チーム・タイムトライアルで開幕したブエルタ・ア・エスパーニャ2013。チームTTの世界チャンプであるオメガファーマ・クイックステップの優勝が期待されるなか、ステージを制したのは最終走者のアスタナ。先頭でゴールしたヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)が総合1位と敢闘賞を獲得した。

総合1位・敢闘賞のヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)

最終走者のアスタナがスタートを切る最終走者のアスタナがスタートを切る photo:Cor Vos今日のコースは(下調べのときよりも)コンディションが良くて、走りやすいことはわかっていた。下調べのときは道路が封鎖されてなかったからだ。でも、このコースは自分たちに適したコースなのは知っていた。この素晴らしい成績のために、ぼくたちは隊列を維持しようと努力した。

トップタイムを叩き出したアスタナトップタイムを叩き出したアスタナ photo:Vuelta a Espana実力は出せたと確信していたが、優勝するとは思っていなかった。自分たちよりも優秀なチームが他にもあったからだ。優勝できて、このマイヨロホを着ることができたのは大きなサプライズだ。

(2006年のブエルタでもガリシア州で総合1位だったことについては)単なる偶然だと思う。でも、その話を聞いてとてもうれしい。自分に言えることは、ずっと苦しんだ結果、この成績を手に入れたということだ。レースのあいだはずっと苦しかった。チーム全員が高速で走っていたからだ。でも、勝利には苦しみも必要だ。

マイヨロホに袖を通したヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ)マイヨロホに袖を通したヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、アスタナ) photo:Vuelta a Espana今回はチームの一員として出場している。チームのリーダーはヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)であることに議論の余地はないし、彼は総合優勝の最有力候補でもある。彼のために働くつもりだ。日曜日も、ぼくがまだ総合1位にいるかもしれない。でも、それは優先事項じゃない。すべてはニーバリのためだ。

(今後の予定については)まだわからない。来年度の契約が決まっていない。アスタナは契約を更新する気はないようだ。

幸運な日だった。目が覚めた瞬間からゴールに入る瞬間まで、あらゆることが順調に進んだ。今シーズンは不運続きだっただけに、マイヨロホを着ることができてうれしい。また、このチームの強さも本当に心強く思っている。ぼくたちはマドリードの最終日に、このマイヨロホを着るために出場している。今日(の優勝)は、その良い幸先となった。

今シーズンはずっと浮き沈みが激しかった。腹痛もあったし、落車もあった。こうして復調できて安心している。このチームにいることに、とても満足している。


総合2位のヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)

チーム・タイムトライアルで素晴らしい結果を出せた。ぼくたちは隊列をずっと維持したまま、スタートからゴールまで力強かった。ヤニー[ブライコヴィッチ]は最近ずっと不運続きだった。だから、彼にマイヨロホを譲るのがフェアだと思った。自分のコンディションは好調だけど、ブエルタはハードで長い。重要なステージもたくさんある。毎日、調子を見極めていくつもりだ。


総合7位のファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)

ステージ2位・10秒差 レディオシャック・レオパードステージ2位・10秒差 レディオシャック・レオパード photo:Vuelta a Espana自分の役割は果たした[クリス・ホーナー(アメリカ)によると、カンチェラーラは他のチームメイトよりもローテーションの回数が3回多い]。チームのリーダーであるクリストファー・ホーナー(アメリカ)とロベルト・キセロフスキー(クロアチア)を上位に送り込めたことを考えると、自分の全力を尽くせたと思う。総合1位のマイヨロホを獲得できればうれしかったけど、今日のチームのパフォーマンスにはとても満足している。

やるべきことはやった。全員が全力を尽くした。これがチーム・タイムトライアルでは重要だ。もちろん、ぼくは他の誰よりも多く牽引した。だけど、ぼくたちは誰もが互いにベストを尽くしたことを理解しているし、それがお互いのやる気を引き出していることも知っている。今日の結果[チーム総合2位]は喜んでもいい。チームとして、これだけの実力を示すことができて満足している。


総合13位のトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)

ステージ3位・16秒差 オメガファーマ・クイックステップステージ3位・16秒差 オメガファーマ・クイックステップ photo:Vuelta a Espanaかなり良いスタートだったと思う。あのスタートが速すぎたとは思わない。幹線道路に入ると追い風になることがわかっていたので、スタートで飛ばしたかった。序盤からスピードに乗ることができたけど、残念ながらテクニカルな下りの後で数名が脱落してしまった。

それで、ゴールの段階で5名の選手が残っていることにも注意する必要があった。チーム・タイムトライアルにはずっと勝ちたいと思っていたけど、3位も良い成績だと思う。今回の出場メンバーは、山岳が得意な選手たちと逃げが得意な選手たち、それにスプリンターもいる。これからの3週間を戦うには、かなりバランスの取れたチームだ。

レースがどんな状況になっても、このチームは存在感を示すことができるはずだ。だから、チームとしては今日のチーム・タイムトライアルにはあまりこだわっていない。今回の出場メンバーでこれだけの成績を出せたということは、なによりも考慮したい。

今日のコースは難易度も高かったし、レースで圧倒的な走りを見せるチームも多いだろうと予測していた。ともかく自分が良いコンディションでレースに挑めることができて満足している。今日は脚の調子も良かったので、今後に期待が持てそうだ。自分としては、今日の結果でかなりモチベーションも上がった。それにチームメイトたち全員が実力を出せたことが喜ばしく思う。


29秒差で総合25位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

ステージ5位・29秒差 モビスターステージ5位・29秒差 モビスター photo:Vuelta a Espanaニーバリ(イタリア、アスタナ)との差が30秒に開いてしまったことは忘れないようにしておきたい。だけど、ブエルタは始まったばかりで、まだなにも決まっていない。明るい材料としては、プリトー[ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)]に30秒の差をつけたことだ。

だから、ベナト・インチャウスティ(スペイン)の機材トラブルの影響はあったものの、チームとしては良いタイムトライアルだった。ただ、トラブルによって難しくなった点もあった。6人でのローテーションは7人のときと同じではない——ベナトが残っていたら、あと10秒は速かったと思う。

明日は要注意のステージだ。(1級山岳の)山頂ゴールというだけではなく、風の心配もある。木曜日のステージ[第6ステージ]については下調べも済ましている。最初の5kmがかなり難しいけど、その後の登りは緩やかだ。だけど、最後の2kmが本当にハードになる。


59秒差で総合71位のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)

ステージ12位・59秒差 カチューシャステージ12位・59秒差 カチューシャ photo:Vuelta a Espanaあまり良いスタートを切ることができなかった。だけど、この結果は受け入いれたい。今日のコースは本当にハードだった。とくに最初の区間がハードだった。まさにガリシアならではのコースで、集団が分裂してしまった。最後まで粘れたのは運が良かった。


コンチネンタル・チームながら7位に入ったダニエル・ショルン(オーストリア、ネットアップ・エンドゥーラ)

今日の成績で、ぼくたちのチームがオーガナイザーに招待されるだけの価値があることを証明できたと思う。チームがブエルタに出場することができて、とてもうれしい。レースでしっかり結果を出していきたいと思う。


※ソースはレース公式リリース、チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイトおよびTwitter、Facebookなど。

translation & text: Seiya.YAMASAKI
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