心拍計のポラールとペダルのルックが、出力とケイデンスを計測可能なペダルシステム「ポラール・ルック・ケオ・パワーシステム」を共同開発した。

ポラール・ルック・ケオ・パワーシステムポラール・ルック・ケオ・パワーシステム photo:Takashi.Kayaba

KEOペダルとポラールCS500&600をベースに発表された新システムは、ポラールP5パワートランスミッターとルック・パワーペダルを組み合わせることにより実現するもので、どんなクランクにも取り付け可能。、取り外しも簡単だという。

シャフト内に歪みゲージを内蔵したKEOペダルにより、心拍数、ケイデンス、出力ワット数、左右ペダリングバランスなどが解析できる。
左右のペダル出力を独立して計測することが可能なため、両脚の出力のバランスを分析することができる。左右均等な出力のペダリングを意識することでペダリング技術の向上に取り組むことができる。

ケオパワーのセンサー部 どんなクランクにも取り付け可能だケオパワーのセンサー部 どんなクランクにも取り付け可能だ © Polar Electro 2010
KeoPower axle ペダル軸に歪みケージを内蔵するKeoPower axle ペダル軸に歪みケージを内蔵する © Polar Electro 2010ポラール・ルック・ケオ・パワーシステムの概要イラストポラール・ルック・ケオ・パワーシステムの概要イラスト © Polar Electro 2010



LOOKのパワーメーターペダルの開発は9年前に着手されたが、ルックに電子製品のノウハウがなかたために一度は頓挫。しかしポラールと手を組むことで製品化が可能になった。商品化に向けては4年の歳月が費やされたという。

カーボンボディ+ステンレス軸のKEOペダルがベースとなり、両ペダルとトランスミッターで総重量は448g。バッテリー駆動時間は400時間。当然防水に気が配られている。既存のポラールCS600X、CS500と互換性があり、どんなクランクセットにも取り付けることが可能だということだ。ANT+企画の採用は見送られている。製品が市場に出るのは2011年春頃になりそうだ。
なお製品紹介の動画は以下のポラールオフィシャルサイト内(外部リンク)にある。




photo&report:takashi.Kayaba
edit:Makoto.AYANO