ジロ・デ・イタリア開催中のイタリア、チゾン・ディ・ヴァルディアーノにてマヴィックの新製品プレゼンテーションが行われ、R-SYSアルティメイトホイールが発表された。現地イタリアからそのディテールをお届けしよう。

マヴィックから発表されたR-SYSアルティメイトは、R-SYS同様にトラコンプテクノロジーによる中空カーボンスポークと背の低いカーボンリムが採用された登り専用のクライミングホイールだ。重量は前後セットで950gという驚くべき数値を達成している。

マヴィックR-SYSアルティメイトマヴィックR-SYSアルティメイト photo:mavic / cyclowired.jp

選手たちからの強い要望に応えて誕生したR-SYSアルティメイトは、リクイガスやサイレンス・ロット、アージェードゥーゼルが開発テストに参加。ジロではリクイガス、サイレンス・ロット、アージェードゥーゼルの3チームに2組づつ(合計6組)が供給されているという。

マヴィックが「信頼感ある軽量で高剛性のホイール。史上最高のクライミングホイール」と謳う、上りでアタックを決めるための最終ウェポンは、今シーズンからプロトタイプが実戦投入され、ジロ・デル・トレンティーノでその性能が実証された。すでにUCIのクラッシュテストをクリアし、認可を受けている。このジロで初めて公式に使用が開始される。

マヴィックR-SYSアルティメイト スペックデータ


・250gのチューブラーリム、リム高22mm
・100%カーボンスポーク、フロント16、リア20
・モノブロックフルカーボン構造
・フロント410g、リア540g

テストライドを行ってのショートインプレッションは後日追加レポートする。

text:Makoto.AYANO & Kei.TSUJI

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