アメリカ・コネチカットに本社を持つキャノンデールは、リクイガス・キャノンデールの運営会社であるブクリシアスポーツへと増資し、2013年度からチーム名称を「キャノンデール・プロサイクリングチーム」とし、冠スポンサーとなることを発表した。

これまでのメインスポンサー、リクイガス社の離脱に伴い、キャノンデール社がメインスポンサーに昇格するかたちだが、サブスポンサーなどは今後決まり次第発表されることが予想される。

以下キャノンデールからのプレスリリースより紹介する。

Cannondale pro cycling ロゴCannondale pro cycling ロゴ ツール・ド・フランス2012でポイント賞を獲得したペーター・サガンツール・ド・フランス2012でポイント賞を獲得したペーター・サガン (c)Makoto.AYANO2013年1月1日に新体制でスタートするチームは、ツール・ド・フランスでマイヨ・ヴェール(ポイント賞)を獲得したペーター・サガンをはじめ、モレーノ・モゼール、エリア・ヴィヴィアーニといった才能豊かな若手の育成にフォーカス。そして、イヴァン・バッソをはじめとする信頼感溢れるベテランが継続的に彼らを高みへと導きます。

キャノンデールとブリクシアスポーツの結びつきは 2007年にスタート。当時はテクニカルスポンサーとしてリクイガス・プロサイクリングチームに携わりました。2010 年1月に共同スポンサーとなり、チーム名称をリクイガス・キャノンデールに変更。2007年以降、ジロ・デ・イタリア個人総合優勝2回(2007年、2010年)、ブエルタ・ア・エスパーニャ個人総合優勝1回(2010年)、そしてツール・ド・フランスでは2つの特別賞ジャージ(2009年山岳賞、2012年ポイント賞)を獲得。その他、数えきれないほどの功績を収めてきました。

チームとの関係を強めることにより、キャノンデールは積極的に選手たちの声をプロダクトにフィードバック。レースで実証済みのロードバイクシリーズ SUPERSIX、SLICE、SLICE RS、SYNAPSE、そして「世界最高のバイク」と評された SUPERSIX EVO ULTIMATE が誕生しました。


ボブ・バーバンク(キャノンデール・ゼネラルマネージャー)
「ブリクシアスポーツとのパートナーシップを強化し、キャノンデール・プロサイクリングチームのタイトルスポン
サーになることに大変興奮している。イノベーションの分野でリーダーシップをとることこそ、キャノンデールの
DNA だ。過去6年間、バイクのポテンシャルを最大限発揮させ、その限界を押し上げるようなチームの走りには心底興奮を覚えた。タイトルスポンサーになることは、プロサイクリングへの継続的なコミットメントを体現する最高の機会である。現状を維持することに留まらず、挑戦を続けるキャノンデールらしさを、販売店やエンドユーザーの皆さまに見ていただきたい。」

「ロードレースファン、ならびにキャノンデールのファンは、世界最高のレースの舞台で闘う最もエキサイティン
グなバイクを、今後も見ることが出来る。卓越した製品作りとイノベーションにおいて、素晴らしいパートナーシップだと自負している。」

キャノンデールのバイクを駆るペーター・サガンキャノンデールのバイクを駆るペーター・サガン (c)Makoto.AYANOパオロ・ザーニ(ブリクシアスポーツ代表)
「パートナーシップの継続と規模拡大というキャノンデールの決断を大変喜ばしく思う。我々はプロジェクトを進める上で共通の目標を持ち、その成果としてエキサイティングな成績を残してきた。世界の舞台において、キャノンデール・プロサイクリングチームが最もレベルの高いチームとして活躍すると確信している。長い歴史に基づいたイタリアの伝統と、革新的なスピリットを持つキャノンデールブランドの融合により、どんな場面でも主役を担える国際的なチームがここに誕生する。」

ロベルト・アマディオ(チームマネージャー)
「世界で最も優れたバイクに乗り続けることに、チームは興奮し、感動を覚えている。キャノンデールとのクオリ
ティの高いパートナーシップは、ブリクシアスポーツの組織全体のモチベーションを上げてくれる。2005 年のチ
ーム結成以降、我々は経験を積み、知識を蓄え、将来のニューチーム体制の土台を作ってきた。明確かつ野心的な目的と確立された体制により、チームの未来は保証されたようなもの。チームには、有能な若手と国際的なアピール力も抜群な選手たちが集っている。キャノンデールに託された信頼に、最大限の献身とプロ意識で応えたい。」

(※発表内容は世界同時発信によるものをキャノンデール・ジャパン社が日本語化したプレスリリースを配信したもの)




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