ジロ第6ステージはアップダウンの連続する厳しいステージとなった。残り34kmから独走し、本人も驚くステージ優勝を飾ったミゲルアンヘル・ルビアーノ、マリア・ローザを獲得したアドリアーノ・マローリらのコメントをお届けする。

ステージ優勝を飾ったミゲルアンヘル・ルビアーノ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)
サヴィオ監督に祝福されるミゲルアンヘル・ルビアーノ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ)サヴィオ監督に祝福されるミゲルアンヘル・ルビアーノ(コロンビア、アンドローニ・ジョカトリ) photo:Riccardo Scanferlaボクは8歳の時から自転車レースを始めたんだ。父に感謝するよ。ボゴタの貧しい地域に暮らしていたから、その頃の生活は楽ではなかったんだ。

ステージ2位に入り、ボーナスタイムを獲得したアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)ステージ2位に入り、ボーナスタイムを獲得したアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD) photo:Kei Tsujiコロンビア人がマリア・ローザを着たことはないから、それはボクのずっと昔からの夢なんだ。残念ながら今回は叶わなかったけれど、これからのステージでどうなるか見ていてほしい。正直に言うと、ボクの今日のプランは先頭グループに入ることだった。集団に捕まってしまう覚悟でアタックを掛けたんだけど、全てが上手くいったよ。


マリア・ローザを獲得したアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)
逃げ切ったアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)がマリアローザを獲得逃げ切ったアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ISD)がマリアローザを獲得 photo:Kei Tsuji昨年ボクはツール・ド・フランスでの走りが良くなくて、多くの批判を受けたんだ。だけど今日マリア・ローザを獲得したことで自信につながったよ。(追走集団での)スプリントを制し、ボーナスタイムを獲得できたことはつまり、ボクは単に純粋なタイムトライアルの選手ではないってことだね。

レーサーとしてまだ叶っていない夢がたくさんあるから、もっと自分自身進化していきたいんだ。この先何日かのステージでリーダージャージを守ることを目標にしたいと思っているよ。

今日僕が監督から受けた指示は、逃げに乗ってチームリーダーの(ミケーレ)スカルポーニを助けることだったんだ。幸運なことに指示通り逃げに乗ることができ、そして十分なタイムギャップを稼ぐことができた。そこで僕は自分のカードを切ることにしたんだ。

1分51秒遅れのメイン集団はダリル・インペイ(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)が穫る1分51秒遅れのメイン集団はダリル・インペイ(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)が穫る photo:Kei Tsujiここまでランプレチームの活躍がなかったから存在が薄くなっていたけど、僕らのチームは上手く機能しているし、ミケーレという素晴らしいリーダーもいるんだ。


メイングループのスプリントを制し、6位に入った ダリル・インペイ(南アフリカ、オリカ・グリーンエッジ)
集団スプリントを制することができてハッピーだよ。(逃げを吸収して)これがステージ優勝だったらもっと気分は良かったと思うんだけど。集団内では誰もが疲れていて、逃げを追い切ることができなかった。スタート前、ハードなステージになるとは思っていてけれど、ここまでキツいとは思わなかったんだ。


スタートを待つ別府史之(オリカ・グリーンエッジ)スタートを待つ別府史之(オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsujiチームスカイ スポーツディレクター ステフェン・デヨンフ
一日中ハードな上りが続いてとてもタフなステージだった。でも先頭グループでは(フアン・アントニオ)フレチャがリゴベルト(ウラン)とセルジオ(ルイス・エナオモントーヤ)を上手くフォローして走り切り、総合を狙うメンバーはタイムロス無くゴールできた。

今日はずっと他のチームがコントロールを担っていたし、ランプレチームがマリア・ローザを取ったことで僕らは自由に良い動きができるはずだ。明日以降は良いステージになってくるはずだ。


21分11秒遅れの136位でゴールした別府史之(オリカ・グリーンエッジ)
今日のステージは自分に合ったステージだったんだけど、スプリンターのゴスを待たなければいけなくって自分の納得いく走りは出来なかった。調子がとても良いだけに別の日にこの悔しさをぶつけたい。


text:So,Isobe
photo:Kei.TSUJI,CorVos,Riccardo Scanferla
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