台北市内で開催された第1ステージは6人の先頭集団が逃げ切り、ゴール前で先行したアンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)が優勝、西谷泰治(日本ナショナル)が4位でフィニッシュした。

台北101の前からツール・ド・台湾2012第1ステージがスタート台北101の前からツール・ド・台湾2012第1ステージがスタート photo:Sonoko.TANAKA台湾を舞台に開催されるアジアの代表的なステージレース「ツール・ド・台湾」が今年からUCIアジアツアー1クラスにランクアップした。サクソバンクやアンドローニ・ジョカトーリ、ラファ・コンドールなどの強豪チームを迎えて、3月10日より7日間の日程で開催される。総走行距離は約880km。台北から高雄まで南下するコースとなっている。

日本からはナショナルチームとして、昨年ステージ優勝を挙げた西谷泰治(愛三工業レーシング)、畑中勇介(シマノレーシング)、早川朋宏(チームNIPPO)、中尾佳祐(順天堂大学)、山本元喜(鹿屋体育大学)の5名が参加。また2010年にステージ2勝、ポイント賞を獲得ステージ優勝をめざす日本ナショナルチームステージ優勝をめざす日本ナショナルチーム photo:Sonoko.TANAKAした宮澤崇史がサクソバンクとともに台湾に戻ってきた。そして、昨年逃げ切り優勝をし、直前のランカウイでも好調さを見せた福島晋一(トレンガヌ)も参加している。

毎日、走行距離はさほど長くはないものの、島の地形らしく起伏に富んでいるのがコースの特徴になる。全日程を通じて本格的な山岳コースはないものの、山頂ゴールが多く、第3ステージでは1級、第4ステージ、第5ステージは3級、第6ステージは2級山岳ポイントがゴールに設定されている。

ツール・ド・台湾2012ステージリスト
3月10日(土)第1ステージ 台北市 52km
3月11日(日)第2ステージ 新北市 118.01km
3月12日(月)第3ステージ 桃園縣 126.29km
3月13日(火)第4ステージ 台中市 111.22km
3月14日(水)第5ステージ 彰化縣 136.05km
3月15日(木)第6ステージ 台南市 128.74km
3月16日(金)第7ステージ 高雄市 126.16km

アンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)が第1ステージを制すアンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)が第1ステージを制す photo:Sonoko.TANAKA
アンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)がステージ優勝、2位がウー・ポーフン(台湾、センター・メリダ)、3位がリース・ポロック(オーストラリア、ドラパック)アンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)がステージ優勝、2位がウー・ポーフン(台湾、センター・メリダ)、3位がリース・ポロック(オーストラリア、ドラパック) photo:Sonoko.TANAKA雨の第1ステージを制したアンソニー・ジャコーポ

第1ステージは台北のシンボルタワー「台北101」近くの台北市役所前からスタートし、同じく観光地として有名な国立音楽ホールや中正紀念堂の横で折り返す10.4kmの周回を5周回するフラットなコースで開催された。朝からシトシトと小雨が降り、会場近くの電光掲示板に表示された気温は10℃。選手たちは寒さに凍えながらスタートを迎えた。

中盤になると、宮澤崇史やリース・ポロック(オーストラリア、ドラパック)、フェン・チュンカイ(台湾、アクション)らなど6名の逃げが決まる。そして、そこに単独で西谷泰治が合流した。最終周回に入る際に先頭からアスプリント勝負に絡めず悔しさが滲む宮澤崇史(サクソバンク)スプリント勝負に絡めず悔しさが滲む宮澤崇史(サクソバンク) photo:Sonoko.TANAKAントニオ・ペッリネッロ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)が脱落したが、6人の先頭集団は後続に追いつかれることなく、ゴールへと向かう。

連続した3つのコーナーを抜け、一番手でフィニッシュに飛び込んできたのは、オーストラリアのクリテリウムチャンピオン、アンソニー・ジャコーポ(ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)。後続から2秒分ほど先行する形でのゴールだった。「3つのコーナーをすべて先頭で通過し、ゴールまでのストレートに入ったときには。充分なアドバンテージを確保できていた。勝てるとは思っていなかったが、先頭集団には強い選手が揃っていたので、力を合わせて懸命に走ることで、逃げ切ることができた」とコメントする。


4位でフィニッシュしホテルに戻る西谷泰治(日本ナショナル)4位でフィニッシュしホテルに戻る西谷泰治(日本ナショナル) photo:Sonoko.TANAKA西谷泰治が4位入賞、UCIポイントを獲得

西谷泰治は4位。アジア選手権そしてランカウイからの連戦となるが、リラックスした表情でスタートを迎えていた。「行かなきゃいけないと思い、1人でもがいて先頭集団に合流しました。最後は濡れた路面で攻めすぎてしまって、ブレーキかけ失速。前の選手たちに追いつくので必死で、前方でゴールはできませんでしたが、コンディションは良さそうです」とゴール後に笑顔を見せる。

宮澤崇史は6位でフィニッシュ。「ゴール手前のコーナーでほかの選手が近づき接触。ペダルが外れて、ゴールスプリントができなかった」と悔しさを滲ませた。

明日、第2ステージは台湾の北端にあたる新北市で開催される。途中に2級山岳を2つと3級山岳1つが含まれ、引き続き気温が低く、雨の降りやすい天候が予想されてる。



ツール・ド・台湾2012第1ステージ結果
1位 アンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)1h07'15"
2位 ウー・ポーフン(台湾、センター・メリダ) +00'02"
3位 リース・ポロック(オーストラリア、ドラパック)
4位 西谷泰治(日本ナショナル)
5位 フェン・チュンカイ(台湾、アクション)
6位 宮澤崇史(サクソバンク)
38位 早川朋宏(日本ナショナル)+00'13"
44位 山本元喜(日本ナショナル)
71位 畑中勇介(日本ナショナル)
73位 中尾圭祐(日本ナショナル)
79位 福島晋一(トレンガヌ)

個人総合成績
1位 アンソニー・ジャコーポ(オーストラリア、ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ)1h07'15"
2位 ウー・ポーフン(台湾、センター・メリダ) +00'02"
3位 リース・ポロック(オーストラリア、ドラパック)
4位 西谷泰治(日本ナショナル)
5位 フェン・チュンカイ(台湾、アクション)
6位 宮澤崇史(サクソバンク)
38位 早川朋宏(日本ナショナル)+00'13"
44位 山本元喜(日本ナショナル)
71位 畑中勇介(日本ナショナル)
73位 中尾圭祐(日本ナショナル)
79位 福島晋一(トレンガヌ)

ポイント賞
フェン・チュンカイ(台湾、アクション)

アジアンリーダー
ウー・ポーフン(台湾、センター・メリダ)

チーム総合成績
ジェネシス・ウェルスアドヴァイザーズ

photo&text:Sonoko.Tanaka
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