スプリントは佐々木・窓場、団抜は奈良が4分25秒、チームスプリントは宮城が大会新

新潟国体トラック4日目最終日が10月1日（木）行われた。スプリントは成年・佐々木、少年・窓場が、団抜は奈良が好記録で、チームスプリントは宮城が大会新記録で優勝。総合得点では奈良県が1位となった。

少年スプリント決勝　窓場千加頼 （京都 向陽高）が2本先取で優勝 photo:Hideaki.TAKAGI国体自転車競技最終日は朝から抜けるような青空。
スプリントと団体種目の決定戦が行われた。

少年スプリント決勝は窓場千加頼 （京都 向陽高）と横山尚則 （茨城 取手一高）の組み合わせ。窓場が1回戦、2回戦ともに勝って優勝。
成年スプリント決勝は佐々木吉徳 （秋田 明大）と藤井栄二 （兵庫 兵庫県連盟） の組み合わせ。これも佐々木が1回戦、2回戦ともに勝って優勝。なお前日に行われた同1/2決勝で2本取り佐々木と決勝対決の予定だった安福洋徳（奈良　早大）は、器材違反により失格となった。
成年スプリント決勝　佐々木吉徳 （秋田 明大）が2本先取で優勝 photo:Hideaki.TAKAGI

4km団体追抜競走決勝は奈良と岐阜の組み合わせ。予選では岐阜が4分27秒の1番時計、奈良は終盤乱れて2位タイムだった。この決勝では中盤まで岐阜がリード。しかしその中盤過ぎて両チームとも3名になってからは奈良がペースアップ。ラスト2周で逆転して奈良はなおも加速、4分25秒682の好記録で優勝。福島県（我妻、窪木、佐藤、猪狩）が昨年に出した大会記録4分25秒308には惜しくも届かなかった。
4km団体追抜競走　優勝の奈良 （入部、吉田、野口、元砂）4分25秒682 photo:Hideaki.TAKAGI

チームスプリント決勝は宮城と秋田の組み合わせ。宮城はケイリン3連覇の櫻井とスプリント3位の阿部を、秋田はスプリント覇者の佐々木らで臨む。秋田はスタート後の隊列が若干乱れる。宮城はきれいに決まる。結局宮城が大会新記録で優勝。3・4位決定戦では大分が大会新記録で3位に。大分は予選時に100分の8秒差で3番時計となり決勝進出できなかったのが痛かった。

4km団体追抜競走　2位の岐阜 （横関、高橋、井関、矢野） photo:Hideaki.TAKAGI

結果
少年スプリント最終順位
1位 窓場千加頼 （京都 向陽高）
2位 横山尚則 （茨城 取手一高）
3位 保科千春 （宮城 東北高）
4位 伊藤裕貴 （三重 朝明高）
5位 橋本凌甫 （東京 日大豊山高）
6位 大洞翔平 （岐阜 岐南工高）
7位 木村弘 （青森 八戸工高）
8位 小林健太 （栃木 作新学院高）
チームスプリント　優勝の宮城（櫻井、阿部、保科）1分16秒892（大会新） photo:Hideaki.TAKAGI

成年スプリント最終順位
1位 佐々木吉徳 （秋田 明大）
2位 藤井栄二 （兵庫 兵庫県連盟）
3位 阿部力也 （宮城 日大）
4位 （空位）
5位 魚屋周成 （大分 大分県連盟）
6位 古庄豊全 （熊本 日大）
7位 丸山昌茂 （新潟 新潟県連盟）
8位 竹村達也 （高知 高知県連盟）
チームスプリント　2位の秋田（石川、佐々木、佐藤） photo:Hideaki.TAKAGI

4km団体追抜競走最終順位
1位 奈良 （入部、吉田、野口、元砂）4分25秒682
2位 岐阜 （横関、高橋、井関、矢野）4分27秒952（予選時）
3位 福島 （我妻、窪木、我妻、鈴木）4分29秒566
4位 新潟 （池浦、武田、圓谷、穂苅）4分30秒321（予選時）
5位 大分（越海、明珍、一丸、六峰）4分31秒894　以下予選タイム
6位 鹿児島（伊藤、高宮、小牧、野村）4分32秒817
7位 福井（山本、西山、中島、井上）4分33秒737
8位 京都（海老瀬、浜地、大中、西沢）4分34秒032
総合得点　表彰 photo:Hideaki.TAKAGI

チームスプリント最終順位
1位 宮城（櫻井、阿部、保科）1分16秒892（大会新）
2位 秋田（石川、佐々木、佐藤）1分17秒740
3位 大分（萱島、後藤、魚屋）1分17秒066（大会新）
4位 鹿児島（新納、井手、上八重）1分18秒341（予選時）
5位 奈良（安福、山本、中井）1分18秒632 　以下予選タイム
6位 青森（坂本、磯島、木村）1分18秒986
7位 岡山（川本、野上、山本）1分19秒074
8位 三重（森下、勝谷、伊藤）1分19秒250

総合得点順位
1位　奈良県　80点
2位　大分県　66点
3位　宮城県　65点
4位　福島県　64点
5位　秋田県　47点
6位　鹿児島県　41点
7位　京都府　40点
7位　岐阜県　40点　


photo&text:高木秀彰