3月19日(土)にイタリアで開催されるミラノ〜サンレモ(UCIワールドツアー)に、全日本チャンピオンの宮澤崇史(ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ)が出場することが決まった。また、宮澤の提案により、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災者への寄付を目的としたオークションが開催中だ。

アタックを仕掛ける宮澤崇史(ファルネーゼヴィーニ・ネーリ)アタックを仕掛ける宮澤崇史(ファルネーゼヴィーニ・ネーリ) photo:Lin Chien Hung今年で開催102回目を迎えるミラノ〜サンレモに、全日本チャンピオンが出場する。宮澤は、イタリアのファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリの一員として「ラ・プリマヴェーラ(春)」「クラッシチッシマ(クラシックの最上級)」と呼ばれる298kmの伝統レースに挑む。

宮澤は自身のブログで「自分に出来る全ての気持ちをペダルに乗せて走ってきます。被災地の人達に見てもらう事は出来なかったとしても、気持ちを届けたいと思います」と綴っている。また、東日本大震災の影響で日本のレースが相次いでキャンセルされている現状を踏まえて「サイクルスポーツ関係者のみなさん、こんな時こそレース活動して下さい。黙っていては前に進まない!」とも。

レース出場と同時に、東日本大震災の被災者救済のためのチャリティオークションが開催されている。提案者宮澤の全日本チャンピオンジャージを始め、ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レオパード・トレック)、フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)、トル・フースホフト(ノルウェー、ガーミン・サーヴェロ)、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)らのジャージがオークションにかけられ、その売上金が被災者の救済に充てられるというもの。

入札状況はALL1SPORTのオークションページにて確認できる。

text:Kei Tsuji

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