ツアー・ダウンアンダーを走ったチームバイクを紹介するシリーズ第5弾。最終回はオメガファーマ・クイックステップ、リクイガス・キャノンデール、UniSAオーストラリアの3チーム。UniSAオーストラリアはチャンピオンシステム所属のウィリアム・クラークのバイクをピックアップ。

オメガファーマ・クイックステップ
スペシャライズド S-WORKS VENGE
オメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGEオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGE photo:Kei Tsuji
サクソバンクとアスタナ同様、ヴェンジとSL4を乗り分けるオメガファーマ・クイックステップ。スプリンターのゲラルド・チオレックが乗るヴェンジは、ハンドル高を下げるため、インテグレーテッドトップキャップの代わりにノーマルのキャップが使用されている。コンポーネントはスラムRED、ホイールはZIPP、そして各パーツにスペシャライズド製品を使用するなど、極めてサクソバンクのバイクに近い。現在スラム社の傘下にあるQUARQのパワーメーターを使用する。

オメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGE Quarqのパワーメーターを搭載オメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGE Quarqのパワーメーターを搭載 photo:Kei Tsujiオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGE ハンドル位置を下げるためインテグレーテッド・トップキャップは通常のキャップにオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド・S-WORKS VENGE ハンドル位置を下げるためインテグレーテッド・トップキャップは通常のキャップに photo:Kei Tsuji


リクイガス・キャノンデール
キャノンデール SuperSix EVO
リクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVOリクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVO photo:Kei Tsuji
メンバー全員がキャノンデールのフラッグシップモデルであるスーパーシックスEVOに乗る。昨年からの変更はカラーリングのみ。コンポーネントはスラムRED、シートポストやハンドル周りはFSA製品で、サドルはフィジーク、ホイールはマヴィック。SRMメーター搭載のキャノンデールのホログラムSLクランクに、スラムのチェーンリングを組み合わせる。スラムREDのブレーキレバーやスピードプレイのペダルなど、リクイガス特有のグリーンが配されている。

リクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVO SRMメーター搭載のホログラムSi SLクランクリクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVO SRMメーター搭載のホログラムSi SLクランク photo:Kei Tsujiリクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVO 緑のREDリクイガス・キャノンデール キャノンデール・SuperSix EVO 緑のRED photo:Kei Tsuji


UniSAオーストラリア(チャンピオンシステム)
フジ SST 3.0
チャンピオンシステム フジ・SST 3.0チャンピオンシステム フジ・SST 3.0 photo:Kei Tsuji
実質的なオーストラリアナショナルチームであるUniSAチームの中から、第2ステージで劇的な勝利を収めたウィリアム・クラークのバイクをピックアップ。今年UCIプロコンチネンタル登録を果たしたチャンピオンシステムに所属するクラークは、チームカラーに合わせたフジのSST3.0に乗る。T字に近い三角形の断面形状を持つトップチューブを始め、曲線で構成されたフレームに、オーバルコンセプトのハンドルやステムを採用。ホイールはエドコのOSEOUS T-FCC58。

チャンピオンシステム フジ・SST 3.0 特徴的なカーブを描くチューブチャンピオンシステム フジ・SST 3.0 特徴的なカーブを描くチューブ photo:Kei Tsujiチャンピオンシステム フジ・SST 3.0 ハンドル周りはオーバルコンセプトチャンピオンシステム フジ・SST 3.0 ハンドル周りはオーバルコンセプト photo:Kei Tsuji

text&photo:Kei Tsuji in Adelaide, Australia