しを入れたシートステーも快適性に寄与している。またジオメトリーも乗りやすさを考慮した前傾し過ぎない設計となっており、あらゆるレベルのライダーがバイクとの一体感を味わえる乗り味に仕上がっている。

リムブレーキモデルに加え、昨今各社に広がりを見せるディスクブレーキモデルも用意しており、好みや使用用途に応じて選択出来るのは嬉しいところ。ディスクブレーキ仕様では、フラットマウントに12mmスルーアクスルといった標準的なスペックを備えており、拡張性もばっちり。ケーブルはインターナルルーティング仕様で、シマノDi2にも対応。上下異径のテーパードヘッドによってフロントの剛性を確保し、安定したハンドリングを生み出している。

BB86を採用したボトムブラケット部分はボリューム感ある作り 完成車パッケージはシマノULTEGRAがアッセンブルされる


また25mm以上のワイドタイヤが主流となった中で、lavaredo68も最大28mm幅に対応するタイヤクリアランスを持つ。細めのタイヤで高速ロードツーリングを楽しむも良し、快適性の高いワイドタイヤでロングライドやキャンプツーリングを楽しむも良しだ。

グラフィックはかつてメルクス氏が所属していたチームのカラーにちなんだものを採用。ホワイトベースにブラックチェックが入ったディスクブレーキモデルは、メルクスが初めて所属したプロチーム”プジョー”のカラー。リムブレーキモデルはツール初出場にして総合成績、ポイント賞、山岳賞を総なめにした際に所属していた”ファエマ”をイメージした、レッドにホワイトラインが入るデザインだ。2019年モデルより復刻版のブランドロゴを採用しており、新たなスタイルや雰囲気を纏って登場している点も見逃せない。

ディスクブレーキモデルはフレームセットのみ、リムブレーキモデルはフレームセットとシマノULTEGRA完成車で販売される。それぞれXS、S、Mの3サイズ展開。取り扱いはフカヤ。

lavaredo68（レッド/ホワイト） (c)フカヤ

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エディ・メルクス lavaredo68 DISC フレームセット
フレーム：カーボンモノコック
合計重量：1,490g（フレーム1,100g、フォーク390g）
サイズ：XS、S、M
カラー：ホワイト/ブラック
価格：220,000円（税抜）

エディ・メルクス lavaredo68 フレームセット
フレーム：カーボンモノコック
合計重量：1,440g（フレーム1,050g、フォーク390g）
サイズ：XS、S、M
カラー：レッド/ホワイト
価格：220,000円（税抜）

エディ・メルクス lavaredo68 Ultegra 完成車
コンポーネント：Shimano Ultegra
クランクセット：FSA Grossame Pro 50-34T
ホイール：EM Flanders SL
サイズ：XS、S、M
カラー：レッド/ホワイト
価格：325,000円（税抜）